企業の働き方が大きく変化する中、人材採用や育成の仕組みはかつてない変化を迫られている。「オフィスで働く」前提が崩れる中、その人の能力やパフォーマンスを把握し、公平かつ安全にデータを生かし、育成につなげるにはどうすればいいのか。 2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は、人と直接対面する業務に大きな変化をもたらした。人事採用や育成といった業務もその一つだ。 これまでの採用面接や人事評価、育成のための研修、面談は全て「オフィスで直接会うことが」前提だった。オンラインで自社に合った人材をどう見極めるかについて、課題と捉える企業はあるだろう。出社を前提としない働き方が広がる中、離れた場所で働く従業員のパフォーマンスをどう評価し、効果的な育成につなげるかという問題もある。 柔軟な働き方に合わせた人材の採用やパフォーマンス評価、育成に向けた仕組みをどう整備するかは、人事部門にと