誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか？―関連ー㈤脚気 脚気は特殊な細菌による伝染病である説の流布: 畑のたより、書庫1887明治一〇年の西南戦役での脚気の流行は、強兵をはかり大陸進出をめざす軍首脳および政府首脳に、国内戦でこの有様では大陸進出の際が思いやられると､脚気対策の重要性を強く認識させた。明治１１年に官立脚気病院の設立など研究を進めた。脚気病院は、漢方，洋方両者の名医に脚気の治療を試させてる。「漢洋脚気相撲」と称して注目された。 ｐ020 明治のはじめ欧米からきた西洋人医師も、脚気に注目した。西洋には脚気はなく西洋人医師は､来日後はじめて脚気患者を目にし、驚さかつ困惑した。脚気のついての医学知識がゼロであったから、脚気の勉強を始めたが、彼らは長らく脚気患者を診てきた漢方医学の脚気医書を参考にした。
