「はい、これ。お役立てください」。慣れた手つきで差し出された茶封筒には100万円が入っていた―。 【一覧】2019年に「政策活動費」を受け取った政治家と金額 自民党派閥の裏金事件をはじめ、政界の不透明なカネの問題が後を絶たない。具体的な使途はなかなか明らかにならないが、選挙の際に使われているとの指摘が多い。前代未聞の買収事件が起きた2019年の参院選広島選挙区でも政権中枢からの裏金疑惑が持ち上がっている。なぜ不透明なカネが横行するのか。出どころはどこなのか―。中国新聞の記者が取材を進めると、現在の国会で問題になっている政策活動費の存在が浮かび上がってきた。(4回続きの1回目) 5年前。19年参院選で全国有数の激戦区だった宮城選挙区(宮城県)。予期せぬ出来事は選挙戦3日目の7月6日に起きた。 それは、密室ともいえる車の中。自民党公認候補だった愛知治郎(54)の後援会幹部男性が、応援演説に来て
福岡市西区で4月26日、地蔵に供えられていたポップコーンを盗んだとして53歳の無職の男が逮捕されました。取り調べに対し、男は「お腹が減っていて、お供え物を食べていた」と話しているということです。 警察によりますと、4月26日、福岡市西区にある地蔵尊で地蔵に供えられていたポップコーン(約100円相当)が男に盗まれる被害があり、警察に被害届が出されていました。5月25日午後2時すぎに、再び男が地蔵尊に現れたため、通報を受けた警察官が駆け付け、逮捕しました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、福岡市早良区に住む53歳の無職の男で、取り調べに対し「腹が減ってお供え物を食べていた」と話し、容疑を認めているということです。 この地蔵尊では過去にも供え物が盗まれる被害が相次いでいて、警察が関連についても捜査しています。
政府は、6月から始まる所得税と住民税の定額減税について、企業などに対して給与明細に所得税の減税額を明記するよう義務づける方針を決めた。給与所得者約5000万人が対象の異例の措置となる。6月分の住民税は一律0円とする。いずれも減税を実感してもらうことが狙いだ。一方、企業などは対応を迫られることになる。減税額の明記義務化は、6月1日施行の関係省令改正で行う。 【イメージ図】6月からの給与明細はこんな感じ 所得税の定額減税は、納税者本人と扶養家族を合わせた人数分について、1人あたり3万円だ。専業主婦の配偶者と小中学生2人の子供がいる会社員の場合、12万円となる。給与収入2000万円(合計所得金額1805万円)超の人は減税の対象外だ。
10日、モバイルSuicaなどが使えなくなるシステム障害が発生しました。JR東日本は「サイバー攻撃だった」と断定しました。 ■チャージできなくて改札に入れない人も JR東日本によりますと、モバイルSuicaへのログインやアプリでのチャージなどのサービスがつながりにくくなるシステム障害が発生しました。 バスに乗ろうとしてチャージできなかった人 「なんでチャージできないんだろうなって、ずっとぐるぐる回ってるんですよ。現金で支払って。2駅くらい乗った後にチャージが完了しましたって」 別の男性はこう話します。 チャージできなくて改札に入れない人 「そもそも駅内に入れない」 「(Q.残高は?)残高15円なので、帰れないですね」 渋谷駅からおよそ1時間半かけて、東京・あきる野市の武蔵五日市駅まで帰ろうとしたところ、チャージができない状態になったといいます。再びチャージを試みますが…。 チャージできなく
