ブックマーク / globe.asahi.com (28)

  • ウクライナ侵攻のロシア軍に未熟な徴兵者、母親ら批判 プーチン政権、火消しに躍起:朝日新聞GLOBE+

    ウクライナ侵攻に従軍し、亡くなったロシア兵の棺がほかの兵士らによって運ばれた=3月5日、ロシア・ブリヤート、ロイター 「徴兵された兵士たちは(ウクライナでの)軍事行動に参加していないし、これからも参加することはないと強調しておきます」 国際女性デーの3月8日、プーチン大統領は女性たちへの恒例の祝辞でこう断言した。これより前、ウクライナ侵攻に徴兵された若者たちが派遣されているとの指摘があり、そうした批判をかわす意図があったとみられる。 大統領は、派兵されるのはプロの将兵である契約兵のみだと述べた。一方、徴兵された兵士は徴集兵と呼ばれ、入隊後、約4か月しか訓練を受けず、格的な作戦は難しいからだ。 国際女性デーの3月8日、祝辞を述べるロシアのプーチン大統領。この中でウクライナ侵攻に徴集兵を派遣していないと断言していた=モスクワ、ロイター ところがこの翌日、ロシア国防省の報道官は派遣部隊に徴兵さ

    ウクライナ侵攻のロシア軍に未熟な徴兵者、母親ら批判 プーチン政権、火消しに躍起:朝日新聞GLOBE+
  • 遠隔手術、開発はここまで来た 「ダビンチ」の次を目指す国産ロボットも:朝日新聞GLOBE+

    弘前大医学部付属病院であった遠隔手術の実証実験。手術支援ロボットを遠隔操作する外科医の赤坂治枝助教は、3Dメガネをかけている=小暮哲夫撮影 手術服を着た医師が座ってハンドルを両手で握っている。 「後ろから、まず切ります」 目の前にはモニター画面。ロボットのアームが、胃の中を処置する様子が映っている。医師は3D用の眼鏡をかけている。 青森県弘前市の弘前大医学部付属病院の一室で、外科医の赤坂治枝助教(41)が操作していたのは、外科手術で広く使われるようになった手術支援ロボットだ。腹部に開けた小さな穴から、鉗子(かんし)やメス、カメラなどがついたアームを臓器に伸ばして手術をする。画面の中に映るアームは、ハンドルの操作の動きを再現している。 弘前大医学部付属病院であった遠隔手術の実証実験。外科医の赤坂治枝助教(左前)が操作する手術支援ロボットと手術台は、100キロ離れた北里大獣医学部付属動物病院に

    遠隔手術、開発はここまで来た 「ダビンチ」の次を目指す国産ロボットも:朝日新聞GLOBE+
  • 南アフリカのポンテタワー、かつて「世界一高いスラム」 今の姿は? 足を踏み入れた:朝日新聞GLOBE+

    【動画】南アフリカ、「犯罪者の巣窟」と言われた高層スラムの今 ■「外国人が降りるのは危険だ」 次第に近づいてくるタワマンを車窓から見上げていると、先入観もあってか、灰色にくすんだたたずまいは威圧的に感じられた。マンション周辺の道ばたには、職にあぶれているであろう黒人たちが腰掛けていたり、手持ちぶさたにたむろしたりしていて、こちらの姿をじっと見つめてくる。 「この地域であなたみたいな外国人が降りるのは危険だ。出迎えはいないのか」。タクシーの女性運転手が心配げに声をかけてくるが、出迎えが来ることにはなっていない。やっぱり来るんじゃなかったと多少後悔しながら、マンションの出入り口のゲート目前に車を止めてもらい、駆け足で警備員のもとにたどり着いてホッと一息ついた。 そびえ立つポンテシティアパートメント インターネット空間や私が学生時代に出会ったバックパッカーたちの間ではこのマンションが建つヨハネス

