2017年4月19日(水)26℃ 晴れ時々くもり 108.431¥/$ 安倍一強政治の問題点が取りざたされる。しかし感情的に反発するだけでは何も変わらない。民進党の迷走や、国際関係における「危機」が一強状態を強化している。 現政権のすべてを全否定する必要はない。またそれは現実的でもない。しかし、一強状況に伴う緩みが、国民生活に及ぼし得る問題点も明らかになりつつある。一強体制は、野党の脆弱化と、自民党内部派閥の弱体化という二つの面で、再帰的に強化されつづけている。 政党制というものは常に不完全なものであり、常に、有権者に不満を齎すものである。しかし、グローバルに世界を覆う、立憲主義独裁のような動きが齎す災厄の可能性を歴史が教える中で、適切な対抗勢力がなんとしても必要なのだ。 対抗勢力にとってもっとも必要なのは、左右という軸が流動化する中で、国民に心にストンと落ちる言葉を組み立てることであり、