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検特捜部は、刑事告発を受けていた萩生田前政調会長と世耕元経産大臣について、きょう付で不起訴処分としました。 不起訴処分となったのは、▼自民党の萩生田光一前政調会長、▼自民党を離党した世耕弘成元経産大臣、そして、それぞれの関連政治団体の会計責任者らあわせて8人です。 萩生田氏と世耕氏らはそれぞれ、2018年から2022年までの間、安倍派から受けたキックバックを関連政治団体の政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反の疑いで神戸学院大学の上脇博之教授から刑事告発されていました。 特捜部は、萩生田氏と世耕氏ら6人については「嫌疑不十分」としていますが、萩生田氏の秘書と世耕氏の会計責任者については「起訴猶予」としています。 また、世耕氏は去年、都内のホテルで和歌山県内在住の男性に8000円のクッキー缶を渡したとして、公職選
昨年4月に政治家女子48党(現みんなでつくる党)から新宿区議会議員選挙に出馬した斉藤ゆり氏が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。内縁の夫でつばさの党・根本良輔氏の行為について声明を発表した。 【写真】これはひどすぎる…荻野議員を引っ張り転倒させた根本良輔氏 21日、衆院東京15区補選(28日投開票)に無所属で立候補した乙武洋匡氏の演説中に、選挙妨害による逮捕者が出る騒動が起こった。乙武氏の応援に駆け付けていた大田区議会議員の荻野稔氏が、つばさの党・根本良輔氏に転ばされる事件があった。 荻野氏はSNSに当該動画を公開し、「選挙の姿か?これが」と怒りをあらわに。「本日は午後から東京15区の補欠選挙、乙武ひろただ候補の応援に。小池百合子都知事の応援中に選挙妨害で話題になっている陣営に転ばされました」と説明し、「色々と言いたい事があったとしても、民主主義の根幹である選挙を歪めてよい筈がありませ
タクシーやバス、物流といったクルマを使う業界では人手不足がここ数年で深刻化している。とくにバスの場合は、クルマが大きいという問題や、収入の面以外にも、「利用客」が関係するトラブルが原因で、離職率が高いとの声もある。 バスやタクシー運転士が不足しているという話題はよく聞いていると思う。しかし、単に新規募集をかけても集まらないというだけではなく、離職者もけっして少なくない。離職する理由はさまざまあるが、よくいわれるのが「稼ぎがよくない」ということ。とくにバス運転士は、タクシー運転士とは異なり、「歩合給」というものが存在しないからなおさらのようだ。 【写真】バスマニアの特等席「オタシート」 そして、ここへきて2024年問題。「いままでならば、たとえば“最終バス”まで運転士、車庫で休息を取ってから始発バスを運行して業務終了ということもあり、もちろん“手当”もつきましたが、2024年4月以降、つまり
日本は賃金が増加しないという構造的な問題を抱えて久しいが、賃金が増加しすぎることの問題も極めて大きい。先日はこのテーマについてドイツが陥りつつある賃金と物価の「負のスパイラル」を事例に寄稿した。 【全画像をみる】最低時給が2000円越えした「賃金上がりすぎ」イギリスで起こっていること イギリスでは4月より、最低時給※が前年から9.8%増加し、11.44ポンドになった(図表1)。 折からの円安ということもあるが、日本円に換算すると、1ポンドが190円程度だから、ついに「イギリスの最低時給は2000円を超えた」ことになる。フルタイムで働いた場合、年間1800ポンド相当(約34万2000円)の賃上げとなる。従来は23歳以上が適用対象だったが、21歳以上に対象年齢が引き下がった。この恩恵を受けるイギリスの労働者は270万人以上となるようだ。 もちろん、これは「賃金」であるから、ここから税金や社会保
そもそも「紅麹」とは、米などの穀類に紅麹菌を繁殖させてつくられるもので、古くから日本や中国、台湾、韓国などで食品の着色料などとして使用されてきました。 紅麹の成分にはコレステロールを低下させる作用があるとされていて、機能性表示食品を含む数多くの健康食品などが出ていました。一方、一般に紅麹菌の中にはカビ毒である「シトリニン」をつくるものもあり、これは腎臓の病気を引き起こすおそれがあるとされています。 ヨーロッパでは紅麹菌由来の健康食品による健康被害が報告されていて、EUでは「シトリニン」について、サプリメントに含まれる基準値を設定しています。10年前には、内閣府の食品安全委員会も注意喚起を行っていました。
