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主題歌に関するbandshijinのブックマーク (39)

  • にんげんっていいな 童体の躍動

    『歌はともだち』(教育芸術社)という歌をぱらぱら捲っていると、目にとまったページがありました。 『にんげんっていいな』(作曲:小林亜星、作詞:山口あかり)でした。おたまじゃくし(音符)に力がある。なぜかわかりません。そう感じたのです。 「読みやすさ」なのか。同音連打の冒頭。Gメージャー調で、音程はシ。曲中で一番高い歌メロの音程はサビまで温存しておくというのは作曲のテクニックだと思っていましたが、ドあたまから歌メロ中で最高に近い音程を使用し、Bパートに突入する直前の”夕やけこやけでまたあした”の“またあした”のところでさっさと最高音程を登場させてしまいます(先程のシより半音高い「ド」)。 Bパートの入り“いいな いいな”の歌い出しの音程はソ。冒頭の歌い出しよりも長3度下の音程で入ります。はじめの“いいな”はソ・ファ#・ミと下行の順次進行。続く“いいな”はファ#・レ・シと下行の跳躍で、分散で

    にんげんっていいな 童体の躍動
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/10
    『にんげんっていいな』。でんぐり返ししてしまう、童心ならぬ童体。意表をつくようでいて、すごくわかるような。まんが日本むかしばなしエンディング。
  • エレファントカシマシ『今宵の月のように』かの町の、胸の詩情

    エレカシに似てると言われる ここで音楽について書き散らす。それは私自身がミュージシャンであって、自分の表現に役立てる目的(といいつつ、ただ毎日書くのに追われて更新頻度を守るのが目的かのようになりがち)。 ライブハウスに出演することがある。そこで自分の曲をやる。そういう活動をしていて、そこで新しく誰かに出会う。その人は、同じく出演者のミュージシャンだったり、観に来たお客さんだったり、それ以外の誰かだったりする。 そういう人たちに、私は高頻度で「エレカシ(ヴォーカル:宮浩次)に似てる」と言われる。似せに行っているつもりはないし、意識しているつもりもない。歌い方や風貌が似ているらしい。ステージにいるときには夢中。結果的にそうなっている(似て見えることがある)らしい。私はエレカシ、宮さんを好きだが、おそれおおい。 今宵の月のように 私の心のなかにあるエレファントカシマシ。この『今宵の月のように

    エレファントカシマシ『今宵の月のように』かの町の、胸の詩情
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/02
    エレファントカシマシの名曲『今宵の月のように』。歌いたくなる歌だけど、声の音域が広くメロディにも跳躍が多く難易度高。コード進行はG-B7が好ポイント。タイトルと歌詞の「今宵」が詩的。
  • スピッツ『空も飛べるはず』 なめらかでしたたかな観念

    メロの歌い出し “幼い微熱を下げられないまま 神様の影を恐れて”(スピッツ『空も飛べるはず』より、作詞:草野正宗) 幼さとは生じたばかりという観念。未成熟とも。微熱……高熱ではなく、放っておける程度のものを想像させる。あるいはこれから熱が高くなる兆候かもしれない。「幼い微熱」となれば、生じたばかりの(放っておける程度の)未成熟な熱。そんな意味を想像した。それを下げられない、と。 熱を下げるにはどうしたらいいか。風邪だったら安静にして寝る。症状が軽微なら特に何もしないで、いつも通りすごす。頭の隅にも、からだの感覚にも、どこかに微熱の影響を感じながら。 微熱の影響ってどんなものか。からだのだるさ・重さか。思考の愚鈍化か。微熱があると、むしろ頭が冴えるという人もいるかもしれない。生きようと必死になるのか。 「神様の影」とは。神様ってなんだ。上位、上級にあるもののイメージだ。人智を越えたもの。自分

    スピッツ『空も飛べるはず』 なめらかでしたたかな観念
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/31
    スピッツの曲にはラベリングがない。どんな味なのか、感じ手に任されている。ゆえに、丸呑みしてしまうと、味を覚えずに曲と一緒に過ごすことになる。でも、いつでもからだの中にある。あなたの中にもあるでしょう?
  • Astaire SUEMITSU & THE SUEMITH 末光篤 ピアノ・エンターテイナー

