低線量被曝による健康への影響は「良く分からない」と言われますが、その意味は「何が起こるかさっぱりわからん」ではなくて「影響が小さくてはっきり影響が見えない」という意味です。そのツイをしたときの皆さんからのレスポンスが興味深かったのでまとめておきます。 特にhindu_kush420さんには長々とお付き合いいただきました。意見が交わせたことに感謝いたします。
![低線量被曝の影響ってどうして良く分からないのか?に関する対話](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/57ea33d82e428219b95bbdd193ecaa468bce670b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2F856dbba1ee9158df4cd23b84a188102a-1200x630.png)
月末に福島を訪問しようと思っている。 この話をすると 「え?」 という反応が返ってくる。 「大丈夫なの?」 大丈夫に決まっている。福島の人たちは毎日そこで暮らしている。外から出かける人間が、2日か3日現地の空気を吸って土地の食べ物を食べたからといって何が危険だというのだ? もちろん、「大丈夫なのか」と尋ねた知人も、本気であぶないと思ってそう言ったのではない。「福島」という言葉を聞いて、反射的にそういう反応をしてしまったというだけのことだ。 この反応はわりあいに一般的だ。というよりもむしろ、ほとんどの人は、ちょっと驚いた態度を示すことになっている。 「えっ、フクシマ?」 「フクシマ? ヤバくないのか?」 「取材だよな?」 「どうしてよりによってフクシマに?」 「おお、チャレンジャーだな」 悪気があるわけではない。差別しているのでもない。ただ、現状の日本では、会話の中に出てくる「フクシマ」とい
Kazuhiko Kume @ Nagoya City University メモや意見をあれこれと・・・ (コメント、TB歓迎です。反映までは、しばらくお待ちください) 最近、「自分たちは子どもを産めますか?」という質問を、福島の若い人から尋ねられたらという話題がTwitterで流れ、こんなやり取りがありました。 大阪大学の菊池誠先生 https://twitter.com/#!/kikumaco/status/177411750369558528 「わたしたちは子どもを産めますか」と福島の高校生に聞かれたら、 心配ないと答えるのは大人としてのつとめでしょう。 「そんな心配をさせる原発が悪い」とか言ってる暇があるなら、 まずは子どもを絶望から救え。原発非難はそのあとだ これに対して、群馬大学の早川由紀夫先生 https://twitter.com/#!/HayakawaYukio/sta
未曾有の被害を出した東日本大震災から2012年3月11日で1年となる。この間、日本では、政府のトップである首相が交代した。一方で、福島第1原発の事故処理や被災地の復興などは遅々として進まず、問題が山積したままだ。 震災が起こった2011年3月11日の翌日、当時の菅直人首相はヘリコプターに乗って上空から被災地を視察した。「首相が現地を見なければ、あんなに早い自衛隊の10万人出動はなかったかもしれない」。菅首相の視察に付き添い、その模様を映像に収めた内閣審議官の下村健一氏はこう回想する。 下村氏は、大学時代に「市民メディア」を志し、都市型ケーブルテレビ「町田市民テレビ」のスタッフとして開設準備に携わった。また、TBS時代には、松本サリン事件の報道などで活躍し、退社後、市民メディア・アドバイザーとして活動。2010年10月、菅首相の政治任用で、広報を担当する2年契約の内閣審議官として内閣広報室に
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反原発運動の なかでの「優生思想」の問題が、以前から指摘されてきました。たとえば、2011年2月には つぎのような記事が問題になりました。 上関原発、強行工事!! - ゆいわのきほくのわ この記事には、たとえば つぎのような文章があります。 日本の原発は、たくさん放射能が漏れています。ごまかして隠してますが、原発地帯の子供達は奇形児や白血病が多いのです。 みなさんの子どもが、原発地域で育った女の子と結婚したいと言ったらどうしますか? 年頃の女の子は、奇形児を産む可能性が高いから結婚できないのです。 このひとは、結婚差別を 批判することなく、むしろ利用し、そして「奇形」を さけるべきものと規定しています。上関(かみのせき)に原発をつくるなと主張するために、このような論理は必要なのでしょうか。むしろ、反原発運動に差別を とりこむことによって、運動を 分断することになるのでは ないでしょうか。
