京都大学は4日、昨年10月に就任した山極寿一学長がゴリラ研究の第一人者であることにちなみ、学生らが発案したオリジナルグッズの販売を始めると発表した。目玉は山極学長が研究テーマとしているゴリラの腸から採取した新種の乳酸菌を使ったベイクドチーズケーキ(ゴリラ・フロマージュ)で、6〜8日のオープンキャンパスに合わせ、大学内のレストランで1日50食を限定販売する。生産ラインが確保できれば、常時販売も検討する。 ケーキには、山極学長らの研究グループが2009年、アフリカ・ガボン共和国で野生のニシローランドゴリラから発見し、その後、京都市動物園の同種のゴリラからも発見された新種乳酸菌「ラクトバシラス・ゴリラエ」で作られたヨーグルトが殺菌処理され使用されている。 味は、野生のゴリラが好んで根をかじるという「ショウガ」のエキス入りのジンジャー味と、バナナ味。2種類を各1本ずつ皿に盛り、税込み399円で販売
ポイント 肥満によって自己免疫疾患を含む炎症性疾患の発症リスクが高まると言われていたが、そのメカニズムは不明であった。 肥満患者に高発現する脂肪酸合成酵素「ACC1」が自己免疫疾患を悪化させる分子メカニズムを解明しました。 ACC1を制御すれば、肥満によって引き起こされる自己免疫性炎症疾患の治療への道が開けると期待される。 JST 戦略的創造研究推進事業において、千葉大学 医学研究院の遠藤 裕介 特任講師、中山 俊憲 教授らのグループは、同大学医学研究院の細胞治療内科学 横手 幸太郎 教授のグループと共同で、肥満患者に高発現している脂肪酸合成酵素「ACC1」が自己免疫疾患注1)を引き起こす作用があることを発見しました。 食習慣、生活習慣の変化や運動不足に伴い世界規模で“肥満”患者が増加しています。肥満、特に内臓脂肪蓄積を伴う肥満症注2)は、糖尿病、脂質異常症、高血圧などのいわゆる生活習慣病
Twitterユーザーの「紙城亮(@KMSR_toru051)」さんがアップした、干物にしたエイの表情があまりにも怖すぎると話題になっている。 エイのほがらかな表情については水族館などで見たことがある方も多いだろう。このように、まるでゆるキャラのような可愛い顔立ちをしている。 とはいえ、鼻の穴と口が顔に見えるだけなのだが…。さて、こんな可愛らしいエイの表情が、あることをすると一変してしまうという…。ここからは覚悟して見て欲しい。 それがこちら。うわあああああああああああああ!乾かされた恨みがにじみ出ちゃってるぞ((((;゚Д゚))))))) 5匹とも揃いに揃って物凄い眼差しでこちらを凝視するエイたち。先ほどの可愛らしい生物と同じとは到底思えない。 これは決して偶然ではない。他のネットユーザーがアップしたエイの干物も、同じく怒りの表情を見せているのだ。 もはやエイかどうかも判断し難い状態にな
これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使い、高級魚として知られる「マダイ」を通常の1.5倍程度の重さにまで大きくすることに京都大学などの研究グループが成功しました。今後、魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目されています。 「ゲノム編集」は、これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる技術で、ここ数年、急速に研究が進んでいます。 研究グループは、この技術を使い、高級魚として知られるマダイで筋肉の量を調節している「ミオスタチン」という遺伝子を操作しました。 その結果、ふ化して1年の時点で、大きいもので通常の1.2倍から1.5倍の重さにまで育つマダイを作り出すことに成功したということです。 食品としての安全性は、今後、検討されるということですが、この技術を使って魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目
米パデュー大学の研究者は7月23日、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味に続く第6の味覚として、脂味(脂肪味)のあることを実験で確認したと発表した。 パデュー大学・栄養学科の研究で、論文誌ケミカルセンシスに掲載された。脂肪を味覚として感じる機能があるかどうかという問題はここしばらく食品研究分野での研究課題となっている。とくに脂肪の類は食品にクリーミーな食感(油っこさ)を与えることから、食感と味覚を区別することが難しいとされている。 調査では、脂肪酸と他の5味の化合物を混合した溶液を用い、102の参加者に対して知覚テストを実施。溶液の匂いや食感に関しては同一になるようにしたが、多くの参加者は他の味と脂肪酸の有無を区別できたという。また、脂肪酸は炭素数の長さによって長鎖/中鎖/短鎖脂肪酸などに分けられるが、炭素鎖の長さによっても他の味覚に与える影響は異なることが分かった。 調査結果として、脂肪酸の有
