今日の横浜北部は昼すぎからスッキリ晴れました。快晴でしたね! さて、昨日の話の続きを。 では「本物の戦略論の本」にはどういうことが書いてあるのでしょう? たとえばその「本物の戦略本」であるクラウゼヴィッツの『戦争論』ですが、最も有名な概念として「摩擦」というものが出てきます。 ではこの「摩擦」とは何かというと、ごく簡単にいえば「戦争や戦略を計画通りには行かせてくれないさまざまな要素」のことです。 いいかえれば、クラウゼヴィッツはこの概念を説明することによって「戦争や戦略なんつーものは計画通りに行かんのよ!」と言いたいわけですな。 もちろん「こんなものは当たり前じゃんか!」と皆さんは思いがちですが、実際に個人生活の上で何かを実行しようとすると、やっぱり「摩擦」が発生して、完全に自分が思った通りにものごとは進みません。 個人の生活のレベルでそうなんですから、それが国家が威信をかけて集団で戦う戦
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