まず、市場はどのように変化していくのか? 武田氏は、「2020年代も引き続き人手不足は続いていく」と話す。しかし、2020年代後半になれば、デジタルテクノロジーの恩恵で人手不足は解消するという。 「今後AIやロボットなどのデジタル技術は普及が進むはず。テクノロジーが普及すれば、事務や生産・輸送・建設分野の業務は自動化され、人材が供給過多になるはずです。一方で、人材供給の不均衡が起こり、技術革新をリードする『デジタル技術の専門職』では十分な需要を満たせなくなる、と予測しています」(武田氏) この変化を加速させているのは、コロナ禍で起きた「デジタル変革の前倒し」だ。欧米諸国に比べて日本はデジタル化に遅れていたが、新型コロナの感染拡大が起こり、テレワーク等に対応するため急速にデジタル化が進められている。システム開発やデータ活用を担うデジタル専門職のニーズは今後も増え続けていくだろう。 しかしなが
![社員が勉強しないのは人事のせい?「ルーティン人材」8割の国内企業が変わるには](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f10a376f8e4a797070897e56c99c78d93ba701a8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sbbit.jp%2Farticle%2Fimage%2F66050%2FOGP_bit202107262214460137.png)