リンク ライブドアニュース パクチー嫌いは遺伝子が原因…特定の嗅覚受容体を持っていると判明 - ライブドアニュース 海外メディアが、パクチーを嫌う人が多い理由を解説している。嫌う人たちは、においを感知する遺伝子が他の人と異なるという。アルデヒドという成分に反応する嗅覚受容体を持っているとのこと Y Tambe @y_tambe @naokororin2 元論文、前に拾ってたので確認した flavourjournal.com/content/1/1/22 OR6A2を「持つ/持たない」ではなくて、遺伝子多型(SNPs)で、パクチーの臭い成分(2-デセナール、2-ドデセナールなど不飽和アルデヒド)への反応性が変わる、という話。 2015-07-24 22:02:42 リンク www.flavourjournal.com Flavour | Full text | A genetic varia
水をくんで調べれば、生息する魚の種類が分かる新技術を開発 ~魚類多様性の調査にもビッグデータ解析時代の到来~ ポイント 海や川などに生息する魚の種類を調べるには大きな労力と費用がかかっていた。 環境DNAから魚種を判定できる技術を開発し、その性能を水族館で検証した。 将来、魚を捕獲せずに魚類多様性のモニタリングが可能になる。 JST 戦略的創造研究推進事業(CREST)の一環として、千葉県立中央博物館の宮 正樹 主席研究員、東北大学、東京大学、沖縄美ら島財団、神戸大学、龍谷大学、北海道大学からなる研究グループは、魚から体表の粘液や糞などとともに水中に放出されたDNA(環境DNA)を分析することによって、DNAを放出した魚の種類を判定する技術を開発しました。 海や川や湖沼に生息する魚の種類を調べるには、水中に潜って魚を観察したり、網などの漁具を使って魚を捕るなど、多大な労力と費用がかかる上に
海や川で採取したバケツ1杯分の水を分析するだけで、そこに生息している魚の種類を一度に特定できる新たな技術を、千葉県立中央博物館などの研究グループが開発し、海や川での生態系の研究を加速させる画期的な技術として注目されています。 千葉県立中央博物館の宮正樹主席研究員らのグループは、魚のDNAの情報を解析しやすくする特殊な液体を開発し、海や川の水を処理したものに加えて専用の機器にかければ、5000種類分のデータベースと照合して、最短2日間で、そこに生息している魚の種類を一度に特定できるようになりました。 研究グループが沖縄県の水族館で実験したところ、水槽にいる180種類の魚のうち90%以上に当たる168種類の魚を特定できたということで、海や川での生態系の研究を加速させる画期的な技術として注目されています。 宮主席研究員は、「海や川に生息する生き物を地球規模できめ細かく調べられるようになり、いわば
米ノースダコタ(North Dakota)州で撮影されたバッタ(2010年9月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Karen BLEIER 【6月15日 AFP】恐怖におののきながら死んだバッタの死骸は、安らかに死んだバッタの死骸とは異なる影響を土壌に与える――。このような内容の論文が15日発行の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 論文の主執筆者でイスラエルのエルサレム・ヘブライ大学(Hebrew University of Jerusalem)の研究者Dror Hawlena氏は同誌のウェブサイトに掲載された音声インタビューの中で、この研究結果は「確かに少しとっぴな話に聞こえる」と語った。 Hawlena氏は米エール大学(Yale University)の研究者らと共に、クモにおびえさせられたバッタの死骸を使った実験を行った。 実験ではまず、バッタだけを入れた籠とバッタ
