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ブックマーク / ameblo.jp/993c4s (22)

  • 『村上春樹: エルサレム賞受賞スピーチ全訳』

    一人のハルキストとして、一人でも多くの人に彼のエルサレム賞受賞スピーチを知っていただきたく、全訳しました。 I have come to Jerusalem today as a novelist, which is to say as a professional spinner of lies. 私は今日、小説家としてエルサレムまでやってきました。いわば、職業的な嘘の紡ぎ手として、です。 Of course, novelists are not the only ones who tell lies. Politicians do it, too, as we all know. Diplomats and military men tell their own kinds of lies on occasion, as do used car salesmen, butchers a

    『村上春樹: エルサレム賞受賞スピーチ全訳』
  • 『「なぜ世界は不況に陥ったのか」を読了: その2』

    BIS規制の蹉跌、といえばもう一つ。 書で、格付会社の格付に対する盲信が、金融危機を招く一つの要因だったと指摘されているが。 BIS規制が、その盲信を助長したのは間違いない。特に、証券化商品の格付について。 新BIS規制上では、AAA格の原資産の分散度の高い証券化商品を買う際の必要自己資比率は、7-8%程度。 詳しくは前回書いた記事を見ていただきたいが。 1000億円のそのような証券化商品を買っても、必要自己資は7-80億円で済むというわけ。 同じ格付の企業に貸出を行うよりも、圧倒的に有利な必要自己資額で。 RoEを高めようと考える銀行が、高格付けでリターンが高い証券化商品を買い漁ったとしても、何の不思議もない。 (そういや以前の記事にこんなことも書いてました。パリバショック直後なのにいいこと言ってるよね(笑)) 銀行自身が証券化商品の原資産を見て、「これはAA格しかついていないけ

    『「なぜ世界は不況に陥ったのか」を読了: その2』
    biaslook
    biaslook 2009/02/26
     池尾和人、池田信夫共著
  • 『「なぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学」を読了』

    「なぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学」、池尾和人、池田信夫共著を読了。 ちなみに私は池尾先生には大学時代金融論を教えていただき、先生の授業によって金融業への興味をかき立てられてこの業界に入ったので、大変お世話になった恩人と言っても過言ではない。 このは基的に良著なのだが、実際に実務に関わっている人間から言わせていただくと、今回の金融危機を引き起こしたいくつかの重要な点が抜け落ちている、ように思われる。 揚げ足をとるのが目的ではないが、「マスコミや政策担当者はちゃんと経済学を理解してもらわないと困ります(池田氏)」と書中ではっきりとおっしゃっているので、政策提言される学者の方にもしっかり金融実務を理解して頂くために質的でないことも含めて指摘しようと考えます。 違う言い方をすると、このお二方に対する私個人の期待値が極めて高いので、若干揚げ足取りになるようなことも言わ

    『「なぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学」を読了』
    biaslook
    biaslook 2009/02/26
     池尾和人、池田信夫共著
  • 『読書についての雑感』

    機会があれば「週刊SPA!」を必ず買う。 何でかというと、下らないからだ。 でも、「下らない」というのは最高のほめ言葉の一つで。 「バカバカしい」というと、何の愛情も感じないが。 「くっだらないねぇ~」、というときには。 下らないけど好きだなあ、というニュアンスがあるわけで。 で、SPA!で最初に読むのが、「これでいいのだ!」という4ページ。 坪内祐三氏と福田和也氏の対談、というか世相放談である。 直近号の話が、秀逸だった。 簡単にまとめると。 -  読書、という行為に対してヘンな信仰というかブランド化が進んでいる(「やっぱ読書って知的だよね~」みたいな) -  その風潮を支えている人物の例として勝間和代女史や書棚アーティスト、のソムリエのような人たちがいる -  勝間女史は「読書人生は豊かになる」というような意味のことを言っているが、彼女の言う「読書」という行為は、「からいかに効率

    『読書についての雑感』
    biaslook
    biaslook 2009/01/29
     勝間和代
  • 『「ハドソン川の奇跡」と金融危機』

    少し古い話になるが。 最近ハドソン川に、飛行機が緊急着水するニュースがあって。 見事に乗員・乗客・付近の住民に誰一人怪我をさせることなかった機長に、全米あるいは全世界が賞賛の声を送った。 アメリカでは、当然に彼はスーパーヒーローで。 1549、というそのシャーロット行きの便の便名が、今では究極のラッキーナンバーになっているらしい。 そのニュースに対する人々の興奮ぶりを見ると。 あるいは機長に投げかけられるたくさんの賞賛と感謝、感動の声を聞くと。 ああ、また金融危機は起こるな、と強く感じた。 なんでUSエアウェイズがハドソン川に不時着して乗客・乗員が無事だと、金融危機がまた起こるのか、と当然不思議に思うと思うが。 ちょっと長いが、以下を読んでもらいたい。 以下の記述は実在する人物について、ではなく、あくまでもフィクションだが。 オバマ新大統領が就任演説で述べた、「a consequence

