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ブックマーク / blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa (16)

  • ファイナンスを勉強するためのいい本5冊 : 金融日記

    今日はファイナンスを勉強するためのいいを各分野からピックアップしたいと思います。 ファイナンスは直訳すると金融ですけど、英語でFinanceというと資産運用や保険や金融工学などまで含むかなり広い意味で使われています。 狭い意味でいうと文字通り「金融」で、お金を融通する、つまりお金を貸すことです。 経済というのは、お金があまっている人や企業が、お金をより有効に使えるけどお金が手元にない企業や国などに貸し出すことにより、より効率的になり、より豊かになっていきます。 日政治や経済を考える上でファイナンスを勉強する意味は大いにあるのですが、個人レベルではむしろ買った株や不動産が上がるのかどうかとか、どんな保険に入ればいいのかといった問題になります。 こちらも立派なファイナンスです。 さて、今日はそんなファイナンスを勉強するためのとっておきのを5冊紹介しましょう。 ところでファイナンスの

    ファイナンスを勉強するためのいい本5冊 : 金融日記
  • 金融工学と経済学を勉強するためのベスト教科書セレクション(βバージョン) : 金融日記

    将来、金融業界で働きたい学生や、すでに働いている真面目な人々もこのブログを読んでくれているようなので、今日はお勧めの教科書をいろいろ紹介したいと思います。 デリバティブ・プライシング理論 Derivatives Pricing Theory このハルはこの分野のバイブルといわれており、デリバティブ関連の仕事をしている人やオプション理論を使っている人は、みんな一冊持っています。 デリバティブの分野では世界の標準テキストとしてNo.1の地位をゆるぎないものにしていますね。 確かに幅広い分野を網羅しているし、版を重ねるごとにクレジット・デリバティブやエネルギー・デリバティブなどの新しい話題を取り込み、どんどん洗練されていっています。 非常に丁寧な解説で間違いなくお勧めの一冊ですね。 しかし、この教授はこので一体いくら稼いだのでしょうか? 印税だけで億単位のお金を稼いでいることは間違いなさそう

    金融工学と経済学を勉強するためのベスト教科書セレクション(βバージョン) : 金融日記
  • ケインズの乗数理論(Theory of Multiplier)がどうしようもなくしょぼいことのサルでもわかる説明 : 金融日記

    国会で菅副総理兼財務大臣が「乗数」についての質問にぜんぜん応えられなくてしどろもどろになってしまい、方々からものすごくdisられているようです。 この話題はネットではすでに消化されてしまい旬が過ぎてしまったようですが、今日は経済学の勉強ということでこの乗数理論(Theory of Multiplier)をじっくり学びましょう。 僕はこのケインズの乗数理論が日をこのような苦境に追いやったのではないかと思っており、大変に危険なものだと認識しています。 さて、乗数(Multiplier)です。 政府が公共事業をしてG円使うとしましょう。 そうするとこの公共事業を受注した会社にはG円の売り上げが発生します。 この時点で当たり前ですがGDPはG円増えます。 ところが話はこれで終わりません。 このG円はこの土建屋の社長のボーナスになったり、取引先の社員の給料になったりと必ず誰かの所得になるからです。

    ケインズの乗数理論(Theory of Multiplier)がどうしようもなくしょぼいことのサルでもわかる説明 : 金融日記
  • 政府の規制や補助金はなぜ醜悪なのか? ―レントシーキングの罠― : 金融日記

    JALは更生法申請をして法的整理を経て、再生への道を歩み始めました。 会社更生法とか私的整理とかいろいろむずかしい法律用語がでてきましたが、要するにJALが借りたお金をどうやって踏み倒すかというだけの話で、実はとても簡単な話です。 いちばん踏み倒されたのはいうまでもなく日の銀行ですね。 ご愁傷様です。 (日の銀行にお金を預けているのは日の国民なので、この踏み倒されたお金は、僕の、そしてあなたの預金金利がまたちょっと下がることによって、僕が、そしてあなたが負担します) そして、借金がなくなって、さらに政府の手厚い支援のもと(つまり僕の、あなたの、我々の税金を使って)、JALは再建されるのです。 しかし、これではもともとまじめにやっていたANAの方はたまったものではありません。 ANAの社員はJALの社員よりも給料が安いと聞きます。 おそらくいったんつぶれても、JALの社員はそんなに給料

    政府の規制や補助金はなぜ醜悪なのか? ―レントシーキングの罠― : 金融日記
    bassai718
    bassai718 2010/01/23
    レントシーキングという言葉は覚えておこう。
  • 年末・年始を日本で低コストで圧倒的に独り勝ちするアイテム大紹介 : 金融日記