    南アフリカのポンテタワー、かつて「世界一高いスラム」 今の姿は? 足を踏み入れた:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2021/11/29
    ポンテタワーの空洞の底の写真は初めて見た
  • マイクロ波兵器ではない?ハバナ症候群の原因、機密解除の報告書が指摘した意外な結論:朝日新聞GLOBE+

    「ハバナ症候群」という謎の症状を訴える職員が相次いだキューバのアメリカ大使館=2016年11月、ハバナ アメリカのネットメディアBuzzFeed Newsが2021年9月、機密解除になったアメリカ国務省による科学報告書を情報公開制度で入手し、報じた。その内容が驚きをもって受け止められている。 これまで原因不明の「怪現象」として注目されていたハバナ症候群は、コオロギによる可能性が高いというのだ。加えて「心因性」による集団心理の影響も指摘している。 このコオロギは学名をAnurogryllis celerinictusといい、非常に特徴的な高い鳴き声だ。アメリカのウェブサイト「Singing Insects of North America」が録音データを公開している。 注目すべきは、この調査が実施された2018年時点で、現在までアメリカ政府が有力視してきた「マイクロ波」や「超音波」による攻撃

    マイクロ波兵器ではない?ハバナ症候群の原因、機密解除の報告書が指摘した意外な結論:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2021/10/22
    非常に高音で鳴くコオロギの一種の鳴き声に端を発した心因性のものである可能性が高いとのこと
  • 死んだペットが10万ドルでよみがえる クローン犬誕生の現場に立ち会った【動画あり】:朝日新聞GLOBE+

    スアム生命工学研究院で生まれるクローン犬【注意:手術シーンが含まれています】 王女の愛犬が複製された 「今から生まれるのは、ある国の王女の犬のクローンです」。韓国・ソウル市南西部にあるスアム生命工学研究院。手術服に身を包んだ代表の黄禹錫(ファン・ウソク)(65)が、台の上に仰向けに寝かされた母犬を前にそう説明した。手術室の外では、米国やタイから来たという見学者十数人がガラス越しに様子を眺めている。 クローン犬の細胞の着床手術に臨む黄禹錫=ソウル、伊藤進之介撮影 帝王切開の要領で手術を始めて約4分。代理母である母犬の子宮から手のひらに乗るほど小さい黒い子犬2匹が取り上げられた。2人の助手が保育器の中で体をさすると、子犬たちは元気な声で鳴き始めた。助手たちは依頼主の王女に送るため、その姿をスマートフォンで写真と動画に収めた。 研究院では2006年からクローン技術で犬を複製している。2008年に

    死んだペットが10万ドルでよみがえる クローン犬誕生の現場に立ち会った【動画あり】:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2021/09/21
    黄禹錫のビジネス。2018年の記事。
  • 年単位の熟成を1日で シリコンバレー発の「インスタントウイスキー」を飲んでみた:朝日新聞GLOBE+

    「素晴らしい酒をつくるのに、時間が必要だなんて誰が言ったんだ」。既存のウイスキーメーカーを刺激するような言葉を投げかけるのは、サンフランシスコのスタートアップ企業「Endless West(エンドレス・ウェスト)」の共同創業者でCEOのアレック・リーさん(33)。同社の「Glyph(グリフ)」は、熟成後のウイスキーと同じ成分を天然の植物や果物、酵母などから抽出し、混ぜ合わせてつくられる。ふつう年単位の時間をかけて熟成するウイスキーの味を1日でつくるとうたう、研究室生まれの「ラボ・ウイスキー」だ。 Endless West社の「Glyph」=同社提供 「私たちは分子レベルでウイスキーの特徴を理解した。高品質のウイスキーを伝統的な方法とは違うやり方でつくっている」。2018年に第1弾「85H」(現在は「Original」)を発売したのを皮切りに、シェリー樽で熟成したスコッチウイスキーやバーボン

    年単位の熟成を1日で シリコンバレー発の「インスタントウイスキー」を飲んでみた:朝日新聞GLOBE+
  • 「まるでアイラ島」の環境が北海道にあった 日本のウイスキー、海外から熱い関心:朝日新聞GLOBE+

