ブックマーク / naturalist2008.hatenablog.com (2)

  • 孀婦岩における島の法則 - むしのみち

    先日放映された「ダーウィンが来た!」の「世界初調査!東京の秘境 孀婦(そうふ)岩」は楽しめました。 伊豆諸島最南端において、海上からほぼ垂直に100mも突き出た巨大な岩(孀婦岩)を調査したところ、州などに見られる種(個体)に比べて巨大化したウミコオロギ(未記載種)やイソハサミムシを発見したというドキュメンタリー番組です。 島で昆虫が巨大化するという現象自体、私自身は大変興味をもって観ました。しかし、番組内での解説で、二点ほど気になる部分がありました。 一点目は、番組内で「普通、島に棲む生き物は体が小さくなるのが一般的です。例えば、九州の屋久島に棲むサルやシカ、州のものに比べるとこの通りです(小さくなります)」という説明にひっかかりました*1。確かに例で述べられたような大型脊椎動物では島で小型化(矮小化)しますが、逆に小型脊椎動物では大型化(巨大化)することがよく知られています。これはフ

    孀婦岩における島の法則 - むしのみち
    barringtonia
    barringtonia 2020/11/23
    “海から運ばれた資源(動物遺体や糞、吐き戻し)からはじまる腐食連鎖が孀婦岩の昆虫群集を形成している可能性”
  • カブトムシと樹液 - むしのみち

    子供の頃からずっと昆虫採集を続けてきましたが、今年ほどカブトムシをたくさん採集した年はなかったでしょう。たくさんの個体を必要とする案件があったからですが、今の職場の構内だけでかなりの数を採ったと思います。実家は大阪住宅街にあって、少年時代はカブトムシとはほとんど縁がありませんでした。今の職場は程よい田舎にあって、しかも構内には堆肥が積んであるので、そこで幼虫が発生しているためか、個体数はとても多いのです。クヌギの樹液は良い採集ポイントですが、腐ったバナナを使って効率的にたくさん採集できました(参考)。 クヌギの樹液で戦うカブトムシの雄たち 去年くらいから構内で樹液の虫を観察しています。樹液には大きく分けると二種類の原因があるようです。一つはボクトウガの幼虫による害、そしてもう一つがシロスジカミキリの産卵とそれに続くさまざまな昆虫による害によるものです。 ボクトウガの幼虫の行動について

    カブトムシと樹液 - むしのみち
    barringtonia
    barringtonia 2017/09/06
    日本における樹液滲出の主因はボクトウガの幼虫による樹皮の食害で、雑食性のボクトウガ幼虫は樹液に集まる昆虫を捕食しているそう。
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