The Japanese billionaire who commissioned SpaceX for a private mission around the moon on a Starship rocket has abruptly canceled the project, citing ongoing uncertainties around when the launch vehicle…
サイエンス , 大学研究モノ なぜ暗闇で光るキノコが存在するのか、科学者すら知らない 2015.02.25 10:00 光るキノコの映像は0:30から。ホタルみたい! ブラジルのピアウイ州にあるCoconut Forestでは、夜になると暗闇で光るめずらしいキノコを見ることができます。このキノコ、光る仕組みはわかっているのですが、光る理由が、わかっていないのです。 その謎に迫る研究をしているのがサンパウロ大学博士課程のHans Waldenmaierさんです。 この動画の中でWaldenmaierさんは、「ホタルやクラゲなどは交尾やコミュニケーションのために光っていることがわかっていますが、交尾をする必要のないキノコがなぜ光るのか、そして光ることで生態系にどのような影響を与えているのかはまだわかっていない」と語っています。 そこでWaldenmaierさんは、キノコの光にどんな虫が寄ってく
トビイロケアリは巣の中の決まった場所に排泄物を溜める。写真はドイツで撮影された個体。(Photograph by blickwinkel, Alamy) アリの排泄習慣を綿密に調べた初めての研究から、数種のアリは複雑に入り組んだ地中の巣で共用の「トイレ」を維持していることが明らかになった。 亜種が日本にも生息するトビイロケアリ(学名:Lanis niger)を調査した研究者らは、巣の中に排泄物を溜める専用の場所があることを発見した。これはある意味、道理にかなっている。数千匹ものアリがひしめく狭い空間では整理整頓がカギだからだ。 ただし、糞は細菌を増やし、病気を蔓延させ、コロニーを危険に曝す可能性もある。 「アリは実にきれい好きな生物ですが、あまり擬人化しないよう注意しなければなりません」と述べるのは、今回の研究を率いたレーゲンスブルク大学の博士研究員トメル・チャチュケスだ。 「きれい好きな
ダンゴウオ3種、同種の雌雄だった 北大・阿部助教ら発表 (02/18 10:43、02/18 10:48 更新) (上)体長約7センチのコブフウセンウオ。側面に固い突起がある(中)軟らかい凹凸で覆われたナメフウセンウオ(下)全身が固い突起で覆われたコンペイトウ 【函館】これまで別種と考えられていたダンゴウオ科の魚3種が実は同一種の雌雄であることを、北大水産学部(函館)の阿部拓三助教(40)=魚類生態学=らの研究グループが突き止め、英国の魚類科学誌に発表した。 別種とされてきたのは、ダンゴウオ科オキフウセンウオ属のコブフウセンウオ、ナメフウセンウオとイボダンゴ属コンペイトウの3種。阿部助教が、これら3種の性別を調べたところ、コブフウセンウオとナメフウセンウオは雄のみで、コンペイトウは雌ばかりであることに気付いたという。 コブフウセンウオが守っていた卵を採取し、3年間かけて飼育したところ、コブ
重い食中毒を引き起こすボツリヌス毒素が体内に入り込む仕組みを、大阪大微生物病研究所などのグループが解明した。毒素が腸管にある細胞の「扉」をくぐり抜けて血中に入り、発症につながるという。17日、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に掲載された。 ボツリヌス毒素は土中のボツリヌス菌から作られ、食べ物に付着して人間の体内に入ると全身まひなどを引き起こす。衛生環境が整った先進国での発症は少ないが、治療法が限られているため、テロに悪用される恐れが懸念されている。これまで発症の詳しい仕組みは分かっていなかった。 阪大微生物研の藤永由佳子特任教授(細菌学)らは、毒素の中のヘマグルチニン(HA)というたんぱく質に注目。マウスを使った実験で、HAが腸管にあるM細胞の表面にあるGP2というたんぱく質とくっつき、細胞を通り抜けることを突き止めた。毒素はその後血中に入って全身をめぐり、症状を引き起こしてい
インド・コルカタで、抗毒素を作るためにヘビの毒を採取する男性(2003年12月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/Deshakalyan CHOWDHURY 【2月11日 AFP】南米コスタリカに生息するサンゴヘビは、かまれるとけいれん発作を起こす毒を持つが、この毒の作用機構に関する謎を解明したとする研究論文が、9日の査読学術誌の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。統合失調症、てんかん、慢性の痛みなどに関する研究を進展させる可能性のある成果だという。 米ジョンズホプキンス大学医学部(Johns Hopkins University School of Medicine)などの国際研究チームが発表した論文によると、サンゴヘビの毒には、ミクルロトシキン(MmTX)と呼ばれる一組のタンパク質
