印刷 メール 終末論は終わらない 東京・日本科学未来館で展覧会 光る三角錐(すい)に質問が浮かぶ「世界の終わりのものがたり」展=東京・お台場 日本科学未来館のカフェで食べられる「世界の終わりのスイーツ」。鎧塚俊彦氏が、大地から新たな生命が誕生する様子をイメージした。土、日、祝日のみで1日限定50個 「世界の終わりのものがたり」という展覧会が、東京・お台場の日本科学未来館で開かれている(来月11日まで、火曜休み)。ものごとの終わりを意識させ、あやしく人を引き付けてきた終末論に、先端科学技術の博物館で出あうとは。震災をはさみ、終末をめぐる文化の風景は変わりつつある。 ■現実を前に失った力―震災 「終わり」展の見どころは73も掲げられた質問だ。 「世界の終わりを想像したことがありますか?」 「危機がせまっていることを知ったら、残された時間でなにをしますか?」 重い問いの合間に、新しい科学が紹介さ