    SUEMITSU & THE SUEMITH『Astaire』(2006) 2000年代 TVドラマテーマ曲 ベストというプレイリストにSUEMITSU & THE SUEMITH『Astaire』があった。 エレクトリックギターの同音連打のカッティングのオープニング。ストリングス。ピアノのストローク。ダブったボーカル。 リフレインするサビの歌い出し。解放感あるコードのうつろい。サウンドが透き通る。あれよあれよと率いられて、いろいろなところに連れて行かれてしまう感じ。それも、夢のある場所に。 曲名の『Astaire』はフレッド・アステアから。フレッド・アステアはエンターテイメント・スター。アメリカ出身のダンサー・俳優・歌手。 「夢のある場所に次々と連れて行かれてしまう感じ」は、リスナーとして非常に、表現者が的を射る通りの受け取り方かもしれないと我ながら思う。そう、フレッド・アステアがきっと

    Astaire SUEMITSU & THE SUEMITH 末光篤 ピアノ・エンターテイナー
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/29
    木村カエラ『Butterfly』作曲の末光篤。『花嫁は厄年ッ!』(TBSドラマ)主題歌『Astaire』。アニメ"のだめ"Op/Ed。アレンジのセンス、コードワーク、熾烈なピアノプレイ、あか抜けた歌唱のダブサウンド。私はすっかりファン。
  • 岩崎良美『タッチ』 康珍化、芹澤廣明とのトリオ

    『タッチ』にたどりついたわけ 自分が思春期までに刺激を受けた音楽を考えると、そこにはKinKi Kidsがいました。 彼らの曲のなかで思い出したのが『全部だきしめて』でした。吉田拓郎が作曲したものです。作詞も吉田拓郎か…と思ったら、康珍化との共作。 作詞者 康珍化 かんちんふぁと読みます。 『全部だきしめて』は詞も吉田拓郎が書いたものと思い込んでいたので、康珍化が私のなかで気になる存在になりました。調べてみると、岩崎良美が歌った、アニメ『タッチ』のオープニング曲『タッチ』の作詞者が康珍化でした。 ほかにも彼の作は多くて…というのは先日このブログに書いた『全部だきしめて』の記事にも書いたのでご参照ください。 チェッカーズ『ギザギザハートの子守唄』の作詞、郷ひろみの『GOLDFINGER ’99』の日語詞(リッキー・マーティン『Livin’ la Vida Loca』が原曲)も康珍化でした。

    岩崎良美『タッチ』 康珍化、芹澤廣明とのトリオ
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/23
    岩崎良美、康珍化、芹澤廣明トリオは『タッチ』関連曲を多数担当。私は世代がちょっとズレてるけど、少年少女期のテレビアニメの主題歌は影響大きい。私の頃はドラゴンボール、幽遊白書、るろうに剣心、スラムダンク
  • 『Hey! みんな元気かい?』KinKi Kids、YO-KING 友達に語るように

    KinKi Kidsのシングルとして KinKi Kidsが歌った曲として私は認知していました。2001年11月14日シングル発売、2002年12月26日発売の『F album』に収録されています。1997年に『A album』を出してから、アルファベット順のタイトルでアルバムを出している彼ら。FはAからおよそ5年後、6枚目のアルバム。『カナシミ ブルー (New Mix)』(作詞・作曲:堂島孝平)も収録されています。 アルファベット順のアルバムは2016年『N album』まで出ています(後記:2020年12月23日『O album』を発売、2023年12月13日『P album』を発売)。アルバムタイトルをつける側としては悩むことがなさそう。ベストアルバムなどには例外があります。 堂剛が主演したドラマ『ガッコの先生』の主題歌。当時、私は放送を観ていました。記憶がオボロですが、アツい先

    『Hey! みんな元気かい?』KinKi Kids、YO-KING 友達に語るように
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/20
    真心ブラザーズのYO-KING作詞・作曲の『Hey! みんな元気かい?』。KinKi Kidsの歌としてのみ認知しており、YO-KINGの作だったと最近知りました。
  • YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり

    JUDY AND MARYのファンでした。私がはじめて買ったアルバムはJUDY AND MARY『POP LIFE』。佐久間正英プロデュース作。 JUDY AND MARY解散後のメンバーの動きには疎い私。はじめて買ったアルバム『POP LIFE』のとき、私は小学生。それからいろんな音楽を知りました(と言っても、せまい範囲中心にですが)。 YUKIは2002年2月6日にソロで初めてのシングル『the end of shite』を出し、それからひと月ちょっと後の3月27日にアルバム『PRISMIC』を出します。スピッツやクラムボンのミト、亀田誠治ほかが関わってつくられたアルバム。このあたりのYUKIのソロキャリアのはじまりについて、ジュディマリファンの小学生だったあの頃から20年以上経ったいま、ようやく知り始めています。 『歓びの種』(2005)というYUKIの曲がいいなと思っていました。ふ

    YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/19
    感動のYUKIの名曲『歓びの種』。作詞・YUKI、作曲・蔦谷好位置、編曲・島田昌典。いろんな人と携わったり共作したりして送り出される彼女のキャリア、また関わった人のそれ、いずれも私の世界を広げてくれます。
  • 斉藤和義『歩いて帰ろう』Ⅰ—ⅢMとクリシェ

    『ポンキッキーズ』を私は観ていませんでしたが、その存在が伝わってくるのが斉藤和義の『歩いて帰ろう』でした。斉藤和義の公式サイトには(フジテレビ系「ポンキッキーズ」メロディ)と記されています。 1994年6月1日にシングルリリース。作詞・作曲:斉藤和義。以降、『ポンキッキーズ』以外にもCMやテーマソングとして度々使用されているようです(参考にしたWikipedia)。翌1995年2月1日に出したアルバム『WONDERFUL FISH』に収録されています。 アルバム『WONDERFUL FISH』には、アルバムリリース後の1995年3月1日にシングルカットされた『ポストにマヨネーズ』が入っています。すごいタイトルだし、リアルで具体的な歌詞だなと思いましたが、実体験をもとにして書かれた曲のようです。私の想像を絶するような… アルバム3曲目『歩いて帰ろう』の前、2曲目には『走って行こう』が入ってい

    斉藤和義『歩いて帰ろう』Ⅰ—ⅢMとクリシェ
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/18
    斉藤和義『WONDERFUL FISH』に収録された『走って行こう』の基本リズムは『歩いて帰ろう』のエンディングのキメのリズムに似ている。タイトルのネーミングも、明らかに自作をネタにしているかのよう。
  • 沈没家族とMONO NO AWARE

    私には、素敵な映画を耳打ちしてくれる友人知人がいる。きのう教えてもらったのが『沈没家族』(2018)。 武蔵大学の学生だった監督・加納土の卒業制作で生まれた作品の劇場公開版。 いま、ポレポレ東中野で観られるそう(※執筆時:2020年10月)。2019年・今年(2020年)と上映を重ねて来た様子。映画の舞台も東中野なので「里帰り上映」と銘うたれていた。 シングルマザー(監督の母、加納穂子)がはじめた共同保育で育った、監督の加納土。その共同保育(と共同生活)の取り組みにつけられた名前が「沈没家族」。 成長した監督が、当時をともに過ごした人を追う。母、父をめぐる。取材する。そういう内容の映画だ。 MONO NO AWAREの『A・I・A・O・U』。 浮遊感。歌詞の乗せ方。リフレイン。ありふれた手触りの語彙を繰った、ただならぬフックのポップ感。 エレクトリック・ピアノの音、ドラムス。まろみのある音

    沈没家族とMONO NO AWARE
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/30
    彼らは出会った音楽のいいところをとりいれて「MONO NO AWARE」としてユニークに新しくてどこかなつかしい音楽を表現する。センス高いなぁと思う。玉置と加藤が八丈島出身というパーソナリティも面白いし、稀有だと思う
  • ウルフルズ『笑えれば』 感じ入った時間の幅

    ウルフルズの『笑えれば』の発表がいつだったか…公式サイトを見てみる。シングルのリリースが2002年2月20日。……と、気になった。公式サイトを見るに、映像作品『OSAKA ウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る ヤッサ!ヤッサ!ヤッサッサ!』、『ULFULS LIVE TOUR 2002 ツーツーウラウラ』をリリースしたのも同じ年月日になっている。新曲シングルと映像を2タイトルも同時期に出すとは、すごい活発。 私が高校への入学を目前にした中学3年生だったとき。推薦で合格を早めにいただけて、人生ではじめて「プレステのある生活」を謳歌していた。『ファイナル・ファンタジーⅦ』をアホみたにプレイした。 4月を迎えて高校生になった。そこで早速出会った人がいる。頭を真っ白にブリーチして革ジャンを羽織った軽音楽同好会の先輩。風貌がクレイジーだった。私を一目見たその先輩、言う。「お前、何か(楽器)やっ