立憲民主党の石垣のりこ参院議員のツイートが、物議を醸している。石垣氏は5月2日、自身のTwitterにこう書きこんだ。 《公文書を疎かにすることは民主主義を毀損するのと同じこと。主権者たる人民を蔑ろにする行為に対して、怒って然るべしです》 石垣氏のツイートは、立憲の川内博史・元衆院議員の5月2日のツイートに反応したものだ。 川内氏は、2020年2月、公文書管理を担当する北村誠吾地方創生担当相(当時・以下同)に対して、「もう早くやめなさいよ。公文書管理って民主主義の原点ですから、何よりも大事なんだ。何よりも大事なことをちゃんとわからないような大臣は、いちゃだめなんですよ。やめますと言ってください、ここで」と発言。このときの動画を持ち出し、《落ちて正解、恫喝議員》としたツイートに対し、川内氏は自身のTwitterでこう書きこんだ。 《何を言ってるのですか?民主主義の原点である公文書管理の基本を
「デジタル敗戦」と言われた新型コロナウイルス対応で、使われなかった「幻のシステム」がある。「症例情報迅速集積システム(FFHS)」。2009年の新型インフルエンザの教訓から、素早く感染者情報を把握する目的で、厚生労働省の研究班が13年から7年かけて開発した。 【表】ひと目でわかる…「5類」移行で変わること コロナ禍が始まった20年2月、厚労省から研究班にコロナ向けにシステムを改修するようメールで指示があった。だが、導入されたのは同時期に急きょ、開発が始まった「HER―SYS(ハーシス)」だった。 FFHSではなく、なぜハーシスだったのか。厚労省の担当者は「省内が混乱していたので詳しい経緯はわからない」と話す。ハーシスの開発を主導した橋本岳副大臣(当時)にはFFHSの情報は上がっておらず、橋本氏は「必要な機能が備わっていると説明を受けていれば、採用していたかもしれない」と振り返る。 感染症対
通常の原発でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電を実施している4基のうち、九州電力玄海3号機が今年11月、四国電力伊方3号機が来年7月までの運転で、海外に加工を委託したMOX燃料を使い切り、プルサーマルを中断する見通しとなったことが19日、電力各社の運転計画で分かった。関西電力高浜3、4号機は当面、継続できるとしている。 高浜原発にMOX燃料到着 3号機用、仏から輸送船 今後3年間の見通しとして各社が国に提出した運転計画によると、玄海3号機は11月からの定期検査でMOX燃料4体を、伊方3号機は来年7月からの定期検査で5体を原子炉から取り出し、全て通常のウラン燃料に置き換える。
2023年1月1日に放送された討論番組「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)で、司会の田原総一朗氏が共演者に「スタジオから出て行け!」と激高する一幕があった。 <【実際の写真】共演時の田原氏とたかまつさん> ■「本当は日本は良くなると思ってるの、思ってないの?」 大晦日に放送された「朝まで生テレビ! 元旦スペシャル ~激論!ド~する?! 日本再興2023~」とする約4時間の拡大生放送でのひと幕だ。 司会の田原氏と激論を繰り広げたのは、ジャーナリストとして活動するお笑いタレントのたかまつななさん。「日本は立て直せる?」とするトピックについて、出演者が番組に出演するパネリストらの顔ぶれが長年変わらないことについて問題提起したシーンだ。 田原氏はたかまつさんなど若いパネリストが出演していることについて触れ、「彼らなんて若いじゃない」と発言した。 もっと若い人に発言させるべきとする指摘が上がったとこ
