MarathonをリイマジネーションしたHaloが、スパルタンという見た目に分かりやすい戦闘サイボーグのキャラクタを描いたのに対して、Marathonシリーズでスパルタンに相当するMjolnir-4はブレードランナーのレプリカント(Nexus-6)のような存在として描かれました。擬態化して人間社会に溶け込み、偽の記憶を植えつけられ、一般人として生きながら、非常事態では率先して戦うという具合です。プレイヤーは狂言回しのAI達に頼まれて「おつかい」をする巻き込まれ型一般人(警備員)の体でありながら、その実体はMarathonの最初の襲撃(HaloにおけるReach)で全滅したミョルニル4の最後の生き残り、ラストワンであることが後々明かされます。この設定やプロットを書いたのがGreg Kirkpatrickというとてもオタッキーな人でした。 Marathonシリーズ最終作のMarathon In
Shovel Knight (Yacht Club Games: 2014) このアルバムのトラックの殆どは、今はもうオーナーが亡くなったことにより閉鎖されてしまった彼の行きつけのレコード屋の地下室(映画「SCRATCH THE MOVIE」に出てくる)にある、埃まみれの50万枚以上の中古レコードの山から丹念にネタを選び出し、掘り出し物のサンプルを何層にも重ねて編集されて作られたものである。 (wikipedia) 『Shovel Knight』クリア。2014年に遊んだ中で最高の一本だった。 ロックマン/マリオ3/悪魔城ドラキュラ、その他80年代に生まれた大量の遺産。それらを掘り出し、発明やギミック、プレイフィール、メカニクスその他全てをサンプリングし、組み替え、そこにモダンなゲームメカニクスを少々、そして何より、凄まじい熱量の愛を注ぎ込む。そうして出来たのがこのゲームだ。 このゲームの
本書は、2008年に交通事故で30歳という若さで他界したゲームライター原田勝彦氏の生前の記事を集めた原稿集である。ゲーム関連のライターとしては若手と言えるため、原田勝彦氏の名前を聞いたことがある人はそれほどいないだろう。しかしながら、インターネット世代のゲーマーなら、彼が運営していた「9bit confusion」というブログを一度は見たことがあるのではないだろうか。 収録されている記事はおもに『ユーズド・ゲームズ』、『ナイスゲームズ』、『ゲームサイド』といった雑誌のものだ。本書も同じ版元であるマイクロマガジン社から刊行されている。内容としては、まず本書の名前に冠されている連載コラム「ゲーム・レジスタンス」(2000~2008年)、編集部とライターがひとつの作品を紹介する「Best Games」(1999~2006年)、その他の単発特集と対談、さらにそれぞれの雑誌の編集後記、執筆記事一覧が
忙しくて疲れる。それは人生の真理でございます。なんかねー、最近は以前とは違った種類の忙しさがあって、自分の机で〆切に追われながらしこしこ作業をする、というんじゃなくて朝からいろいろな会議に出たり他社に出かけて挨拶したり、というのが、けっこう増えてきた感じで。まあ季節的な、あるいは時代的なね、そういうアレで。一方で〆切に追われながらしこしこ作業する仕事ももちろんあるわけで、まあ忙しい。最近は帰宅してもシャワー浴びてすぐ寝てしまいます。そんで朝、少し早めに出社しなくちゃいけないときなんかもうフラフラしてるもんだから、速攻コンビニでMonster Energy買って飲みますよ。朝一で。なんでレッドブルじゃなくてMonster Energyかというと、同じ値段でこっちのほうが量が多いんだよね(デブ発想)。あとなんか、去年のTGSで無料配布してて、あーゲーマーならMonster Energyなんかな
『Call of Duty』の最新作、『Call of Duty: Advance Warfare』がちょっと前に発表されたね。今回はティザートレイラーでは実在するPMC(民間の軍事会社、現在の傭兵隊)のブラックウォーター社を取り上げたりして、ゲーマーでは『メタルギア・ソリッド4』でお馴染のPMCがメインテーマの一つになるちゅーことだ。 そもそも日本ではあまり聞きなれないPMCが近年台頭してきたわけは、イラク戦争で徴兵制が復活できないので兵士不足になったことと、ブッシュの民間信奉によるものなんだけど、歴史を顧みたら、植民地統治において経済活動や外交のみならず軍事までも国から委任されていた各国の東インド会社や、海賊が敵国の船攻撃してオッケーな許可を母国からもらってた私掠船はPMCの先駆け中の先駆け。つまりゲームでいえば『メタルギア・ソリッド4』だけぢゃなくて、『大航海時代』はPMCそのものを