    ウルフルズ『笑えれば』 感じ入った時間の幅
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/24
    きれいなコード進行。低音を、階段を一段ずつ降りて行くように滑らかにつないでアコギで弾ける。メロもサビも概ね同形。この安定の進行上でドラマの歌詞が踊る。自省。諦観。無情と人情。理想と現実がせめぎあう。
  • スキマスイッチ『全力少年 produced by 奥田民生』 人格が出るプロデュース

    バンドに入れる各楽器を、自分一人で順番に演奏して全パート録っていく。多重録音を用いたひとりバンド制作スタイルで私はかれこれ2004年くらいから曲をつくっている。 この国でその制作スタイルの主要なひとりが奥田民生だと思う。彼は私の最たる憧れだ。 昨日も何気なく、加入している音楽のサブスクリプションサービスで彼の名前を検索してみた。同じタイミングで聴いた『風は西から』が良かったから。それが収録されたアルバム『O.T. Come Home』ほかを聴いてみようかと思いながら検索したのだ。 ずらりと並んだ、彼の作品たち。サブスクリプションサービスがすべてを網羅しているわけではなく、しばしば探しても聴けないものや、何かの権利関係の問題があるのかグレー表示になっているものもある。 スーっとリストを下ってみると、際立ったジャケット絵があった。 一人の男性が描かれている。正方形に大きく、寄りで。描き込み、線

    スキマスイッチ『全力少年 produced by 奥田民生』 人格が出るプロデュース
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/23
    スキマスイッチ『全力少年』。原曲を知っていたけど奥田民生プロデュースバージョンがあったとは(2016)。アニメ『ALL OUT!!』エンディング曲。奥田節全開の多重録音ロックサウンド。曲の良さがまったく違う光を放つ。
  • くるり『奇跡』 心、持ち寄って。〜武道館ライブ映像にみる織〜

    おはようございます。今晩(執筆時)は、くるり主催「京都音楽博覧会2020」配心(配信)です。わくわくしながら私はくるりのレパートリーを鑑賞しています。先々月の11日(土)には『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』がありました。京都の老舗ライブハウス・磔磔からのライブ配信でした。新型ウイルスによる感染症拡大の影響を受けて、予定していたツアー『特Q』を中止した彼ら。素早く未収録音源集のアルバム『thaw』を4月に配信、5月にCDを発売しました。 そして7月に先の『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』。岸田繁氏の用いた言葉を借りていえば「エライことになった」世の中ですが、その中で模索しスピーディーにアクションを重ねるくるりを私は敬愛しています。 そして彼らが2007年〜毎年開催してきた「京都音楽博覧会」ですが、これも例年通りならば京都・梅小路公園に人を集めて開催するはこびだったであろ

    くるり『奇跡』 心、持ち寄って。〜武道館ライブ映像にみる織〜
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/20
    『奇跡』すばらしい。『thaw』『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』そして『京都音楽博覧会 2020』。感染症でエライことになった世に対してアクションしてきたくるり。例年京都梅小路公園で開催してきた音博、今夜は「配心」
  • 来生たかお『夢の途中 Duet With 薬師丸ひろ子』 転調のカラクリと薬師丸ひろ子の円熟、来生たかおのクール・ボイス

    来生たかお『夢の途中 Duet With 薬師丸ひろ子』 転調のカラクリと薬師丸ひろ子の円熟、来生たかおのクール・ボイス 仕事仲間のMさんと話した。話題を要約すると「再開を見据えて一時的に閉じる場面を意識した選曲」について。 Mさんは『夢の途中』というタイトルを挙げた。歌手は薬師丸ひろ子だという。薬師丸ひろ子はもちろん私も知っている。『夢の途中』というタイトルはそのとき初めて聞いた。 調べてみると『夢の途中』と『セーラー服と機関銃』は異名同曲だという。歌詞に一部違いがある。『セーラー服と機関銃』ならタイトルくらいなら私も知っている。歌はうろ覚えで、歌詞もメロディもちゃんと覚えていない。Mさんが軽く口ずさんでくれたが「そうそう、それそれ!」とはならなかった。Mさんと私の間にはいくらか年齢差がある。 私はこの音楽ブログを始めてから、自分の世代のヒットソングとは遠いものも意識して聴くようになった