    みなさん年末年始のプランは決まりましたか? 僕はもうお休みモードです。 今年は不景気、不景気といわれていますが、それなりにもうかった人もいっぱいいるでしょう。 そんな人たちはちょっと羽休めに海外のリゾートなんて計画しているかもしれませんね。 ドルが下がっているのでハワイのハレクラニなんて定番もいいですし、ラスベガスもいいでしょう。 アジアのリゾートもいいですねー。 タイのプーケットに飛んで、その後、あんまり人がいない小さい島にいくのもいいですし、フィリピンのパラワンのプライベート・アイランドもけっこう穴場でいいですよ。 でも、ちょっと待ってください。 あなたはひょっとしてとてつもないリスクを冒そうとしているかもしれません。 世界の多国籍企業や金融機関は、軒並み今年のクリスマス・パーティーを中止しました。 こういった不景気の時期に、豪華ホテルで高いシャンパンをポンポン開けてどんちゃん騒ぎをし

    年末・年始を日本で低コストで圧倒的に独り勝ちするアイテム大紹介 : 金融日記
    bassai718
    bassai718 2009/12/27
    今日図書館に行ってきたよ。年末正月は読書三昧ですごします。
  • 勝間さんのインフレ政策を実行するとどうなるのか? : 金融日記

    勝間さんが菅さんにしたプレゼンテーションが話題になっています。 実はこれは今必要な経済学の勉強にとてもいい題材なのでくわしく解説したいと思います。 その後の意見交換で、「具体的にどうすればいいのか」と聞く菅担当相に対して、勝間さんは「通貨発行量をふやすのがいちばん簡単」「要は中央銀行のお金を大量に刷って、それを借金として政府がばらまく」と回答。菅担当相が「簡単に言えば、国債を50兆なり70兆なり出して、日銀に買い取らせるということか」と聞くと、勝間さんは「そういうことです」と答え、「国債の発行が悪いことのように国民は教育されているが、将来への投資と考えるべき」と主張した。 勝間和代さんのデフレ退治策、菅直人副総理は納得せず、毎日新聞、勝間和代のクロストーク このことに対して否定的な意見の代表例は「そんなことしたらコントロールできないハイパーインフレになる」です。 しかし、勝間さんもこういう

    勝間さんのインフレ政策を実行するとどうなるのか? : 金融日記
  • 日本国政府がどれだけ借金しても絶対に日本は倒産しないと言うことのサルでも分かる説明 : 金融日記

    赤字国債を発行して政府が借金を増やすとすぐに財政破綻、財政破綻と騒ぐ人がいますが、自国通貨による国債発行では国が倒産することは絶対にありません。 国債と言うのを借金だと考えると、これが増えすぎて返せなくなると会社と同じように倒産しそうな感じがします。 しかし、国債と言うのは確かに期日が決まっていて国が借りたお金を金利と一緒に返すので形式的には借金そのものですが、国は返すお金を自分で発行することができますから根的に普通の借金とは違います。 このことを考えると、国債と言うのは借金ではなくて、実は国が発行する株式だと言うことが分かります。 それでは、たとえば日国政府が1000兆円の国債を発行している場合を考えましょう。 この1000兆円のうち、民間が900兆円持っていて、日銀が100兆円持っているとしましょう。 現在では、中央銀行がお金を刷って市場に流通するお金の量を増やす主な手段は、市場に

    日本国政府がどれだけ借金しても絶対に日本は倒産しないと言うことのサルでも分かる説明 : 金融日記
  • なぜ金融機関は時に税金で救済しなければいけないが、事業会社を救済するのはよくないのか? その2 : 金融日記

    なぜ金融機関、特に銀行は時として税金を投入してまで救済しないといけないのでしょうか? それにはみっつの理由があります。 ひとつ目が金融機関は「公共財」だと言うこと。 ふたつ目は「取り付け騒ぎ」の予防、そして最後が「システミック・リスク」です。 まず、公共財から考えましょう。 金融機関、特に銀行と言うのは社会にどうしても必要な公共財です。 公共財と言うのは警察や下水道のようなモノです。 もうちょっと言うと個別の金融機関ではなく「金融システム」が公共財なのです。 公共財とは非排除性と非競合性を併せ持つ社会に必要なモノやサービスのことです。 警察や下水道は社会の誰もがそれを利用できます。 また、同時に利用者に個別にその対価を請求することが難しいです。 例えば警察は町の治安を守っていますが、その街に住むAさんはその料金を払うが、Bさんは払わないとしても、Bさんも町の安全性を享受することができます。