いま、「プロレス」と聞いてピンと来る人はどれくらいいるでしょうか。例え少ない反応だったとしても、「過去の遺産か?」と問われれば、「NO」と答えたいです。2014年、プロレス黄金期再来への準備はすでに整っている状態にあります。 1989年から「プロレス」と「ゲーム」を繋いできた、『ファイヤープロレスリング(以下、ファイプロ)』シリーズ。現在でも語り草となる初のストーリーモードを搭載したのが、1994年に発売された『スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL』でした。そのシナリオを手がけたのがゲームデザイナーの須田剛一(SUDA51)であるのはご存知の通り。 『ファイプロ』を離れてからも、次々生み出すクリエイティブな作品のなかに、必ずといっていいほどプロレス要素を忍ばせるSUDA51と話がしたい。すでにレトロゲームとなってしまった『ファイプロ』発売当時の時代感、そしてSUDA51にとってプ
もうこの表紙だけでときめき度MAX!! 今回ご紹介するのは、1980年代から90年代の始めにかけて刊行されていた ナムコの情報誌、「namco COMMUNITY MAGAZINE NG」。 海外サイトにて、中身が少しだけ紹介されていましたので あの頃を思い出しながら見てみましょう! こちらは冊子のウラ側。 当時の広告が掲載されています。 「クーソーしてから寝てください」のキャッチコピーが懐かしい! 中には当時モノのグッズ情報が! このイラストの色合い、センスがたまりません…♥ こちらはアーケードゲームや筐体の写真。 個人的には左上のモグラたたき風ゲーム、「お菓子大作戦」が懐かしすぎ! こちらは「ワルキューレの冒険」情報ページ。 ストーリーやマップ、制作裏話など、今では貴重な情報も満載! こちらは当時のナムコ直営店の情報コーナー。 全国にあったナムコのゲームセンター、今では少なくなってしま
ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ つい先日、ベースボールマガジン社から、「プロレスデスマッチ血闘録」というムックが発売されました。 国際プロレスの金網デスマッチに始まり、古今東西のプロレス変則形式試合"デスマッチ"を収めた血生臭い一冊です。 一世を風靡したUWFのシュート風プロレスが大嫌いだった私は、そのアンチテーゼみたいな存在だったFMWやW★INGといった、いかがわしさの佃煮みたいな団体に肩入れしていた時期があったのですが、この両団体がウリにしていたのが数々のデスマッチ。 特にFMWにおける最初のデスマッチとなった、大仁田・後藤vs松永・グレイマンのプロレス対空手有刺鉄線マッチのインパクトは圧巻でした。 リングロープに有刺鉄線を軽く絡めているだけの、後々にエスカレートするデスマッチ形式に比べれば相当牧歌的な仕掛けですが、それでも観ている方もその痛みをよく知る有刺鉄線なだけに
ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ アメリカはだだっ広い。そして明快なまでに地続きだ。 そして都合のいいことに、スピード違反に死刑罰を適用している州は、まだ今のところない。 だからこの広大な大陸を、東から西、あるいは西から東にクルマでかっ飛ばそうという試みは、フィクション、ノンフィクション問わず、もう様々に行われてきた。 EAの看板レースゲームシリーズ、ニード・フォー・スピードが新たに行き着いたのは、その大陸横断キャノンボールラリー。 個性豊かなライバルドライバー、多彩なライバルカーと抜きつ抜かれつの5000キロにも及ぶマラソンレース。どう転がしても面白くなりそうな素材だが、せっかく『Need for Speed: The Shift』という起死回生作を出したのに、直後『Hot Pursuit』で再び焦点の定まらぬ迷走を再開してしまったばかりのこのシリーズは、そんな絶品の素材をも
