昨日夕食の支度を始めるころ、朝食用のパンがないことに気が付き、急遽小麦を練り始めたものの焼き上がりは10時。そして9時には手持ちぶたさもあって、たまにはニュースでも見るかとテレビをつけると、NHKスペシャル 「63億人の地図 第7回出生率~女と男・支え合う未来へ~」(参照)というのをやっていた。出生率がテーマらしい。たるそうなので、見ることにした。話は、日本より深刻な課題となっている韓国のようすと、この問題を克服したかに見えるデンマークの事例を取り上げていた。少子化に悩む日本としては、成功したデンマークの例が気になるでしょう、といった色目のちらつく奇妙な番組だった。話のアオリを引くとこうだ。 一度は落ち込んだ出生率を回復させたデンマークは、出生率1.79。60年代、経済成長と共に生じた労働力不足を補おうと、国を挙げて女性の社会進出に取り組み、保育施設の充実や男性の育児参加を促してきた。その