    なぜ金融機関は時に税金で救済しなければいけないが、事業会社を救済するのはよくないのか? その2 : 金融日記
  • サルでも分かる構造改革入門 : 金融日記

    小泉・竹中の構造改革と言うのは最近一部の人たちからバッシングを受けていますが、小泉内閣の時代には国民にもっと希望がありましたし経済もずっと好調だったのは事実です。 もちろん、当時は世界経済全体が好況で、輸出産業を中心として日も大きな恩恵を受けており、経済が好調だったのはすべて小泉・竹中構造改革のおかげと言うつもりはありません。 しかし、当時は既得権益層でがんじがらめにされている日をひょっとしたら変えられるんではないかと言う期待がありました。 ところでこの構造改革はなぜこれほどバッシングをされるのでしょうか? それは大きな損失を被る人たちのグループがいろいろといるからです。 さて、構造改革とは簡単に言うと次のようなことです。 1.官から民へ 2.中央から地方へ 3.規制緩和をして自由競争 まず「官から民へ」を見ていきましょう。 要は政府の官僚が国民から税金を召し上げてやってるものの中で、

    サルでも分かる構造改革入門 : 金融日記
  • AIG社員の最後の手紙(翻訳、藤沢数希) : 金融日記

    今、世間でうわさのAIGファイナンシャル・プロダクツのひとりの社員が出した退職願が、ニューヨーク・タイムスにリークされました。 いろんな意味で重要なニュースなので、がんばって翻訳してみました。 ニューヨーク・タイムス:Dear A.I.G., I Quit! いやー、金融業界に詳しい人が読むと当に趣深いメールなんですよね。 実は細部まで計算しつくされているメールで読めば読むほどジェークさんは聡明なひとなんだと思えます。 ここに書いてある全てのことが理解できて、ところどころに現れるピリッとした嫌味が分かったら、あなたはかなりの国際金融通ですね。 英語の勉強にもなりますから、いろいろ英語のニュースも検索してみてこのメールのバックグラウンドを全部理解してみましょう。 春休みの宿題です♪ これで有名になったジェークさんがAIGの暴露でも出して大もうけしたら、MITの奨学金をゲットした以上のアメ

    AIG社員の最後の手紙(翻訳、藤沢数希) : 金融日記
  • グローバリゼーションは絶対に止まらない : 金融日記

    最近のマスコミや政治家を見ていると、何かと情緒に訴える非論理的な発言が目立ちます。 「日的経営の復活」とか「終身雇用」とかの回顧主義が蔓延しています。 そして、これ見よがしにアメリカの金融産業や市場原理主義(←何を指しているのかよく分からないが)が批判の矢面に立たされています。 小泉元首相や竹中元経済大臣も格差社会を作り出した元凶として、非難されています。 結局のところ、世界中をヒト、モノ、カネ、そして情報が瞬時に駆け回るこのグローバルに展開される資主義経済について行けない人々の憤が爆発しているのでしょう。 言うまでもなく、世界はこの数十年の間に急速なグローバリゼーションを経験し、今もグローバリゼーションが加速しています。 そして、グローバリゼーションには光もあれば影もあります。 日を含む先進国の単純労働者の賃金低下や失業、そして、それによる格差の拡大が影の部分なら、多国籍企業の工

    グローバリゼーションは絶対に止まらない : 金融日記
  • 世界は本当に働かなくても食っていけるほど生産性が向上したのだろうか? その2 : 金融日記

    このように考えていくとひとつの恐ろしい仮説にたどりつくのですよ。 「実は世界は生産性が向上しすぎていて、当は、みんなぜんぜん働かなくても遊んでくらせるのではないか?」と言う仮説です。 だって、ロボットやコンピュータが発達して昔は10人でしていた仕事がひとりで出来るようになったら、単純に考えればひとりだけ働けばあとの9人は遊んでてもくらせるはずでしょ? 実際、アメリカの農業とか見てみると、ほんの2、3人でとんでもない量のトウモロコシとか小麦とかを作っているわけだし。 逆に言えば、実業だけだったら、この9人はみんな失業するわけです。 ひょっとしたら、今の人間社会に必要なのはほんの一握りのひとだけで、ほかの多くのひとは朝から晩までどうでもいい仕事のための仕事を必死でやっているだけじゃないのだろうか。 「働くものうべからず」と言う固定観念が、ひとびとに社会に不必要な仕事を作らせ、その不必要な仕