    来生たかお『夢の途中 Duet With 薬師丸ひろ子』 転調のカラクリと薬師丸ひろ子の円熟、来生たかおのクール・ボイス
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/17
    セーラー服と機関銃は知っていましたが、夢の途中というタイトルがあったとは。来生たかおの歌はクールでカッコいい! 大人になった薬師丸ひろ子の抑制の効いた歌とのデュエット、転調が見もの。
  • Oasis『Stop Crying Your Heart Out』と映画『The Butterfly Effect』

    私が小学校や中学校を過ごしたときの同級生と「この映画いいよね」といった賛辞の趣旨で話した記憶があるのが『バタフライ・エフェクト』。 「いいよね」的に話しただけじゃなく、映画を一緒に観に行ったのもその友達だった気もするが詳しくは忘れてしまった。正直、はじめて観たのが劇場だったか、DVDだったかどうかも。どっちでも観たのかもしれない。家でDVDで観た記憶は確かにある。自分の記憶の頼りなさが情けない。 ある時期、1番好きな映画は何かと訊かれたら『バタフライ・エフェクト』を挙げていた。私はそもそも映画を多く観る人間じゃなかったから他になかったというのもあるかもしれないけれど、それでも飛び抜けてこの映画を好きだった。当に1番いいと思っていたし、今でもそうかもしれない。経過した時間のぶんだけ、観た映画の数は増えたかもしれないけれど観るペースはこれといって増えていない。むしろ結婚したり子どもができたり

    Oasis『Stop Crying Your Heart Out』と映画『The Butterfly Effect』
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/14
    映画バタフライ・エフェクトはいちばん好きな映画のひとつ。エンディングで流れるオアシスのストップ・クライング・ユア・ハート・アウトで泣く、泣く。
  • 星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート

    恋のことを考えた。 いや、正確には「結婚」のことを考えた。 結婚相手を、自分で決めていなかった時代があった。 郷土史などを読むに、私の住んでいる地域もそうだったらしい。 親だとか家の者どうしのあいだで、あらかじめ「縁談」が組まれている。 「結婚式の当日に初めて結婚相手の顔を見た」 これは極端な話に思えるけれど、当にあったことなのだ。 現代は、結婚は自分の意志で決めるというのが主な理解だろう。 結婚と恋はちがう 二次元のキャラへの恋というものがある。 二次元でなくともいい。対象が、ドラマなんかに出てくる実在の俳優というケースもあるだろう。もちろん、画面に写ったら二次元だけれど。 “逃げ恥”と『恋』 『恋』(星野源)という楽曲があるなと思った。 たいへん社会に響いた曲で、おとなもこどもも、いろんなところで「恋ダンス」。踊り狂った。(狂ったは語弊があるかもしれない。それくらいに反響が大きかった

    星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/11
    逃げ恥、恋ダンス。社会におおきな影響を与えた星野源『恋』。オシャレ4和音を多用した疾走するポップ。二胡が異国情緒を加える。歌詞”夫婦を超えていけ”の「超(こ)」のところでブルーノートを用いている。
  • 谷澤智文の宇宙

    私が谷澤智文を知ったのは、アニメ『君に届け 2ND SEASON』がきっかけだった(その時の彼の名前はカタカナでタニザワトモフミとつづられていた)。アニメのオープニングテーマの『爽風』。 タイトルから受ける印象の通り、気持ちのいいポップだった。ちなみに、このタイトルは『君に届け』の主人公たちの名前の文字を積んでいる(黒沼 爽子、風早 翔太)。さかのぼってみると、すでにファーストシーズンの『君に届け』のテーマ曲を担当していた(タニザワトモフミ『きみにとどけ』)。 『爽風』は彼のアルバム『日に落ちてきた男』(2011)に収録されている。アルバムを購入して聴いてみると、彼の音楽、ことばの幅、奥行き…「スペース」がますます私をとりこにした。 私は当時の恋人と一緒に、彼のライブを観に行ったこともあった。代官山UNITだった。寒色系の12弦エレキギターに6の弦を張って(6の副弦を外して)使用して

    谷澤智文の宇宙
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/10
    アニメ『君に届け』主題歌で知って大ファンになった。タニザワトモフミ→谷澤智文と漢字表記に変えていた。世界旅行を経た彼。タニザワールドの広がりは果てしない。
  • サカナクション『新宝島』 作為のおかしみ