    海でわいた霧が海岸を覆い丘へと上る。丘の上にはウイスキーの樽が保管されている熟成庫が立つ。倉庫の壁には「AKKESHI」の文字。昼過ぎだというのに霧がいっこうに晴れず、すぐ近くにいるのに文字がかすんで見えない。 釧路から車で1時間余り。7月、海霧とカキで知られる北海道厚岸町を訪れた。夏でも冷涼で湿度が高く、近くの湿原ではウイスキーの原料となる大麦を乾燥させる際に使う、ピート(泥炭)がとれる。その環境はスコッチウイスキーの場、英国アイラ島そのものだ。 霧の中の厚岸蒸溜所。野生のシカがひょっこり現れ、顔をのぞかせていた=迫和義撮影 東京で品原材料の輸入を手がける、堅展実業社長の樋田(といた)恵一さん(54)はアイラ島のモルトウイスキーをこよなく愛している。「アイラ島の煙ったい、独特の香味が好きで、そんなモルトウイスキーを日でつくりたかった」と樋田さん。アイラ島に似た環境の厚岸に蒸留所をつ

    「まるでアイラ島」の環境が北海道にあった 日本のウイスキー、海外から熱い関心:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2021/09/08
    厚岸蒸留所は研究の一環で視察に行ったことがある。当時は、ピートはまだ輸入している、という話だったけれど、もう地場産のも使っているのか。
  • <チェルノブイリルポ③>原発事故の日、私は生まれた 廃虚に潜りこむ「ストーカー」:朝日新聞GLOBE+

    廃虚プリピャチで、5部屋目として復元作業中のアパートの一室とスタス・ポレスキー=2021年4月、人提供 【前の記事を読む】<チェルノブイリルポ②>廃虚に再現されたソ連時代の暮らし 誰が、何のために キエフの下町で面会したスタス・ポレスキー(32)は、若々しく穏やかな男性だった。チェルノブイリ原発事故で廃虚となった街プリピャチで、荒廃した部屋を修復して事故前の生活風景をよみがえらせる企画に、夫婦で取り組んでいる。 元々は家族経営のイベント会社の幹部だった。現在は、原発事故被災地の様子を撮影した記録動画をユーチューブで発信する作業に専念する。 なぜ、それほどチェルノブイリに入れ込むのか。 「原点は私の誕生日です。4月26日なのです」 スタス・ポレスキー=2021年4月23日、キエフ、国末憲人撮影 1986年4月26日は、チェルノブイリ原発事故が起きた日。ポレスキーが生まれたのは、それからちょ

    <チェルノブイリルポ③>原発事故の日、私は生まれた 廃虚に潜りこむ「ストーカー」:朝日新聞GLOBE+
  • まるで大木のミノムシ ロープだけで風力発電の点検、人呼んで「ニンジャ・テック」:朝日新聞GLOBE+

    風力発電所のブレードを点検をする作業員=2021年5月11日午前、秋田県由利荘市、ドローンで小玉重隆撮影 まるで大木の枝にぶら下がるミノムシのようだ。秋田県由利荘市の日海を望む高台に立つ日立造船の「岩城勝手風力発電所」。連休明けの5月、特殊高所技術の3人が風車の点検・補修作業をしていた。地上80メートルの高さからロープをおりながら、ブレード(羽根)に落雷などによる損傷がないかチェックしていく。 特殊高所技術で風力発電事業を担当する美濃輪茂樹さん(48)は「足場などを使わずロープでぶら下がって上下左右に移動する独自技術で、海外では『ニンジャ・テック』と呼ばれている」と説明する。 日立造船の風力発電で作業をする特殊高所技術の作業員=秋田県由利荘市、星野眞三雄撮影 2007年に設立した同社は、高速道路の橋梁やダムなど高いところでの作業を担っていたが、10年に風力発電設備のメンテナンス事業