蜘蛛の研究が本当のスパイダーマンを作り出す日もそう遠くはない? 千差万別とは言いますが、蜘蛛の巣はまさにそれ。ベトベトにくっつく巣を作る蜘蛛もいれば、この写真のUloborus spiderのように超極細ナノスケールのふわっふわっの巣を作る蜘蛛もいます。でもこのふわっふわっの蜘蛛の巣で一体どうやって獲物を捕まえるの? と思いますよね。どうやらこの巣、静電気を帯びてるらしいんです。 Current Biologyという雑誌に掲載された研究によると、このUloborus spiderがどうやって静電気を帯びる巣を作るのかという謎を科学者が解明したんだそうです。この巣の糸、実は蜘蛛の体の絹糸腺から液体として出てくるもので、蜘蛛がその液体を引っ張ると、その液体が個体の糸になっていくという摩訶不思議。でもそれだけじゃありません。学術誌「サイエンス」のMonique Brouillette記者が詳しく
光合成に欠かせない葉緑素を、植物が害虫から身を守るためにも活用している意外な事実がわかった。昆虫が葉を食べた時、植物の酵素クロロフィラーゼが作用して葉緑素のクロロフィルからクロロフィリドを作りだして、昆虫の死亡率を高めたり、成長を抑えたりすることを、北海道大学低温科学研究所の田中亮一(たなか りょういち)准教授と胡学運(ふ しゅえゆん)研究員、日本曹達株式会社小田原研究所の牧田悟(まきた さとる)研究員らが突き止めた。植物に秘められた深い生活の知恵をうかがわせる発見といえる。京都大学とスイス・チューリッヒ大学との共同研究で、1月12日付の米植物学会誌Plant Physiologyオンライン版に発表した。 植物がもつ酵素クロロフィラーゼは、水に溶けにくい葉緑素を、水に溶けやすいクロロフィリドに変える活性がある。この酵素は葉の中に多く、100年以上も前から存在が知られていた。しかし、植物にと
「Hungry Hungry Hippos」(4頭のカバが餌を取り合うおもちゃ)という言葉に、新しい意味が加わった。カバの共食いを示すほぼ初めての事例を、科学者が発表したのだ。 腐りかけたカバの死体を食べるカバ。クルーガー国立公園にて、2014年4月25日撮影(PHOTOGRAPH BY LEEJIAH DORWARD) 保全生物学者リージア・ドーワードは2014年、南アフリカのクルーガー国立公園で、水につかったカバの死体を、別のカバが食べているシーンに遭遇した。「驚きの光景でした。そんなこと(カバの共食い)は、前代未聞でしたから」と英国オックスフォード大学の博士課程で学ぶドーワードは振り返る。 ドーワードはロンドンに戻り、文献を調査した。その結果、1999年に一度だけ、S・キース・エルトリンガムがカバの共食いを記述していたことを発見する。通常は草食と考えられているカバだが、それ以前にも肉
動けなくなった魚を飲み込む様子を早送り動画で紹介 獲物を捕まえられなければ食事にありつけない。しかし足に自信はない。ならば、裏ワザを使うしかない。動きの遅いアンボイナガイ(学名:Conus geographus)の場合、その裏ワザとは、魚に薬をもることだ。 「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌に今週発表された論文によると、イモガイの仲間で熱帯に生息するアンボイナガイは、インスリンを含んだ毒を発散して魚を襲うという。血糖値が急激に下がった魚は、昏睡状態に陥ってしまう。 スキューバダイバーたちがきれいな模様に惹かれてイモガイを手に取り、その針に刺されるという被害はよく聞く。なかでも最も毒性の強いアンボイナガイは、刺されれば死に至る危険性もある。そのアンボイナガイは、さらにとんでもない方法で魚を捕まえていた。 「魚は完全に薬漬けにさ
化学者のつぶやき 複雑天然物Communesinの新規類縁体、遺伝子破壊実験により明らかに! 2015/1/16 化学者のつぶやき, 論文 天然物, 生合成 コメント: 0 投稿者: ゼロ インドールアルカロイドの一種であるCommunesinは、7つの環、2つのaminal様構造、5または6つの不斉点をもつ、非常に複雑な骨格を有しています。当然のごとく、多くの合成化学者を引きつけており、これまでにQin[1] Ma[2], Weinreb[3], Funk[4], Stoltz[5]らによる全合成が報告されています。 全合成が達成されてはいた一方で、その生合成は謎のままでした。今回、Communesinの生合成経路がUCLAのYi Tangのグループにより報告されました。 “Elucidation of the Concise Biosynthetic Pathway of the Co
前回の記事では、脳/神経科学研究の進展に革命的な寄与を果たした技術「オプトジェネティクス」について簡単に紹介しました。 今回はこの革命的技術がいかにして開発されたか?というお話を紹介したいと思います。 異分野の交差点が新たな革命をもたらした オプトジェネティクスの決定版はスタンフォード大学のカール・ダイセロス(Karl Deisseroth)教授によって開発されました。(1971年生まれの43歳。若い!!) 彼は精神科医でもあり、「どうにも手の着けようが無い精神病を何とかしたい」という問題意識を持っていました。しかし既知の治療法にしても、ほとんどが歴史の偶然によって見つかってきたものばかり。なぜそれが発症するのかすら、科学的にも調べようがなかったのです。 一方、微生物学の世界では、「オプシン」と呼ばれる遺伝子にコードされる光感受性イオンチャネルが研究対象となっていました。微生物の環境応答挙