生物が生きていくためには水や酸素などとともに「食料」が不可欠ですが、電気を「食べる」ことで生命を維持できる微生物が発見されています。 Meet the electric life forms that live on pure energy - New Scientist https://www.newscientist.com/article/dn25894-meet-the-electric-life-forms-that-live-on-pure-energy/ 人間に限らず多くの生物は、食料と水と酸素を消費しながら生きています。例えば、エネルギー源として摂取した砂糖は化学的に分解されて酸素と反応させることでエネルギーを取り出しますが、このメカズムは「電気(電子)を酸素に受け渡す」ということを意味しています。つまり、「食べる」という行為は、途中でアデノシン三リン酸(ATP)というエネ
2015年07月20日 10:13 カテゴリサイエンス最前線〜動物・植物・微生物 冬眠中に骨が弱くならない理由 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 【冬眠中に骨が弱くならない理由】7月8日・米コロラド州立大学:クマなど冬眠する動物は、約半年もの間寝たきりにもかかわらずその骨密度は変化しない。なぜなのか。そのメカニズムの一端が明らかとなった。 http://t.co/UiFpzEgDU9— サイエンスあれこれ (@sarekore) 2015, 7月 18 【冬眠中に骨が弱くならない理由】 7月8日・米コロラド州立大学: 無重力空間では骨代謝のバランスがくずれ、骨が分解・吸収される一方で新しく作られず、もろくなることが知られている。地上でも寝たきりの状態など骨に負荷がかからない状態を長く続けていると骨粗鬆症が進行する。ところ
発表・掲載日:2015/07/08 細胞の機能を制御するナノロボットを開発 -外部刺激による生物の行動機能制御技術を目指して- ポイント 生体毒性のない近赤外レーザー光照射により内包する分子を放出できるシステム この分子放出システムにより、生体内の細胞機能制御が可能 分子・細胞レベルでの病態の解明のための研究ツールとして期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノ材料研究部門【研究部門長 佐々木 毅】都 英次郎 主任研究員らは、バイオメディカル研究部門【研究部門長 近江谷 克裕】戸井 基道 研究グループ長、公立大学法人 大阪府立大学【理事長・学長 辻 洋】大学院工学研究科 河野 健司 教授らと協力して、光によって発熱できるカーボンナノチューブ(CNT)と特定の温度で内包分子を放出する温度感受性リポソームを組み合わせて、線虫Caenorhab
明治時代に東京湾で新種の甲殻類として発見されたものの、その後、湾内では見つかっていなかった「ムギワラエビ」が今も生息していることが、135年ぶりに正式に確認されました。 明治13年、1880年にドイツ人の研究者が千葉県鋸南町沖の東京湾で採取し、新種の生き物として発表されました。その後、東京湾では見つかっておらず、水質の悪化などによって生息できる環境は失われたと考えられていました。 ところが、ことし5月、発見された場所と同じ鋸南町の沖で潜水したダイバーがムギワラエビとみられる生き物を見つけたことから、14日、専門家が県の特別な許可を得て採取しました。 鑑定の結果、甲羅のトゲや足の先などの特徴から135年前に発見されたムギワラエビが今も生息していることが正式に確認されました。 鑑定を行った千葉県勝浦市の「海の博物館」の奥野淳兒主任上席研究員は、「多くの人が暮らす場所のすぐそばの海の環境をどう保
ドイツ北部で見つかったオオコウラナメクジの仲間(Arion属)。知らず知らずのうちに線虫を飲み込んで自分の腹の中で運んでいたことが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY CAROLA PETERSEN, HINRICH SCHULENBURG, KIEL UNIVERSITY) エコノミーシートの座り心地も最悪だが、ナメクジの腹の中はどんな具合なのだろう。その腹に潜んで旅するムシがいるというのだから驚きだ。 オオコウラナメクジの仲間が腐敗した植物を食べるとき、一緒に小さな線虫を飲み込むことがある。すると、研究のモデル生物として人気の線虫カエノラブディティス・エレガンス(Caenorhabditis elegans、通称C.エレガンス)は、飲み込まれても消化されることなくナメクジの腸内で生存し続け、時には遠く離れた場所で外に排泄される。 こうして線虫は自力ではたどり得ない遠距離を旅し、