    よれたアナログっぽいシンセ。ゆるくからだを揺らすメンバー。意味ありげなカメラワーク、ひいて、戻って、ひいて。ひな壇の上でしばらく身体をゆすって振り付けを演じたメンバー。階段を降りてフロアへ。チアと交差して前へ。 2メロ。ヨリでチアのボンボンが顔にかぶるカットが挿入される(かぶり具合がちょっと可笑しい)。2サビでメンバーの個性が反映された別録りのソロカット。終わりに何かのCM?でみたことのあるみたいな集合カット。2サビ終わって間奏へ。 メンバーはちょこちょことバックステップ。チアがフロアに搬入する巨大な黒い立体に隠れる。「ナナメに差したスポットライト」風の絵(図形?)が描いてある。表を向くとバンドセット。アツいギターソロをややぞんざいに(?)扱っているところがおもしろみ。ワンカット風でうまくつながっている(もしくは画面カットが入っているけど実際には1発録りで決めた映像なのか)。 チアに囲まれ

    サカナクション『新宝島』 作為のおかしみ
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/06
    サカナクションのおかしみは更新されていく期待。それをも裏切っていきそうな、まだまだ何かあるかんじ。新宝島MVから色々思う。
  • たま『あっけにとられた時のうた』『ちびまる子ちゃん』の架空の日常と現実 〜おこたの上でランデブー〜

    きのうYouTubeをさまよっていたら、なんのお告げか西城秀樹の『走れ正直者』に行き当たった。私がYouTube上で押した「高評価」ボタンだとか視聴履歴だとかに基づいて表示されたのであろうことは予想できる。 『走れ正直者』はアニメ『ちびまる子ちゃん』2代目エンディングテーマ。作詞がさくらももこ、作曲は織田哲郎。 歌詞がもうすごいのなんの。ぶっ飛んでいる。音韻が印象的で、でも「マイマイ」のあとに「でんでんかたつむり」と続けるなど脈絡がみられ、かつ突飛。お前らはどこから来たんやといいたくなる跳躍力ある歌詞。その出身地はまぎれもなく『ちびまる子ちゃん』登場人物たちが生きるあの町だろう。どこにでもありそうな普通の町。架空の日常の息吹。 ちびまる子ちゃんの、さくらももこの、西城秀樹の、織田哲郎の威力におののきながら、ちびまる子ちゃん周りについてすこし掘ってみる。安易だが検索、入り口としてWikipe

    たま『あっけにとられた時のうた』『ちびまる子ちゃん』の架空の日常と現実 〜おこたの上でランデブー〜
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/02
    たまを認知したのは大人になってからだったけれど、その楽曲や歌・演奏には触れていたのだと気づく。アニメちびまる子ちゃんのテーマソング『あっけにとられた時のうた』もそのひとつ。
  • 走れ正直者 ちびまる子ちゃん2代目エンディングテーマ

    YouTubeを見ている詩郎(このブログの筆者です)。 詩郎「なんか、ときめかねーなー。もちっと、なんかねーの?」 YouTube(以下、YT)「ではこういったものはいかがでしょうか」 詩郎「お、なんかよくなってきた。このへんの音楽は…80〜90年代くらいかな?」 Wikipedia(以下、Wp)「そんな感じダヨ」 詩郎「やっぱそーかー。なんつーかね、歌唱力とか…歌手ひとりの華がすごいよね。曲もいいしね」 Wp「なんか偉そうダナ」 詩郎「うるせ。あ、これ…」 YT「はい。アニメちびまる子ちゃんのエンディングテーマ『走れ正直者』ですね。西城秀樹さんが歌っています」 詩郎「さ、西城秀樹! 亡くなったよね?」 Wp「そーダナ。2018年5月16日に亡くなったヨ。急性心不全ダナ」 詩郎「おまえほんとなんでも知ってんだな」 Wp「チョロイもんダヨ。ユーザーが入れ知恵してくれるヨ。詩郎はなんの知恵もく

    走れ正直者 ちびまる子ちゃん2代目エンディングテーマ
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/02
    アニメちびまる子ちゃん2代目エンディング曲『走れ正直者』。さくらももこの歌詞がすごい。西城秀樹の痺れる歌声との対比に驚く。子どもの頃なんの疑問も持たなかった。作曲は織田哲郎。ZARDの『負けないで』作曲者。