春菊の旬が盛りを迎えている今、中国ならではの美味しい料理をひとつご紹介しよう。生拌茼蒿(春菊の冷菜)。中国北方を中心に広く人気を博している定番の前菜だ。 作り方は至って簡単。生の春菊を簡単なタレと薬味で和えるだけ。言わば、春菊の中華風サラダである。 生拌茼蒿 shēngbàn tónghāo生拌茼蒿(生春菊の冷菜)中国では野菜を生食する習慣があまりなく、この料理は数少ない例外の一つだ。それなのに、生食する野菜として、日本では生食することが少ない春菊が選ばれているのが面白い。 生の春菊は香りとほろ苦さが際立って、とても旨い。そこに黒酢の酸味と薬味の辛味が見事に効いて、異様に食欲を刺激する前菜に仕上がる。中国語で前菜を「開胃菜」と言うが、正にその名の通りの活躍を見せてくれる。 「野菜は生のまま食べるより、火を通した方がたっぷり食べられる」とよく書いている僕だが、この料理は生でも大量に食べられる
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