2019年7月1日から一部施行された「改正健康増進法」によって、これまで以上に禁煙の空気が世の中に広がっていくでしょう。映像作品は時代の流れを映す鏡。特撮作品のなかで「タバコ」の描写がどう変わったかを見ていきます。 人物のアウトロー側面を「タバコ」で表現 『鳥人戦隊ジェットマン』の黒レンジャー、結城凱はタバコを吸うアウトローなヒーローとして活躍した。画像は同作品のミュージックコレクションCD(日本コロムビア) 健康意識の高まりや受動喫煙の防止、あいつぐタバコの値上げなどから、日本人の喫煙率は年々減少しています。さらに、2019年7月1日から「改正健康増進法」が一部施行され、役所や学校、病院といった施設の屋内では完全に禁煙となりました。 このような時代の流れから、映像作品のなかで「タバコを吸う」描写はしだいに姿を消していっています。とりわけ特撮作品の主な視聴者層は子供たちですので、喫煙描写は