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社会と本に関するatenahのブックマーク (6)

  • 『なめらかな社会とその敵』生命の起源から、300年後の未来を構想する - HONZ

    夢を語ればその動機を問われ、信念を論ずればその根拠を訊ねられる。病があれば病因を探りはじめ、事故があれば責任の所在が追及される。とかくに人の世は、結果と原因の究明に忙しい。 しかし世界は、原因と結果の連なりに回収できるほど単純にはできていない。いかにもはっきりとした原因と結果の連鎖も、それは辿っていくうちに、複雑に絡みあう世界のネットワークの中に消散してしまい「起源への遡行」は未遂に終わる。そうしてあらためて世界が、互いに支え合う無数のものたちが縁起する、大きな網だったのだと気付く。 想像してみてほしい。ここに網がある。その網をつぶさに眺めていても、そこには始点も終点も見出せない。ところが、この網を一部ちぎりとってみると、ちぎられた網は、何ヶ所かで枝分かれをした、樹(ツリー)の構造になる。そこではじめて始点と終点を、原因と結果を、過去と未来とを語ることができるようになる。 原因と結果、ある

    『なめらかな社会とその敵』生命の起源から、300年後の未来を構想する - HONZ
  • 考えるための書評集

    ヤスパースと仏教 湯田 豊 はしがきに書かれているように、著者はヤスパースの仏教観を徹底的に、荒廃的に批判したといっている。こてんぱんに批判されすぎて、もうまともに理解しようとする気が失せるほど容赦がない。愛情やリスペクトがあまりにも欠落している。 著者はヤスパースはトインビー同様、一流の思想家ではないと断ずる。一流の思想家は生き方が正直で、ひたむきに生きることだといい、そのような思想家にゲーテ、ニーチェ、フロイトをあげている。 著者は若いころにヤスパース、ハイデガー、サルトルの実存哲学にはまり、マックス・ミュラーによってインド哲学に深く傾倒するようになったといっている。その後、インド哲学の著作を多く書き、ヤスパースやニーチェの仏教観を分析したなどを出している。 ヤスパースは『偉大な哲学者たち』の中で仏陀とナーガルジュナの思想をとりあげている。著者の湯田豊はリポートしているだけであり、な

  • 西田『新しい刑務所のかたち』:PFIを口実にした刑務所自体の改革 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    新しい刑務所のかたち -未来を切り拓くPFI刑務所の挑戦- (ShoPro Books) 作者: 西田博出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2012/06/28メディア: 単行購入: 4人 クリック: 113回この商品を含むブログ (1件) を見る 十年以上前、書のテーマとなる、公共施設の整備運営を民間に任せるプライベート・ファイナンス・イニシアチブ(PFI)制度の海外事例を調べたことがある。単なる民間事業委託ではない。事業の自由度を高め、民間の創意工夫の活用で、低コスト高サービスの提供がPFIの真骨頂だ。前例主義や形式主義、事なかれ主義のお役所がそうした自由度を容認するかが課題の一つとなる。 そうした自由度の最もなさそうな刑務所に、この仕組みが導入されたというのには驚いた。 だがそれは、嬉しい驚きではあった。著者はこのPFI制度の導入を機会に、刑務所自体の大幅な改

    西田『新しい刑務所のかたち』:PFIを口実にした刑務所自体の改革 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 昭和ちびっこ未来画報☆ヾ(≧∇≦*)

    昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜! 前回のブログで、こんな昔のポストカードの画像をupしました。 実はこれと同じ写真が載っているを、見つけたのです。 ね♪ でも、これが掲載されてたのは、大阪万博関係のとか写真集というワケではないんですヨ♪(*^-^)b 「昭和ちびっこ未来画報」という。 どういうかと言いますと、1950年代から70年代の間に子供向けのなどに掲載された「21世紀のミライ予想図」が収録されているなのです。 昔って雑誌とかでよく、21世紀の人類が迎える運命や、未来の暮らしを予想/予言した記事が特集されていたりしましたよネ 1999年で人類は滅亡する、というノストラダムスの大予言を半ば気で信じたりした時期もあったけど(笑)、大阪万博って、いわば昭和の時代に描かれていた普段の生

    昭和ちびっこ未来画報☆ヾ(≧∇≦*)
  • 「彼ら」の言い分 - 書評 - リアル公務員 : 404 Blog Not Found

    2011年01月12日18:30 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 「彼ら」の言い分 - 書評 - リアル公務員 英治出版杉崎様より献御礼。 リアル公務員 町田智弥文/ かたぎりもとこ画 君たちの言い分はわかった。 でも、これじゃ駄目だろ? 書「リアル公務員」は、タイトルどおりリアルに公務員な著者による公務員の実情に、かたぎりもとこが絵を付けたエッセイ。 はじめに 「いや、私だってね…」 「そうは言うけどさ…」 話し始めるときに、必ず否定から入る人。 その人が公務員である確率はとても高いでしょう。 何か言われると、つい否定してしまう。 何も言われなくても、「いや、でもね」と否定形から話してしまう。 オビより なんで、ちっとも伝わらないんだろう? それを伝えるという点において、書は今までで最も上手に伝えた一冊であると思う。公務員と何らかの接点がある人は、それだけで書は買いであ

    「彼ら」の言い分 - 書評 - リアル公務員 : 404 Blog Not Found
  • 博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? - 発声練習

    博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? 科学・技術行政に興味がある方、大学院生のお子さんを持つ親御さんたち、大学院生のみなさんは必読。 榎木英介さんが書かれたTwitterで@enodonという名前で日々、科学技術ニュースを流してくださったり、メルマガを発行されていたり、サイエンス・サポート・アソシエーション(SSA)を運営されていたりして、社会のための科学・技術が成立するように日々活動されている。私は、「博士ネットワーク・ミーティング@つくば」、第2回 博士ネットワーク・ミーティング@つくば、ノーベル賞受賞者じゃない研究者の緊急討論会で面識を得た。 話し戻って、このは一章で今の日社会において博士号および博士課程はどのようにみられているのか、二章で博士号取得者が大量に輩出されるようになった背景、三章で博士号取得者への典型的批判(このようなやつ)への反論、四章で博士号取得者を社会

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