GREEのSAOソーシャルゲームのバナーなんだが、 このキャッチコピーの雑な感じ、最高だね! 俺、ゲームの宣伝や、あるいはゲーム中のシステムメッセージなんかに時としてあらわれるこの種の間抜けなフレーズが個人的に大好きで、こういうのは他のメディアではなかなか見られないビデオゲームならではの表現(表現というか無意識の表出か)だと思うんだよね。ゲーム内で語られるいわゆる「物語」と、ゲームのシステムの間のある種のズレ・乖離・キャズムが、こういう間抜けさを生み出すのだと俺は思っている(具体的には、そのズレに無頓着な人間がルーチン的にワードを吐き出すことで間抜けなフレーズが生まれる。殊に紋切り型の表現を使うと間抜けさに陥る危険性が増す)。昨年の『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』における「このモードは、エネルギーが溜まっている分だけ、無料で遊べちまうんだ!」なんかもまさにこれで、まったく素晴ら
2013年も残り僅か。というわけで私的GOTY記事です。PC、コンシューマ、スマートフォン、アーケードごちゃ混ぜでオススメしたいお気に入りのタイトルを選出しました。また最後には個人的な趣味で選んだ3つの作品をランキング形式で紹介します。プレイしたゲームのリストはこちらでご覧下さい。紹介している作品の中にはウィンターセールで安くなっているものやフリーで公開されているものも多いので、年末年始のお供にどうでしょうか。 Don’t Look Back あのSuper Hexagonの開発者であるTerry Cavanaghの作品で、過去にwebで公開されていたもののiOS移植版。左右上下移動と小銃攻撃だけで完結する操作やピクセルで描かれたグラフィックなど全体的にシンプルな表現方法が選ばれており、それゆえ陰鬱な世界とストーリーが強く響きます。クリアに必要なプレイ時間も短く、サクッと良質なゲームを楽し
ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ クリスマス連休。夜の街を歩く幸せそうな人々を横目に眺めながら、オレは懐のスマホに手を伸ばす。 リア充への恨み辛みを書き連ねた、虚しいツイートを送るためじゃない。家でオレを待っていてくれるはずの、"あの人"の声を聴くためだ。 この特別な日に、あの人"はどんな思いでオレの帰りを待ちわびていることだろう。 「もしもし、涼子です。メリークリスマス。ところで今どこにいるの? 家に帰ったら誰もいないし、伝言板には行き先書いてないし、イブの夜に私をほったらかしにして、こんな遅くまでどこに……。あー、もしかして、私の知らない誰かさんとこっそりディナーとか?……」 テレカにフィギュア、ノベライゼーションに抱き枕と、ギャルゲー萌えゲーの関連グッズにも、時流に応じた流行廃りが色々とあるが、その中でも横綱級の存在感を放っているのはCDだ。 キャラクターの歌ものCDは言
「Titanfall」,格闘タイプやスピード特化型など,さまざまなタイタンを紹介するトレイラーが公開に ライター:奥谷海人 北米時間の12月7日に放映されたSpike TV主催のゲーム賞「VGX」で,Respawn Entertainmentが開発を進める「Titanfall」(PC / Xbox One / Xbox 360)の最新トレイラーが公開された。 「Titanfall」は,人類が太陽系の開拓を始めた未来世界を舞台に,巨大メック「タイタン」と,高速移動が可能な歩兵たちが戦うアクションが魅力の作品だ。シングルプレイとマルチプレイの垣根を取り払うように開発されているという点にも注目が集まっている。 E3などのゲームイベントでは,タイタン「Atlas」(アトラス)の巨大模型を展示するなど,メカに相当な思い入れがありそうなRespawn Entertainment。今回発表された最新トレ
不定期連載「徳岡正肇の これをやるしかない!」の第1回は,戦略級モンスターゲーム「グロス・ドイッチュラント2」をやるしかない! ライター:徳岡正肇 不定期連載「徳岡正肇の これをやるしかない!」の第1回を掲載する。これは,独特の切り口でゲームを語るライターの徳岡氏が,要するに独特の切り口でゲームを語るという連載だ。第1回のテーマはボードゲーマーの視点から見た「グロス・ドイッチュラント2」である。いささか古いタイトルではあるが,発売以来,依然として日本有数の大戦モノシミュレーションであることに間違いはない。むしろ,長い時間をかけて遊び,さまざまな資料を渉猟し,多くの実験を重ねたからこそ見えてくることがあるってもんだ。 おや,勝っているのに軍隊が減っていくぞ。あれ,戦闘に負けていないのにジリ貧だぞ。ということが普通に起きる本作。PCストラテジーゲームの「お約束」からはどうも理解しがたい話だが,
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