ブックマーク / reki.hatenablog.com (5)

  • シマウマに乗りたい人々の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    シマウマを家畜化したいという人々のチャレンジ 歴史上、数多くの人がシマウマを家畜化しとようと試みてきました。 記録には全く残ってませんが、アフリカ牧畜民はおそらくシマウマを飼い慣らそうと相当な努力をしてきたと思われます。しかし現在シマウマを飼い慣らせてないということは、その試みが失敗に終わったということです。野生のシマウマが人に懐かないのは、アフリカ牧畜民があまりにしつこかったため、人を恐れる習性がシマウマに組み込まれてしまったのではという説すらあります。 19世紀以降、アフリカを植民地としたヨーロッパの人々は、大量にいる野生のシマウマをなんとか家畜化して活用しようとして、いくつかの成功事例が出ますが、おおよそ失敗に終わっています。 1. なぜシマウマを家畜化しようとしたのか シマウマは見た目はウマに似ているし、シマ「ウマ」と言うのでウマと似ているような誤解を与えるのですが、実はロバの近縁

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    barringtonia
    barringtonia 2022/05/17
    "中には、ウマにシマウマの模様を塗っただけのもあり、いかに当時のドイツ人がシマウマ騎乗に憧れを抱いていたかが分かります"
  • エアコンの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    空間の快適さを求めるエアコンの技術開発史 現在一般に言われるエアー・コンディショナー(エアコン)は、以下の機能を持つ機械のこと言います。 温度管理 湿度管理 空気循環と換気の管理 空気の浄化 古代から空気を冷やすための仕組みは様々にありましたが、1902年にエアコンが発明されて以来、空間を快適にする空調技術は100年余りで急速に発展を遂げました。 現在は深刻化する温暖化問題と、快適さを両立すべく技術の開発が進められています。 今回はエアコンの技術開発史をまとめていきます。 1. 涼を得るための先人の知恵 古代から居住空間の温度を下げて快適に過ごすための様々な工夫がありました。 例えば古代エジプトでは、窓に水をかけて湿らせた葦を吊るし、水が蒸発する蒸発熱を利用して窓から吹き込む空気を冷やしていました。水が蒸発する時には周囲の熱が消費されるので気温が下がります。この手法は乾燥した砂漠の気候では

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  • マーガリンの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    驚くべき進化を遂げた「バターの代替品」の歩み マーガリンが植物性だということはご存じだと思います。 安いし植物性だからという理由でマーガリンを買う方もいるでしょうし、トランス脂肪酸が体に悪いと考えて意図的に避けている方もいると思います。 マーガリンは「バターの代替品」という出自もあって、長年酪農産業やバター産業からの攻撃や規制を受けてきたし、消費者からも疑惑の目を向けられてきました。 しかし絶え間ない技術革新と進化により、確実に消費者によって信頼され市場を形成してきた歴史があります。 1. マーガリンとは Photo by SpooSpa マーガリンとバターは見た目も味も似ていますがまったく異なります。 バターは乳脂肪を撹拌し固形化させたもの。一方マーガリンは植物性の油を練り合わせたもの。コーン油、大豆油、紅花油など味に合わせて様々な種類の油が用いられています。 乳製品っぽい味がしますが

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  • WWEのヒールレスラーに見る「アンチ・アメリカ」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    アメプロで「アンチ・アメリカ」はどう表現されたか 少しでも見たことある方はご存知でしょうが、プロレスの世界では「ベビー(正義)」と「ヒール(悪党)」のキャラ区別があります。 ずっとベビーやヒールをやっているレスラーもいますが、何かのタイミングで善悪入れ替わるのが普通で、「ベビーターン」とか「ヒールターン」とか言います。 アメリカン・プロレス(以下アメプロ)はこのキャラ区別が明確になっており、ベビーのレスラーが入場すると歓声で迎えられますが、ヒールのレスラーは大ブーイングで迎えられます。 そしてレスラー自身も、行動や言動で自分の悪党っぷりを表現します。汚いやり方で勝ったり、観客やレスラーを侮辱したり。 そんな中、たまに「ナショナリティ」を前面に押し出したり、「アンチ・アメリカ」を叫んで嫌われるヒールレスラーが登場します。 今回はアメプロのヒールレスラーの言動から、アメリカにおける 「アンチ・

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    barringtonia
    barringtonia 2016/02/10
    曲がりなりにも社会的に許されてるのが面白い。通常の社会規範で押し切られないコンテクストが確立されてるのかな?
  • "真のアメリカ料理"を巡る論争 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    アメリカ料理ってなんだ? ハンバーガー、ピザ、ポテトフライ、Tボーン・ステーキ。 アメリカ事と聞くと、ジャンキーな高カロリーが頭をよぎります。 ですが、アメリカ文化は多様。 国土が広いから様々な気候・風土があり、その土地それぞれの名物が存在します。 加えて世界各地からの移民が母国の文化を持ち込んだことで、まことに複雑な文化を形成するに至りました。 20世紀前半、そんな状況を憂いて 「真の愛国者がすべき、アメリカ人の料理とは何か」 を巡る様々な論争がありました。 これは、移民たちによって自分たちの文化が脅かされている!と考える、イギリス系アメリカ人による、自らのアイデンティティを守ろうとする試みでありました。 1. 移民たちが持ち込むエスニック・フード 文化のミックスが進んでいたアメリカ アメリカが西に拡大し、エスニック集団同士の接触が起きる18世紀の時代からアメリカ

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    barringtonia
    barringtonia 2015/07/19
    「無駄を省く料理はあまねくピューリタン的である」から「ベイクド・ビーンズや中華麺、パスタの缶詰を開けるとき愛国心を感じるべきである!」
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