海の中をゆらゆら漂うクラゲ的な動物を含むクシクラゲ類は、基本的に骨格を持たないものとして知られています。しかし、新たに発見されたクシクラゲ類の化石には骨格があり、かつては骨を持つ動物として生息していたことが判明しました。これまで信じられてきた進化の考えを根本的に覆すものだとして、研究者らに衝撃が走っています。 A vanished history of skeletonization in Cambrian comb jellies | Science Advances http://advances.sciencemag.org/content/1/6/e1500092 Ancient comb jellies had skeletons, but they still lost the arms race | The Verge http://www.theverge.com/2015
【7月10日 AFP】ジャイアントパンダが動物界のカウチポテト族に仲間入り――。このような研究結果が9日、米科学誌「サイエンス(Science)」発表された。パンダの活動の不活発さは、動きの鈍いナマケモノに匹敵することが分かったという。 中国の研究チームは、飼育されているパンダ5頭と野生パンダ3頭を追跡調査した。その結果、パンダの活動性は他のクマに比べて著しく低く、1日のエネルギー消費量は、体の大きさが同程度の他の陸生動物の平均値のわずか38%であることを発見した。「ジャイアントパンダの1日のエネルギー消費量は、コアラなどに比べて大幅に少なく、ミツユビナマケモノのエネルギー消費量にほぼ等しい」と論文は述べている。 また、パンダの脳、肝臓、腎臓は、他のクマにみられるそれらの臓器より小型であることも判明した。 さらに、パンダの甲状腺ホルモン血中濃度は哺乳類の標準値の数分の1しかないことも分かっ
いやークモなめてました。 みなさんいろんな理由でクモをお嫌いになっているかと思うんですが、最近の研究によってクモのナチュラル忍者っぷりが発見されたんです。先日明らかになったクモの忍術は水の上を渡るっていう本物の忍者も苦戦する荒技。 足を高く持ち上げることで風を受け止め、それを推進力に水面を移動し、止まりたくなった時に糸を水面にひっかけてブレーキをかけることが判明しました。 この研究はBMC Evolutionary Biologyにおいて発表されたんですが、これによってクモがどうやって長距離を移動して新しい土地へと進出してきたのかが、少し明らかになりました。というのも、科学者たちの間ではクモが糸を使って空を飛ぶことは知られていたんです。 あ、そうそうクモって空も飛ぶんですよ。知ってましたか?で、今回は水の上を航海することも分かったんです。 空を飛ぶ時は糸が風をキャッチして浮くわけです。好条
水面に浮かび、脚や腹をヨットの帆のように掲げて「帆走」する行動をとるクモがいることを、宮城教育大の林守人研究員らのグループが確認した。風に乗って移動するクモは、水に落ちてもこの技のおかげで死なずにすむらしい。3日付の英専門誌に掲載された。 クモには、糸を出し風に流されることで移動する種類がいる。林さんらは、日本を含む世界中に分布するサラグモとアシナガグモ325匹で実験した。水に浮かべ風を当てると、201匹が脚や腹を立て、水上を滑るように移動した。糸を水上に出し、ブレーキをかけたクモも150匹いた。 空に飛び立てるよう、つま先立ちのような格好をしたクモもいて、そのほとんどが帆走もした。林さんは「風任せだと水上に落ちる危険性があるため、帆走の能力は必須とみられる」と話している。(小宮山亮磨)
(CNN) 金魚鉢で飼っていた小さな金魚を川に放したら、大皿のような巨大魚になった――。カナダでそんな現象が観測され、当局がペットの魚を捨てないよう呼びかけている。 カナダ・アルバータ州環境公園当局の専門家によると、川などに放たれた金魚は、水温も酸素濃度も低い同州北部の過酷な環境の中でも繁殖していることが確認された。 金魚には天敵がなく、こうした環境に置かれても繁殖できるといい、「捕獲した中で最も大きな個体は夕食用の大皿ほどの大きさがあった」と専門家のケイト・ウィルソン氏。「金魚鉢の中で飼っている限りは可愛い小さな魚だが、自然に放てばサイズや餌の制約がなくなり、種によってはとてつもなく巨大化する」と話す。 当局は同地で4世代にわたって繁殖し、巨大化した魚の写真を公表した。川などに放された魚は推定で何十万匹にも上ると見られ、ウィルソン氏は「その方が人道的だと思っているのかもしれないが、そうし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く