    まるで大木のミノムシ ロープだけで風力発電の点検、人呼んで「ニンジャ・テック」:朝日新聞GLOBE+
  • ハイテクの国イスラエルで、戒律と伝統に生きる 「超正統派」とはどんな人たちなのか:朝日新聞GLOBE+

    伝統的な黒ずくめの服装で歩く超正統派ユダヤ教徒の男性。子だくさんのため、親子連れの姿も多い=2021年2月15日、エルサレムのメアシェアリーム地区、高野遼撮影 ■「この道の向こうは別世界です」 エルサレムに勤務して2年近く、超正統派ユダヤ教徒の人たちは近寄りがたい存在だと思っていた。「超」と名が付くだけのことはある。真っ黒なスーツに身を包んだ姿は、別格のオーラを放つ。ユダヤ教徒の中でも最も忠実に聖書の教えを守って生きている人たちだ。 彼らは街中を普通に歩いているし、政党を持って選挙にも出馬する。イスラエルで超正統派は人口の1割超。なのに、イスラエル人でさえ、超正統派と接点があまりないという声をよく聞く。特定の地区にまとまって住み「パラレルワールド」と言われることもある。 20歳までこの世界で育ったモティ・バーレフ(38)に案内役を頼み、今年2月、超正統派の街へと取材に向かうことにした。 「

    ハイテクの国イスラエルで、戒律と伝統に生きる 「超正統派」とはどんな人たちなのか:朝日新聞GLOBE+
  • ポケモンGOのレアキャラが導いた生物学の研究成果 異能の科学者が沖縄にいた:朝日新聞GLOBE+

    ゲームポケモンGO」のレアキャラ、ガルーラ(画面)はオーストラリア限定のポケモン。これを大真面目に利用した研究は、将来の野生動物保護政策に一石を投じるかもしれない 世界中の人たちをとりこにしているスマートフォンゲームの「ポケモンGO」。ハマった人であれば、地域限定のレアキャラが存在することをご存じでしょう。 その一つが、オーストラリアでしか手に入らないとされるガルーラです。おなかに袋があって、そこに子どもを入れて育児をしています。 さながらオーストラリアに生息するカンガルーのよう。ご当地キャラにぴったりです。 実は、この架空の生き物ガルーラを学問に応用し、実際の生き物の生息研究を発展させることに成功した科学者が沖縄科学技術大学大学院(OIST)にいます。彼のユニークな研究成果を紹介します。 その科学者はダン・ウォーレン博士です。アメリカ・オクラホマ州の出身で、統計生態学が専門です。 ウォ

    ポケモンGOのレアキャラが導いた生物学の研究成果 異能の科学者が沖縄にいた:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2021/05/15
    温暖化後の種分布予測は必然的に外挿になるのだけど、その時、加法モデルだと三次式で発散するし、ランダムフォレストだと定常だしみたいな話。この論文もあまりアルゴリズムの話をしてなくてモニョる所はある。
  • 次々に見つかる「光る哺乳類」 なぜ?の問いに「深読みは禁物」という専門家も:朝日新聞GLOBE+

    蛍光を発するタスマニアデビルの剥製(はくせい)=Western Australia Museum via The New York Times/©2020 The New York Times。蛍光物質を浮かび上がらせる長い波長の紫外線、ブラックライトを当てると、このように反応した

    次々に見つかる「光る哺乳類」 なぜ?の問いに「深読みは禁物」という専門家も:朝日新聞GLOBE+
  • 「けた外れの悲劇」は起きなかった 根底から問い直すべき、私たちのアフリカ認識:朝日新聞GLOBE+

