▲JRA審判部、スターターの長島隆樹氏大勢いるJRA職員の中でたった13名という、選ばれし存在の発走委員。代大勢いるJRA職員の中でたった13名という、選ばれし存在の発走委員。代わりのいない専門職であり、「事故のない安全で公正なゲート」を常に守るために日々努力をしています。競馬でスターターが赤い旗を振るシーンが印象的ではありますが、「発走委員の業務は平日こそ大事だ」と言います。実は、そこにこそ「ローブティサージュのムチ問題」の最大の理由がありました。 (ゲスト:JRA審判部 長島隆樹氏、取材:赤見千尋) (前回のつづき) 安全なスタートは複数の目で 赤見 今の発走委員は、どういう方がなっていらっしゃるのですか? 長島 馬について詳しい人間ですね。大学の馬術部出身者や競馬学校の元教官、あとは獣医師の資格を持った者です。いずれにしても馬をしっかり理解していること。そうでないとできない部分があり