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2020年7月26日のブックマーク (2件)

  • エリート医師が染まった「命の選別」イデオロギー。その背景にある、我々が超克すべき思想 « ハーバー・ビジネス・オンライン « ページ 3

    ここで「男性」と書いたのは、有能/無能二元論とテクノクラート意識というのは、マチズモとしての男性規範と相性がいいのではないかという考えからだ。自らの弱さ、自らの無能を認めず(すなわち、無能は不能を想起させるから)、常に有能であろうとする男、対話によってではなく、自らの力と技で物事を解決する男。女性のように感情的ではなく、常に論理的(=効率的であり合理的)な男。 こうしたジェンダー的な価値規範が有能無能二元論を支えている部分は大きい(念のため付言するが、女性が有能/無能二元論を内面化しないという意味ではない)。いわゆるマンスプレイニングも、男性は専門家であり女性は素人である、という固定観念から生じる。 しかし、公共的思考なき合理性や技術は、あらゆる事柄をフラット化してしまう。情報伝達手段としていまだにファックスを使うことと、回復の見込みのない高齢者を生かし続けることが、同じ水準において「非効

    エリート医師が染まった「命の選別」イデオロギー。その背景にある、我々が超克すべき思想 « ハーバー・ビジネス・オンライン « ページ 3
    bandeapart72
    bandeapart72 2020/07/26
    "…このような技術信仰の全能感、そしてその全能感への共感の帰結は、アウシュヴィッツのガス室である。この厚労省の元技術官僚は、アウシュヴィッツの何百万分の一であれ、同じ結論に達したのだ。 "
  • 僕らの人生は個性的か?東京を「ずっと忘れて生きていた」、岸政彦が描くもの

    僕らの人生は個性的か?東京を「ずっと忘れて生きていた」、岸政彦が描くもの今年、「東京の生活史」プロジェクトを始動する社会学者・岸政彦さん。「よくあるイメージ」を壊して、「普通の大阪」や「普通の沖縄」を描くような仕事をしてきた彼が描く東京とは。 「東京の存在を、ずっと忘れて生きていたんですよね」 50歳近くなって、その社会学者は、東京という街と「出会い直した」と言う。 大学進学を機に、大阪へ移り住んだ。大学院で調査のフィールドに選んだのは沖縄だ。観光で沖縄を訪れ、ハマっていった。20年以上経った今も、沖縄の階層格差や沖縄戦の記憶に、人々の語りを通じて向き合う。 社会学者・岸政彦さんは今年、「東京の生活史」プロジェクトを始動する。耳を傾けるのは、今、東京に暮らす人々の語りだ。100人程度の語りを収録することを目指している。 東京に生きる「普通の人」の語りが聞きたい。岸さんは、こう口にする。「普

    僕らの人生は個性的か?東京を「ずっと忘れて生きていた」、岸政彦が描くもの
    bandeapart72
    bandeapart72 2020/07/26
    "僕が描きたい東京は六本木や銀座、丸の内、渋谷でもなければ、中野や下北沢でもない。あの浜松町なんです。あまり表現されることのない、何の特徴もない街の美しさ。あの街には、そんな美しさがあると思う"