分詞は動詞を元にして作られる形容詞です。ラテン語の分詞を時称に即して大別すると、現在分詞、完了分詞、未来分詞の3つに分かれます。このうち完了分詞から派生した目的分詞(スピーヌム)にも注意する必要があります。 現在分詞 現在分詞は、現在幹に-nsを加えて作ります。 規則動詞の現在分詞 amō (1) 愛する amans, amantis videō (2) 見る videns, videntis agō (3) 行う agens, agentis capiō (3B) つかむ capiens, capientis audiō (4) 聞く audiens, audientis amōを例に取ると、amansの単数・属格が amantisです。-isの語尾からわかるとおり、現在分詞は第3変化形容詞(i幹形容詞)の変化をします。ただし、単数・奪格は、-eで終わり(-īでない)、複数の男性・女性