米首都ワシントンで開催されたデモに参加したアジア系米国人ベト・ホアイ・チャンさん(2020年6月15日撮影)。(c)Torrence OTTEN / AFP 【6月26日 AFP】「黄禍はブラックパワーを支持する」──反人種差別デモが米国中に拡大した時、ベトナム生まれ米国育ちのベト・ホアイ・チャン(Viet Hoai Tran)さん(27)は、自分のプラカードに何を書くか既に心に決めていた。「もし正義や自由、変革のために闘うなら…私たち全員が関わらなくてはいけない」とチャンさんは言った。 米ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で、白人警官に拘束された際に黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)さんが死亡した事件をきっかけに、反人種差別デモが全国的に広がった。 フロイドさんの事件はまた、アフリカ系米国人と歴史的に緊張関係にあり、暴力的な対立が起こったこともあるアジア