    世界は本当に働かなくても食っていけるほど生産性が向上したのだろうか? その2 : 金融日記
  • 年末年始の推薦図書 : 金融日記

    こんにちは、藤沢Kazuです。 最近、金融ネタでは書きたいことはいろいろあるのですが、なんせ僕はサラリーマンなのでそう言うことは書けないのですよ。 このところ金融機関はいちいち個人のブログとかにも干渉してきたりしますからね。 そう考えると、サラリーマンはそろそろ卒業して独立でもしようかと思ったりもするのですが、サラリーマンもなかなか辞められないものなのですよね。 サラリーマンなら損失出しても給料もらえるしとか、サラリーマンなら社会的信用もそこそこあるしとか、もうちょっと頑張れば給料ももうちょっと上がるかもとか、とりあえずxx円貯めるまではサラリーマンを続けようとか、いろいろしょぼいことを考えてしまう小市民なのですよね。 いっそ首になってしまえばそう言うことに迷う必要もないので非常に楽なんですが・・・ 多分、今年はどこの銀行もボーナスがしょぼいし、来年もしょぼそうなので、自分の腕一って

    年末年始の推薦図書 : 金融日記
  • 政府の定額給付金の案について・・・ : 金融日記

    こんにちは。 藤沢Kazuです。 ==========以下、Nikkei Netからの引用========== 定額給付金、1万2000円 65歳以上・18歳以下、8000円上乗せ 政府・与党は7日、追加経済対策に盛り込んだ総額2兆円規模の定額給付金について、1人あたり1万2000円を支給する方向で最終調整に入った。65歳以上の高齢者と18歳以下の子どものいる世帯には1人あたり8000円を上乗せする方針だ。 自民党の園田博之政調会長代理と公明党の山口那津男政調会長が同日の会談で合意した。与党は65歳以上と15歳以下への加算を検討していたが、「高校生がいる世帯にも配慮すべきだ」とする公明党の主張を受け入れた。加算金を8000円に抑えることで、総額は2兆円以内に収まる。夫婦と18歳以下の子ども2人の4人家族の支給額は計6万4000円になる。 支給方法は、世帯の代表者が地方自治体に申請する方式を

    政府の定額給付金の案について・・・ : 金融日記
    bassai718
    bassai718 2008/11/12
    同意。行政コストはタダと思っている人が多いですよね。
  • ホリエモンとリーマン破綻 −市場原理主義は間違っているのか?− : 金融日記

    こんにちは。藤沢Kazuです。 ところで、最近、ホリエモンがブログを再開したそうですね。 また、再起して大きなことを成し遂げてもらいたいですね。 なんだかんだ言って、小泉さんとか竹中さんとかホリエモンとかがいたときの日が一番がんばっていた気がします。 あの時は、なんとかしなければと言う危機感をもってみんながんばっていました。 さて、今日はいかにマスコミの報道が間違っているかと言うことをホリエモンとリーマン破綻のニュースから考えてみたいと思います。 一般に、ホリエモンは規制緩和をして、市場原理主義を推し進めた結果、マネーゲームが蔓延し、その中で生まれた悪者だと言うことになっています。 つまり、市場原理主義は経済を活性化するといういい面もあるけど、ホリエモンのような人物をつくりだしてしまう負の面もあると言うことです。 一方で、名門投資銀行のリーマン・ブラザーズの破綻に象徴される一連の金融危機

    ホリエモンとリーマン破綻 −市場原理主義は間違っているのか?− : 金融日記
  • 最近の円高ドル安について・・・ : 金融日記

    こんにちは。藤沢Kazuです。 最近、株価は上がったり下がったり、そして、もっと下がったりでなかなか面白いですね。 アメリカの大きな証券会社が潰れたりして、この業界も戦国時代の様相を呈して来ました。 さて、今日は最近の円高ドル安に関してちょいとばかりコメントしたいと思います。 と言うのも、経済の勉強のとてもいい材料だと思ったからです。 エコノミストの為替予測はほとんど当たらないことが知られています。 (こうやって書くとアナリストの株価予測は当たるような気がしますが、もちろん、こっちも全然当たりません) また、為替は経済の合理性と言うよりも、むしろ政治的な要因で動いたり固定されたりするものでこれも予測をなかなか難しいものにしています。 (つまり、政治的に知らぬ間に毟り取られる一般庶民と、利益を搾取する既得権益層がいるわけですが) さて、最近の円高ドル安でみんな騒いでいますが、僕みたいな理屈が

    最近の円高ドル安について・・・ : 金融日記
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