母親と財産を弟に無断でもっていかれ、アクセス不能にされて、鬱になったペヨトル工房の代表・今野裕一が引退、沈黙してから二ヶ月がたつ。 ペヨトル工房は整理会社になってはいないが、2020年12月31日で、パラボリカ・ビスの活動を終えている。 2002年に一度、短い中断をして、すぐに夜想を大判にして再開、パラボリカ・ビスというオルタナティブのギャラリーを開廊してまた勢力的に活動をしはじめた。その間、17年くらいだろうか。500以上の企画展を開いている。驚異的だ。全部企画なのだから。そのビスが建物ごと終りを告げた。今は解体中になっている。 1978年から42年走り続けたペヨトル工房の事実上の活動が終了した。 鬱にかかった今野裕一は大丈夫だろうか。 これが彼の2020年12月31日の日記。 2020年12月31日 弟が連絡を遮断して母親と家の財産全部を手にしたままもう1年半がたつ。 1年ほどまえから