    アフリカ共和国の首都プレトリアにある病院では、新型コロナの患者たちが屋外に設けられた「発熱テント」に並んでいた=2021年1月11日、遠藤雄司撮影 ■くすぶる欧米メディアへの不満 私は2016年から年に1度、国際協力機構(JICA)が企画し、公益財団法人太平洋人材交流センターが運営しているアフリカ諸国の政府職員向け研修会で講師を務めている。貿易や投資業務に携わる政府職員に日の経験などを伝える目的で、例年は各国から職員が来日して研修を実施していた。 今回は新型コロナ感染拡大の影響でオンライン開催となり、私を含む大学教員や日企業関係者が2021年2月15日~3月5日の間に交代で講師を務めた。エジプト、ナイジェリア、タンザニア、エチオピア、コートジボワール、ブルキナファソ、ソマリア、ジンバブエの8カ国の経済関連の省庁から計11人が研修に参加した。 講義を担当した私は、受講者と言葉を交わす中

    「けた外れの悲劇」は起きなかった 根底から問い直すべき、私たちのアフリカ認識:朝日新聞GLOBE+
  • 【小林可夢偉】カーボンニュートラル時代、モータースポーツの新しい楽しみ方を語ろう:朝日新聞GLOBE+

    2020年にトヨタのレース用HVで世界耐久選手権(WEC)のチャンピオンに輝いた小林可夢偉選手=2020年12月18日、益満雄一郎撮影 ■ハイブリッドが生む最速 TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID=TOYOTA GAZOO Racing提供 ーーハイブリッドには燃費がいい静かな車のイメージがあります。レース用HV「TS050 HYBRID」はなぜ速いのですか。 モーターが車体の前後についた四駆で、後輪にエンジンの約500馬力とモーターの約200馬力、前輪にモーターの約300馬力を伝え、合わせて最大で約1000馬力になります。(トヨタのHV、プリウスは最高出力122馬力) ハイブリッドのボタンを押しながらアクセルを踏むと、まずバッテリーにある電気を使ってモーターでスタートし、走り出してからエンジンをかけます。こっちの方が加速の効率がいいんですよ。これはブースト(

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  • 「ナワリヌイの乱」は、プーチン・ロシアを崩壊させるのか:朝日新聞GLOBE+

    拘束されたロシアの野党リーダー、アレクセイ・ナワリヌイ氏を支持するデモの参加者と衝突するロシアの警察=2021年1月23日、モスクワ、ロイター

    「ナワリヌイの乱」は、プーチン・ロシアを崩壊させるのか:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2021/01/26
    “宮殿には陸からも沿岸からも接近できないので、沖合にゴムボートを浮かべ、そこからドローンを飛ばして宮殿の撮影に成功<略>崖の上に立つプーチン宮殿は、『ゴルゴ13』に出てきた別荘と佇まいがそっくり”
  • 「みんなの文化を尊重」かえって溝広げた? 「多文化主義」問い直すヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+

    色づき始めた秋の森を抜け、波静かな入り江を渡り、スウェーデンの首都ストックホルムの中心部から郊外電車で30分ほど走ると、コンクリートの団地群が姿を現した。低所得の労働者が暮らす街ボートシルカだ。人口の約55%はシリア、アフガニスタン、インドなどからの移民やその子どもたちで、国籍は160にも及ぶという。 8月、ここで深夜に犬を散歩させていた12歳の少女が射殺され、社会を揺るがした。近くでは毎晩、武装した移民系若者らによると見られる発砲音が響いており、流れ弾を受けたと考えられた。一帯の治安は数年前から悪化し、「行けない地域」(no-go zone)と呼ばれていた。 コンクリートの団地が並ぶボートシルカの街並み この事件にとりわけ衝撃を受けたのは、ボートシルカで住民の交流の場となってきた「多文化センター」だった。問題を深刻に受け止めたスタッフのミカエル・モールベリさん(56)は、移民の代表者とと

    「みんなの文化を尊重」かえって溝広げた? 「多文化主義」問い直すヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+
  • ドイツでブームになりつつある「お酒を飲まない生き方」:朝日新聞GLOBE+