(車両のサーベイを受けている。サーベイに当っているのは、中国電力から応援にきた放射線管理員。Jヴィレッジ・除染場) 反貧困の社会運動に長年とり組んできた大西さん(仮名)が、現在、福島第一原発と第二原発の事故収束作業に従事している。 その大西さんから、昨年末から今年2月にかけて、お話を聞いた。 〔インタビューはいわき市内。掲載に当たって、特定を避けるための配慮をした。〕 お話が多岐にわたる中で、編集上、4つの章に整理した。 【Ⅰ】【Ⅱ】【Ⅲ】では、高線量を浴びる現場で、放射線管理員として作業に携わっている状況の報告。被ばく労働、雇用や就労、地域との関係などの実態が語られている。 【Ⅳ】では、原発労働者の立場から、反原発・脱原発の運動の現状にたいして、鋭角的な問題提起が行われている。 事故収束作業に従事する労働者へのインタビューや、ライター自身が中に入るという形で書かれたルポはある。しかし、原
Togetter:放射能ノイローゼになったお母さんの小さな疑問を読んで、本筋の主張「いろいろな情報源を見ましょう」というのは依存異存がなく、むしろ素晴らしいことだと思う。 けど、どう定義しようと「放射脳」という言葉はどうも嫌だ。 ここで言う「放射脳」とは放射能ノイローゼのこと 「脱脳」とは、危険デマへの指摘等、様々な情報を得ることで、放射能ノイローゼが治ること (Togetter:放射能ノイローゼになったお母さんの小さな疑問より) 「エア御用」と同等の悪口として「放射脳」と言っているうちはまだ「バカ!」「お前の方がバカ!」とか「デブ」「なんだ、このガリ」というレベルだったのだけど、「お前は私の理解の外にある」を意味するレッテルとして強くなりすぎているように感じる。ちょっとでも対話や手助けを思う人は「放射脳」という言葉はいかなる意味においても使わない方が良いと思う。 怒りを覚えるのは正当であ
私が気に入っているジョーク レストランにて。 ある客(客)「ちょっと。ウェイター。スープに何か浮いているのだが。」 ウェイター(ウェ)「クルトンではないですか?」 客「黒いのだけどね。」 ウェ「ゴマじゃないですか」 客「何か突き出しているけど」 ウェ「カラス麦かもしれませんね」 客「動いているように見えるんだがね」 ウェ「…ハエだったら何だって云うんです」 客「スープを波立たせないように云ってくれないか」 ラーメン屋にて。 客「ちょっと待て。」 店員「?何ですか。」 客「アンタ、今ラーメンに指突っ込んで運んできたでしょ?」 店員「突っ込んでませんよ。絶対に。」 客「そう云いながら指を拭こうとするな。隠すなコラ。」 店員「…指を突っ込んだからどうだっていうんですか?」 客「とにかく、ラーメン取り替えてくださいよ。」 店員「いえ、ギリギリセーフだから大丈夫です。」 客「?何いってんの?」 店員
今週は南相馬でロケを続けているが、 取材に訪れたお宅で一本のビデオを見せられた。 一昨日に放送された「報道ステーション」である。 トップニュースで、 南相馬市で高濃度の放射能汚染が発見されたと伝えている。 全体が「誤報」とまでは云わないが、 (一部に事実の取り違え、ないしは不正確な表現がある) センセーショナルに不安を煽る内容に、 同業者として激しい怒りを禁じえなかった。 番組は古館伊知郎の思わせぶりな問いかけから始まる。 路上にこびりついた黒いシミのようなものを写真で示して、 「福島で避難している方からメールをいただきました。 みなさんはこの黒い物質をなんだと思われるでしょうか」 というのがイントロである。 (記憶で書いているので、一言一句そのままではない。) 南相馬市で局地的に高い放射線が検出された、 原因は路上にある「黒い物質」だとのレポートが続く。 地元の市議が登場して、 路上にで