    『「ハドソン川の奇跡」と金融危機』
    biaslook
    biaslook 2009/01/28
     航空機事故
  • 『TALFとは』

    TALF(Term Asset-Backed Securities Loan Facility)プログラム概要 2009年2月に詳細が更新されています。更新版をご覧ください。 - TALFは適格ABS向けノンリコースローンの提供を通じ、消費者と小規模事業者への金融機関の貸出を促し、またABS市場一般の環境の改善を目指す - 新規に発行される最上級格付(AAA格)のABSに対して、NY連銀が1年のタームファイナンスを2000億ドルを条件に供給 - 適格ABSに対してヘアカット(掛け目)を掛け、ノンリコースベースで資金供給 - 財務省がプログラムからの損失のうちファーストロス200億ドルを負担 <適格担保資産> - 米ドル建てのキャッシュABS(シンセティックは含まない) - 最上級格付を2社以上の格付会社から得ていること - すべてもしくはほぼすべての原資産は、新規もしくは直近に発生した米

    『TALFとは』
    biaslook
    biaslook 2008/12/01
     金融危機2008
  • 『もう一つの巨大な市場規模の証券化商品が溶け始めた』

    USのCMBSが溶け始めた。 CMBS、つまり商業用不動産向けローンを証券化した商品のこと。 市場規模、2007年でおよそ9000億ドル 。 つまり、90兆円マーケット。 サブプライムローンABSの市場規模が、2007年で5900億ドル程度 だから。 1.5倍以上の規模がある、巨大マーケット。 このマーケットが溶ける、ということは。 証券化商品の1つのカテゴリーが急激に値を下げる、というだけでなく。 アメリカ不動産市場が溶ける、ということに他ならない。 CMBXというインデックスがあるのだが。 ここ1週間ぐらいで、大暴落、というか、スプレッド超ワイドニング。 昨日一日でAAA格のスプレッドが120-130bpsぐらい広がって。 なんと、500bps以上に。 っていうか、こんな感じだよ。 BB格なんか、4800bps、つまり利回り48%なんて訳わかんない数字に。 http://www.ma

    『もう一つの巨大な市場規模の証券化商品が溶け始めた』
    biaslook
    biaslook 2008/11/23
     金融危機2008 CMBS(商業用不動産向けローン証券化商品)市場規模9000億ドル (2007年)。サブプライムローンABS市場規模5900億ドル(2007年)。
  • 『SLRマクラーレンロードスターに乗る その5』

    メルセデス・ベンツSLRマクラーレンの試乗そのものが楽しかったことは、言うまでもないが。 メルセデス・ベンツの方々とお話して、そのブランドについて理解が深まったことは、大きな収穫だった。 前回も書いたとおり、SLRとマイバッハはインポーターたるメルセデス・ベンツ日が直販していて。 実際に販売されている方は、PLM、パーソナル・リエゾン・マネージャーと呼ばれる。 PLMのOさんとTさんのお二方とお話しする機会があり。 Oさんは、1970年代からヤナセでメルセデス・ベンツをずっと売ってこられたという、筋金入りのセールス。 マイバッハの導入で、ヤナセからメルセデス・ベンツに移籍し、当初はお一人でマイバッハを営業されていたそうだ。 マイバッハの販売では、日アメリカに次いで全世界で2位だそうだが。 アメリカでは販売店が販売しているので、多くのマーケティングフォースがマイバッハをマーケティングし

    『SLRマクラーレンロードスターに乗る その5』
    biaslook
    biaslook 2008/10/01
     メルセデスベンツ マイバッハ 『マイバッハの販売では、日本はアメリカに次いで全世界で2位』
  • 『激動の1週間、でもいつ終わるのかは全く不明』

    強烈な1週間だった。 投資銀行が相次いで銀行持ち株会社化、増資へ。 市場での資金調達に頼ると、資金繰り不安から市場で足下見られるので。 PDCFのような臨時の手段ではなく、PermanentにFEDから資金が取れるような形にする、ということと。 レバレッジ比率の低下を余儀なくされ、ROEの低下が目に見えているので。 レバレッジが低くても儲かるように、資金調達コストの削減を図らなければならず。 低利安定的な資金調達手段である、銀行預金を獲得したい、という意図。 加えて、今後地銀がどんどん統合されていくことになるので。 (旧)投資銀行が持つ、RTC処理に当たって培った不良債権処理と証券化のノウハウの蓄積が必要とされることとなり。 さらに、きれいになった地方金融機関の受け皿にもなれる、というのが銀行持ち株会社化の大まかな狙い。 そして、追加資調達。 銀行持ち株会社化するには、レバレッジ比率を下

    『激動の1週間、でもいつ終わるのかは全く不明』
  • 『アメリカの株空売り規制は超劇薬』

    アメリカでの、株の空売り規制が来週から始まるが。 そのせいで、ショートカバーが入って昨日は金融株暴騰。 で、株式市場見て、クレジット市場でもショートカバーが広がって。スプレッド、タイトニングしたけど。 ウェルズ・ファーゴの好決算なんて、ただの後付けですから。 気付いてない人、沢山いると思いますが。 この規制、副作用超でかい劇薬ですから。 この措置、はっきり言って、今回の事態の発端となったクレジット市場を、より一層混乱させる施策でしかないよ。 だって。 ヘッジファンドの、金融セクターに対するネガティブな見方が、変わった訳ではなく。 株でショートできなくなったら、次に何するかっていったら。 CDS市場で、全力でプロテクション買うでしょ。 潰れる、と思っているわけだから。 ヘッジファンドって。 カジノ一軒閉まっても(=株式市場で空売りできなくなったら)、隣のカジノ(=CDS市場)行く人たちでしょ

    『アメリカの株空売り規制は超劇薬』
    biaslook
    biaslook 2008/07/18
     CDS市場で、全力でプロテクション買う/犬の尻尾である株式市場を守ろうとして、クレジット市場を破壊しかねない、といった、本末転倒状態/空売り規制で、株式市場のボラティリティが、CDS市場に引っ越してくるだけ
  • 『「「自分」から自由になる沈黙入門」、を読了』

    「「自分」から自由になる沈黙入門」 、小池龍之介著、を読了。 世の中、「自分」好きの人は、かなりいる。 多分、私もその例外ではない。 自分好き、というか、こだわりがある、という言い方でもいいのだが。 だから、「こだわり目線」で、物事をつい見てしまい。 「いや、そうじゃない。俺はこう思う」、なんてことを、恥ずかしげもなくブログに書いて。 皆さんに読んでいただいたりしている、自分。 早い話が、「ジブン語り」な訳ですよ。 人やお店やマスコミや政治にケチつける、ってのは。 「みんながいいっていうあのお店なんだけど、ワインの保管状態がいまひとつ」、とか言うと。 何か分かった人が分かったように言っているように、聞こえ。 何かこの人は普通の人にはわからない何かが分かるぐらいの感性の持ち主なのでは、とか思ったりしてしまうが。 ただ単に。 「みんながいいっていうあのお店なんだけど、<グルメの俺様の舌からして

    『「「自分」から自由になる沈黙入門」、を読了』
    biaslook
    biaslook 2008/06/06
     自慢
  • 『「ルポ 貧困大国アメリカ」における情報操作』

    「ルポ 貧困大国アメリカ」、堤未果著 、をしばらく前に読了したのだが。 黙っていようか、とも思ったのだが。 やっぱり、黙っていられなくて。 指摘することにします。 かなりひどい情報操作。 「新自由主義が貧困の拡大をもたらす、その典型例がアメリカで、その現実を直視して日もその轍を踏まないようにしよう」というのが書の主張。 プロローグで、「サブプライムローンが払えず家を追い出され莫大な借金だけが残った」と感情的に書かれていて。 この著者は、アメリカのモーゲージのノンリコース性を全く理解していない、困った人だな、と最初に感じて。 (ご存じだと思いますが、ノンリコース性の説明についてはこちら みてください) ちょっと慎重になって、データ出典等を注意して読み進んでいくうちに。 あまりに露骨に、統計データを自分の都合よく解釈しようとしていることを、発見してしまった。 これは、確信犯でしょ…。 一番

    『「ルポ 貧困大国アメリカ」における情報操作』
  • 『サルでも分かる信用収縮』

    あなたが1億円のアパートに、1億円投資するとする。 家賃収入は600万円。 そして、仮に1年後にそのアパートを1億円で売却できるとすると。 あなたの1年後のリターンは。 1億円が1億600万円になるわけだから、6%。 サルでも分かる。 じゃあ。 借り入れを行って、レバレッジをかけてみよう。 あなたは、1億円のアパートに、3000万円だけ投資する。 そして、1年間、7000万円を3%で借りることにした。 家賃収入は変わらず、600万円。 そして、1年後に1億円でアパートを売却。 1年後のリターンは。 物件売却と家賃収入の1億600万円の現金を得て。 7000万円とその利子210万円、7210万円を返済。 手取り、3390万円。 当初投資額が3000万円だから。 3390万円÷3000万円で、113%。 すなわち、13%のリターンを得る。 借り入れを行うと、リターンは倍以上に。 これが、レバレ

    『サルでも分かる信用収縮』
    biaslook
    biaslook 2008/04/14
     サブプライム問題 不動産
  • 『金融機関の資金繰り、まだ予断を許さず』

    いつも通り、個人的な意見ですので。念のため。 イースター頃に、「相場は底入れか」、と思い。 エントリにもまとめた が。 バランスシート縮小圧力・資産サイドのボラティリティと比べて過小な資・資金繰りに対する不安、という今回の危機の3点セットが、解決される可能性が高まってきた、というのがその論拠だった。 その後、エージェンシーの増資ではなく、UBS/リーマン/WaMuへの増資が発表され。 CDSインデックスも、大幅縮小。 個別金融銘柄CDSは、ものによっては数百bpsタイトニング。 日経も、1000円弱ほど上昇。 アメリカ株、特に金融株は、冴えなかったけど。 米国債は、大幅金利上昇。 まあ、予想は当たっていたわけだ。 しかし。 先週から、慎重な見方に再び転じた。 別に、金曜日のNY株見て、びびったわけではなく。 4月に入って、クレジット市場でポジション取っている人には、「コアポジションはショ

    『金融機関の資金繰り、まだ予断を許さず』
    biaslook
    biaslook 2008/04/14
     大不況 金融危機 欧州金融機関がヤバイ  無担保金利(=Libor)<有担保金利(=TAF)
  • 『ベア実質破綻は、人災だ』

    いつものことですが、文は筆者の個人的な意見です。 ご利用は、計画的に。 ベアが、実質破綻。 木曜日60ドルだった株が、金曜日には半値の30ドルで引け。 日曜日には、何と2ドルで買収されることに。 投資銀行の給料って、かなりの部分が株で支払われるので。 それも、すぐに売れない株。 だから、従業員は基的に自社株を大きくロングしている。 それが、いきなり、30分の1になったら。 目も、当てられないよ、マジで。 何年働いても、引退できないじゃん。 全く、他人事に、あらず。 自社株は、売れるようになった時点で、すぐ売らなきゃ。 正直、ベアはFEDの失策によって、破綻させられたと思う。 以前も書いた が。 つい6日前に発表された、2000億ドルの資金供給を行う、TSLFは。 実質、ベアを破綻の淵から救い出すための方策だったのに。 担保資産の掛け目も決まっていないという、極めて詰めの甘い状態で、発表

    『ベア実質破綻は、人災だ』
  • 紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感 最後の空冷ポルシェとともに - 追い詰められたFED

    いつものことですが、筆者の個人的な意見です。念のため。 昨晩、FEDが新たな2000億ドル相当の流動性供給措置(Term Securities Lending Facilities、”TSLF”)を発表。 先週金曜日に、同じ2000億ドルの市場流動性供給を発表したばかりだったのに。 市場は、これを好感し、ダウは5年8ヶ月ぶりの上げを記録し。 日経も200円高で、終了。 でも。 実は今回、極めて恐ろしいことが起きていたのだ、と思う。 私は昨晩TSLFが発表された頃。 某Mさんと三茶の太樹苑で焼肉べてて、マーケット見てなかったので。 間違っているかも知れないが。 今回の措置は、流動性対策という政策の仮面をかぶった、特定の会社の救済、だと思われ。 それも、金融システムのメルトダウンを防ぐため。 多分、資金繰りで破綻しかかるところまで行っていた、のかも。 というのも。 金曜日には、Barrons

    紺ガエルとの生活 ブログ版日々雑感 最後の空冷ポルシェとともに - 追い詰められたFED
    biaslook
    biaslook 2008/03/13
     大不況 Bear Stearns Companies(BSC)3/11 『今回の措置は、流動性対策という政策の仮面をかぶった、特定の会社の救済』モーゲージ債の担保価値が急落したので米国債と交換可能に。次のstageはリスクが米国債へ向かう?
  • 『最近の一連のコメントへのお返事』