    ドイツのベルリンにあるZeroliq(ゼロリク)という名のバー。名前は「リキュールがゼロ」という意味ですが、それもそのはず、ここは「バーなのにお酒が提供されない」お店です。今年の3月、まさにドイツがコロナ禍に見舞われている最中にスタートを切ったこのバーはドイツで近年「お酒を飲まない生き方」をする人々から熱い支持を得ています。 少し前までは「お酒を飲まない」というと、何か「特別な事情」があるかのように思われていました。例えば妊娠中であるとか、アルコール依存症のため飲まないようにしているとか、病気を抱えているなど。上記のような「特別な理由」がない限り、またはイスラム教であるなど宗教上の理由がない限りは社交の場で「お酒は飲みません」と言っても、結局は周囲が人に「お酒を飲ませようとする」雰囲気が確かにありました。日の一部の若者のような「イッキ」こそあまり見られませんでしたが、「なんだかんだとお

    ドイツでブームになりつつある「お酒を飲まない生き方」:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2020/11/08
    ヨーロッパ産のノンアルビール、気になるな。
  • アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘に、世界が振り向いた 日本も無関係でないその背景:朝日新聞GLOBE+

    7月に衝突を起こしたのは、コーカサス地域にある国、アゼルバイジャンとアルメニアだ。軍同士が国境の街で衝突、その後も断続的に双方の攻撃が続き、少なくとも20人の犠牲者が出たとされている。きっかけは明らかになっておらず、お互いが相手側から先に攻撃して来たと主張している。 アゼルバイジャンの中には、アルメニア人が多数派を占める「ナゴルノ・カラバフ自治州」という地域があり、彼らが1980年代後半にアルメニアへの併合を求め武装闘争を開始した。やがて起きた両国間の軍事衝突はソ連崩壊後には全面戦争に発展、約3万人が犠牲となり、約100万人が難民や国内避難民になった。94年にロシアの仲介で停戦に至ったが、今もアルメニアが同自治州とその周辺地域を含むアゼルバイジャンの20%を占領している。 バクー市内とカスピ海を一望できる高台にある「殉教者の小道」。ナゴルノ・カラバフ紛争などで犠牲になった人々を偲ぶ墓標が並

    アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘に、世界が振り向いた 日本も無関係でないその背景:朝日新聞GLOBE+
  • プーチンは時代に追い越された 改憲国民投票が突き付けた現実:朝日新聞GLOBE+

    憲法改正の是非を問う国民投票で、投票するためモスクワの投票所を訪れ、担当者にパスポートを提示するロシアのプーチン大統領=2020年7月1日、ロイター

    プーチンは時代に追い越された 改憲国民投票が突き付けた現実:朝日新聞GLOBE+
    barringtonia
    barringtonia 2020/07/08
    モスクワでは、改憲への賛成票が有権者数の4割に満たず、実際にはプーチンにとって厳しい状況とのこと。
  • カメラだけじゃない、監視社会を丸ごと輸出する中国 ケニアで見た、その実情:朝日新聞GLOBE+

    ナイロビの街のあちこちに取り付けられたファーウェイ製の監視カメラ。キノコの帽子の部分に「HUAWEI」のロゴが見える。カメラ部分はぐるりと回転し、ズームもでき、遠隔操作で映像を見ることができるという=2020年2月2日 中国アフリカに「監視社会システム」を輸出している、という話を聞いたのは昨年秋のことだった。中国の習近平(シー・チンピン)国家主席が、世界のデジタル覇権を制するため力を入れている「デジタルシルクロード」の好例だという話だった。 街じゅう監視カメラのあの社会? 信号無視したら顔認証カメラで人物が特定され、交差点の画面に顔写真がさらされるシステム? 上海や北京の特派員などで6年半を中国で過ごした身としては、まさかと思いながら、ケニアへ飛んだ。 【合わせて読む】足跡すべてを政府が把握 中国の監視社会とは ■ファーウェイのカメラ、そこかしこに 2月上旬、首都ナイロビに着くと、まさに

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