ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (4)

  • メタボリストたちのブルーピリオド~「こどもの国」ってなんだ?【後編:こどもの国 現場 レポート】

    知られざる開園当初の姿を探して日発の前衛建築運動メタボリズムのメンバー(メタボリスト)を中心に彫刻家のイサム・ノグチも参画し、1965年に開園した子供のための遊び場「こどもの国」(横浜市青葉区)。前編では、国立近現代建築資料館で開催中の収蔵品展「『こどもの国』のデザインー自然・未来・メタボリズム建築」(8月28日まで)を紹介し、知られざる開園当初の姿をたどった。後編では、黒川紀章らメタボリストが若き日に施設設計に取り組んだこどもの国の現場レポートをお届けしよう。 ▶メタボリストたちのブルーピリオド~「こどもの国」ってなんだ?【前編:国立近現代建築資料館収蔵品展レポート】はこちら。菊竹清訓、黒川紀章、イサム・ノグチらが設計した休憩所や児童遊園の図面や写真を紹介。

    メタボリストたちのブルーピリオド~「こどもの国」ってなんだ?【後編:こどもの国 現場 レポート】
  • メタボリストたちのブルーピリオド~「こどもの国」ってなんだ?【前編:国立近現代建築資料館収蔵品展レポート】

    手元に1冊のがある。『カプセル1972―20222 中銀カプセルタワービル全戸図録』(中銀カプセルタワービルA606 プロジェクト)。建築家の黒川紀章(1934~2007)のメタボリズム建築《中銀カプセルタワービル》(1972)の実測調査を行い、住居カプセル140戸の図面と写真を収めた記録集だ。ページをめくると、猛烈ビジネスマン向けに作られた当初の内装デザインが残るカプセルが幾つもあり、胸をつかれた。中銀カプセルタワービルは今春から取り壊されたが、メタボリズムのみならず経済成長を走った時代精神を象徴する建築だったとあらためて思う。

    メタボリストたちのブルーピリオド~「こどもの国」ってなんだ?【前編:国立近現代建築資料館収蔵品展レポート】
  • 「おかんアート」が不可視化しているものとは何か。「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」レビュー(評:山崎明子)

    ▶︎ 都築響一+「下町レトロに首っ丈の会」キュレーションによる「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」が、東京都渋谷公園通りギャラリーにて1月22日~4月10日に開催されている。「おかんがつくるアート」のことと展が定義する「おかんアート」とはなんなのか、その歴史的文脈をふまえて解説。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論を専門とし、手芸とアートの関係をジェンダーの視点から研究してきた山崎明子(奈良女子大学教授)が論じる。【Tokyo Art Beat】 「おかんアート」の前で思考する「おかんアート」というものが以前から気になっていた。一目見て自分の身近にあったもので、懐かしいと感じる作品が多い。私自身、子供時代にこれらを母と作った記憶がある。小学生でも作れるもので、こうしたモノを作りながら縫う・編む・結ぶなど手芸の基技術を知らずに学んだのだと思う。東京都渋谷

    「おかんアート」が不可視化しているものとは何か。「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」レビュー(評:山崎明子)
  • 食とアート:アートとしての現代料理を楽しむために【シリーズ】〇〇とアート(6)

    現代美術“と” 現代美術において、は重要な表現手段のひとつとなっている。その動向の背景にあるのは、において自然や文化、社会が表現されているという考え、またにおいて自然や文化、社会が組み替えられるという考えである。 現代美術におけるという言葉からおそらく誰もが連想するのは、リクリット・ティラヴァーニャ の《パッタイ》(1990)であろう。この作品は観客にタイの料理のパッタイを振る舞うものであり、ティラバーニャをより一層有名にしたニコラ・ブリオー『関係性の美学』(1998)によれば、コミュニケーションが管理された現代において人々のあいだに適切な関係をもたらそうとするものである。 日の文脈でいえば、リサーチをもとにその土地を表現する料理を作り出す船越雅代、にまつわるワークショップなどを通してべるという行為について問うてきた岩間朝子、料理における身体や文化の変容を表現する永田康祐が

    食とアート:アートとしての現代料理を楽しむために【シリーズ】〇〇とアート(6)
  • 1