卵ではなくオタマジャクシを産むことが確認された新種のカエル(学名:Limnonectes larvaepartus)の雄(左)と雌。米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)ジム・マクガイア(Jim McGuire)氏提供(2014年12月31日提供)。(c)AFP/Jim McGuire 【1月2日 AFP】インドネシアの熱帯雨林の奥地で、卵ではなくオタマジャクシを産む新種のカエルを世界で初めて確認したとの研究論文が、12月31日に米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」で発表された。 アジアに生息する「牙を持つカエル」に分類されるこのカエル(学名:Limnonectes larvaepartus)は、インドネシア出身の科学者ジョコ・イスカンダル(Djoko Iskandar)氏によって10年前に初めて発見された。
化学者のつぶやき 生化学実験:プラスチック器具のコンタミにご用心 2014/12/22 化学者のつぶやき, 実験・テクニック, 論文 Science, コンタミ, プラスチック, 不純物, 実験器具, 生化学 コメント: 0 投稿者: cosine 今回はScience誌より、わずか1ページながら含蓄ある論文をご紹介します。 “Bioactive Contaminants Leach from Disposable Laboratory Plasticware” McDonald, G. R.; Hudson, A. L.; Dunn, S. M. J.; You, H.; Baker, G. B.; Whittal, R. M.; Martin, J. W.; Jha, A.; Edmondson, D. E.; Holt, A. Science 2008, 322, 917. DOI:
過去の深海探索でも数回しか遭遇できていないという非常に珍しい深海魚をムービー撮影することに、モントレーベイ水族館研究所(MBARI)の研究者が成功しました。今回撮影に成功したのは「ブラックシーデビル」と呼ばれる深海魚で、その名の通りこの世の生物とは思えない形相をしており、是非とも海では遭遇したくない魚になっています。 The anglerfish: The original approach to deep-sea fishing - YouTube 深海に向けられたカメラが遠くに「ブラックシーデビル」を捉えたところからムービーはスタート。 徐々に近寄っていきます。 海には白い粒のようなものが漂っており、ブラックシーデビルは宇宙をさまよっているかのよう。 これがブラックシーデビル。黒っぽい体と非常に凶悪そうな口が特徴的。 右側面から見るとこう。あご骨が異常にとがっており、人間で言うところの
サバがマグロを産むとはなんとも信じがたいが、東京海洋大学の著者らは既に、ヤマメにニジマスを産ませることに成功している。結論から言ってしまえば、まだサバからマグロは生まれていない。それでも著者は、サバにマグロを産ませる研究は頂上までの道程の9合目に達しているという。この研究が発展すれば、人類と環境の関わり方はガラリと変わってしまうかもしれない。 本書はわずか115ページの中に、サバにマグロを産ませるという奇抜なアイディアを思いついたきっかけから、生物を扱う研究に伴う困難や失敗、地道な苦労を積み重ねた末にあるエウレカの瞬間まで、サイエンスの面白さが凝縮されている。最先端のバイオテクノロジーに基づく研究成果に驚き、あなたの生命観さえ揺さぶられるはずだ。なにしろ、この研究から「精子のもとになる細胞から卵ができたり、卵のもとになる細胞から精子ができたり」することまで明らかになっているのだ。 本書冒頭
北海道斜里町の海岸で絶滅のおそれがある貴重なキノコ「アカダマスッポンタケ」が見つかりました。 絶滅危惧種に指定されているアカダマスッポンタケはヨーロッパやアメリカの砂浜などに自生していて、国内では、東京や新潟で見つかったという記録がありますが、標本が残っておらず、専門家によりますと、現在、自生しているのは北海道石狩市の1か所だけだということです。 ことし8月、斜里町の海岸で地元の人がかさの部分が黒い長さ15センチほどのキノコが自生しているのを見つけ、地元の博物館に届け出ました。 博物館から依頼を受けたキノコの生態に詳しい千葉科学大学の糟谷大河講師がDNA鑑定を行ったところ、アカダマスッポンタケと確認されたということです。 今回の発見について糟谷講師は「日本各地の砂浜が減っている中北海道には広大な砂浜が分布しているのでさらに自生地が見つかる可能性がある」と話しています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く