2012年のリオ会議でのスピーチと昨年末の世界初の大麻合法化で一躍時の人となったウルグアイのムヒカ大統領。「世界一貧しい大統領」と呼ばれますが、それだけの人ではありませんでした。 ウルグアイ第40代大統領、78歳のホセ・ムヒカ大統領が最初に日本で大きく話題になったのは2012年に行われた国連持続可能な開発会議(リオ+20)でのスピーチ。 環境問題を話し合うこの国際会議でムヒカ大統領が述べたのは「根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ」「石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です」ということ。 さらにムヒカ大統領は現代のグローバリズム、消費主義社会に対して「現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロール