[Tyler Cowen, “Is the great wage stagnation over?” Marginal Revolution, September 15, 2017] もしかするとそうかも.ただ,せめてもうしばしいい年が続いてくれるならありがたい.ノイズや遅れてきたキャッチアップ成長の部分もありそうだ.とはいえ,これまでの傾向から変化が起きているようだ: 2015年に,世帯所得の中央値は 5.2 パーセント上昇した.国勢調査局が1960年代から記録を取り始めて以来,パーセンテージでみて最速の上昇だ.一人暮らし女性の所得は,8.7 パーセント上がった.ヒスパニック系の所得中央値は 6.1 パーセント上がった.帰化した人々を除く移民の所得は,10 パーセント以上もの飛躍を見せた. これは,とりわけ貧困層にとってよい知らせだ.全所得のうち,下位5分の1にいる最貧困層に流れた割合は