    日のエントリは、金融関係者以外には分かりにくいかもしれませんので。 めんどくさい人は、読み飛ばしてください。 先日のエントリ「夜明けはまだ遠く その2」 にコメントいただいたので。 愚説を述べますが。 <証券会社への公的資金投入について> 証券会社への公的資金投入は、アメリカでは起こり得ないだろう。 今年が悪い年だったとはいえ。 Bloombergによると米国投資銀行上位5社の報酬の合計は656億ドル。 従業員が18万6千人だから。。 一人当たり報酬(給与と賞与の合計)は、35万ドル強。 そんな業界を救うために、血税を投入するということは. レッセ・フェール的経済感覚を持つ、アメリカでは、あり得ない。 証券会社の破綻がシステミックリスクを引き起こす可能性があれば、話は別になるが。 ソブリンウェルスファンドの資参加は。 公的資金の注入とは、意味合いが大きく異なって。 公的資金が注入されれ

    『最近の一連のコメントへのお返事』
    biaslook
    biaslook 2008/02/10
     サブプライム問題 公的資金投入 モノライン
  • 『夜明けはまだ遠く その2』

    Ambacへの金融機関からの奉加帳方式による出資が議論されているが。 メンバー見てみると。 みんな、人に資出す余裕あるの?って感じの面々で。 当に、出資できるのかな。 仮に出資できたとしても。 出資比率は、それぞれのメンバーが持っている、In the moneyのポジションに応じた割合になるはずだが。 誰が、それを公平に算出するのだろう。 モノラインを救わなければ新たな金融危機が襲う、ということには総論賛成なのだが。 各論で、結構苦労が多そうで。 個人的に、あんまり楽観はしていない。 また、FEDが利下げしたので、これ以上の事態の悪化はない、と考える人もいるようだが。 FEDが直接介入できるのは、金利と流動性だけで。 現時点では、彼らはクレジットマーケットに直接介入できる術を持たない。 「失われた10年」の間に日銀が採った政策は。 貸出先を失った銀行に、ゼロ金利で資金供給し。 その資金

    『夜明けはまだ遠く その2』
    biaslook
    biaslook 2008/02/06
     サブプライム問題 『この直接金融の担い手である、証券会社の資本が毀損してしまっていて。リスクテイク能力が低下しているから。米国での信用創造機能が、毀損しているのだ。』
  • 『だから言ったじゃん』

    12日の朝刊に、 「保険金支払いに340億円 サブプラ影響 損保ジャパンが準備金」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000001-fsi-bus_all との記事が載っていたが。 プレスリリース を見ると。 2350億円分スーパーシニア(+メザニンAAA?)に金融保証つけていて。 340億円の損失準備金は、1件のABSCDO、額面$300mmによる。 損失準備金を用意した原因は。 あるCDOの原資産の一部であるHEL ABSが格下げになって。 WARFテストをブリーチして、リクイデーションされたら全損する可能性がある、とのこと。 分かりやすく言うと。 CDOという箱の中に入っているABSの信用度が、一定水準以上悪化したので。 さらに悪化する前に損切って売却する、というルールだったのだが。 実際に売りに行ったら、元が返ってくると思っ

    『だから言ったじゃん』
    biaslook
    biaslook 2008/01/13
     サブプライム問題 「保険金支払いに340億円 サブプラ影響 損保ジャパンが準備金」 それ以外にも8案件、1730億円相当のAAA格のエクスポージャー/狭義の株主資本、4700億しかない
  • 『何故クルマは売れないか、格差構造から考えるその2』

    この数字は、人数×その階層の平均給与額、であることに注意。 何故そうしたかと言うと、平均給与額だけでは、その階層に属する人数が増えたことを反映しないため。 すると。 格差社会、と言葉ではよく聞くものの。 実際に格差の広がりっぷりが、如実に現れる。 平成11年度と、平成18年度で、それぞれの階層の給与総額がいくら増減したか、を比較したのが、以下のグラフ。 年間給与所得300万円以下の人たちに支払われた給与の合計は、平成11年度に比較して平成18年度は大きく増えていて。 そして年間給与所得2000万円超の人たちに支払われた給与の合計も、激増。 年間給与所得が400万円から2000万円の人たちに支払われた給与総額は、大きく減っていて。 つまり。 年間給与所得が400万円から2000万円の人たちが持っているお金の総額は。 7年前と比較して、大幅に減少。 したがって。 この層をターゲットにして、クル

    『何故クルマは売れないか、格差構造から考えるその2』
    biaslook
    biaslook 2007/12/15
     格差社会