◇食品中の放射性物質 消費者の「安心感」優先の新基準値…費用対効果の検証なく福島の復興の道閉ざす? 食品中の放射性物質の新しい基準値を4月から施行しようと国は動いている。消費者団体やマスメディアは歓迎ムード。これで食品がより安全になる、と受け止めているようだ。だが、実態は異なる。厚生労働省自らが、リスクを低減する効果は非常に小さいと認めている。新基準値は、安全策というよりも、消費者を安心させるための施策だ。安心の弊害が非常に大きくなる懸念が出て来た。 昨年3月から運用されて来た暫定規制値は、放射性セシウムの場合、飲料水や牛乳・乳製品が1キロ当たり200ベクレル、そのほかの食品が同500ベクレルである。それが新基準値案では多くの食品が同100ベクレルとなる。数値が下がるのだからリスクも下がると見られがちだが、実際にはリスクの下げ幅は非常に小さい。 厚労省の推計では、暫定規制値を継続した場合の
Flying Zebra @f_zebra 電事連が既存の原子力発電所にフィルター付きベント装置を追加すると発表したそうです。1年前までは原発の設備について関係者以外の人が興味を持つことなんてありませんでしたが、今はこういった細かいことまでニュースになるんですね。 2012-02-08 12:32:22 Flying Zebra @f_zebra 原子力発電のリスク管理について少しつぶやきましょうか。その前に、リスクの一般的な話をおさらいしておきます。リスクとは、被害の大きさである「ハザード」にそれが起こる「確率」を掛けたものです。ハザードや確率について、我々が実感を持って理解できる幅は実はそれほど広くありません。 2012-02-08 12:36:44
なるほど、浜岡原発の全面停止は中部圏の生産や雇用にマイナスの影響を与えるだろう。脱原発の世論に弾みをつけ、他の原発に波及するに違いない。だが、それはとんでもない暴走だろうか。「何がなんでも電力消費」の本末転倒こそ暴走というべきではないか。 いま、福島では、原発周辺の10万人近くが住み慣れた土地を追われ、職を失い、途方に暮れている。残った人々も放射性物質による空気と水と土壌の汚染におびえ、農作物も魚も肉も売れない。風評被害は近県どころか全国に及び、しかもなお、原発は制御不能だ。 なるほど、福島とチェルノブイリは違う。チェルノブイリは核分裂進行中の事故だが、福島は核分裂の停止後だ。核燃料の余熱の冷却ができないケースである。だが、この余熱がクセものだった。たかが余熱のはずがこの騒ぎだ。 電気が通い、冷却さえできれば大丈夫と東京電力は言う。福島原発震災の最大の教訓は冷却電源の喪失だというのが、原子
本日、玄海原発プルサーマル化前のシンポジウムの動画をまとめた記事「小出裕章(京大)と大橋弘忠(東大御用学者)のプルトニウム論戦動画まとめ」を書きました。その動画の中で、小出氏があまりにわかりやすくプルサーマル発電事情を説明していたので、その箇所だけ文字に起こしました。図解やグラフをふんだんに用いて、誰にでも理解できるように説明しています。素晴らしいです。 (動画の7:26から) 字幕「京都大学原子炉実験所助手 小出裕章」 小出「まずあの基本的にプルサーマルはどういうものなのかということを聞いていただきたいと思います。私は68年に原子力の平和利用というものに大変な期待をいだきまして原子核工学科という学問を選びました。」 小 出「どうして私が原子力に期待を抱いたかというと、化石燃料は使えばなくなってしまう、将来のエネルギーは原子力に頼るしかないという風に聞いたからで す。今ここにご参加中に皆さ
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 17:19:02.67 ID:Tota40/N0 今年の5月頃、チェルノブイリ原発、封鎖された街などを 旅行してきました。(現地旅行代理店経由)何か質問ある? 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 17:19:55.56 ID:BbdAnP0I0 被爆乙 >> そこまで被爆してないから大丈夫w 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 17:20:27.47 ID:XQYitwVk0 旅行前に保険とか加入させられた? >>7 保険はあった。ただし、普通の保険で、チェルノブイリ入る前に、 書類提出するんだけど、放射能の影響とか後日影響があっても 一切の請求、保険適用申請は出せないことになっている。 なので普通の旅行用
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