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)はグループリーグ(GL)が終了し、3日(日本時間4日)から決勝トーナメントが始まった。そんな中、GLでさまざまなVAR判定が議論を呼んだことを受け、VAR擁護派だった元イングランド代表FWスタン・コリモア氏は心変わり。「彼はVARが消えてしまうことを望んでいる」と英紙が報じた。同氏は“三笘の1ミリ”と言われた日本―スペイン戦の判定についても「道徳的に間違いだ」などと主張しているという。 【画像】「カメラマンに脱帽」 真上から見るとひと目で分かる、日本VAR弾の証拠写真 英紙「ミラー」はGLのポーランド戦でアルゼンチンFWリオネル・メッシがVARの結果PKを与えられたこと、その24時間後には日本のVAR騒動があったことに言及。その上で「ミラー・スポーツ」でコラムニストを務めている元イングランド代表FWコリモア氏について「導入当時はVARの大の擁護者だ
水道事業は民間企業に任せてもいいのか。各国の水道事情に詳しい実業家の加藤崇さんは「イギリスは1989年に水道局を完全民営化している。その結果、水道料金は上がり続ける一方、水道サービスの質は大幅に低下した」という――。 【写真】加藤崇氏の著書『水道を救え』(新潮新書) ※本稿は、加藤崇『水道を救え』(新潮新書)の一部を再編集したものです。 ■ロンドンだけでも年間平均6000件もの漏水が発生 イギリスの水道管が経年劣化していると聞いても、歴史の長さを考えれば、誰も驚かないかもしれない。だが、現状は想像以上だ。 政府統計(『Discover Water』)によると、イギリスの水道管路の総距離は、約34万5000キロある。日本のそれは67万6500キロだから、本州ほどしかない国土の面積に比例する形で、イギリスの水道管路の長さは、日本の約半分だ。 『BBC NEWS』によれば、水道管路(水道本管と呼
徳島県の高校の給食に、食用コオロギを使ったメニューが登場しました。 コオロギは「食料問題の解決策」とも期待されていて、学校給食への活用は国内初の試みだといいます。 徳島県小松島市にある県立小松島西高校の28日の給食、「カボチャコロッケ」には、食用コオロギのパウダーが練り込まれています。 鳴門市にある徳島大学発のベンチャー企業・「グリラス」と、高校の食物科の生徒が協力して開発しました。 食用コオロギを活用したメニューの学校給食は、日本で初めてだということです。 (徳島駐在・住友聖カメラマン)「全然、違和感ないです。おいしいです。香ばしい味もしますね」 食用コオロギは、牛や豚などと比べて少ないえさで育てることが可能で、環境問題や食料不足の解決策として注目が集まっています。 (給食を食べた生徒)「かぼちゃの甘みとコオロギの、エビやカニのような香ばしさが合ってすごく美味しかったです」 小松島西高校
バレーボール女子元日本代表でスポーツ解説者の大山加奈さん(37)が7日、自身のインスタグラムを更新。双子を乗せたベビーカーとともにバスに乗ろうとしたところ、乗車拒否されたことを訴えた。 【写真】双子ベビーカーでなんとかバスには乗れたけど…悲しい現実に「涙腺崩壊」(インスタから) 「バスに乗れなくて泣く日が来るなんて…」と書き出し、過去に一度チャレンジして「撃沈した」という双子ベビーカーでのバス利用に再び挑んだ様子を記した。 「もう乗らない…と思ってたけどふたごの靴を買いに行きたくて悩みに悩んだ末に思いきって再度チャレンジしてみることに」とバス利用を決意した。「バス停でバスが来るのを待ち、後ろのドアから乗り込もうとしたら…なんとドアを開けてもらえませんでした。そのまま走り去るバス…悲しくて込み上げてくる涙を堪えながら もう帰ろうかとふたごに話しかけていたら一緒に並んでいた方が、『次はわたしが
テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環で気候変動問題などSDGs企画をお伝えします。23日のテーマは「気候変動に具体的な対策を」です。窓ガラスで発電しビル全体が太陽光パネルとなる高層ビルが近い将来、誕生する可能性があることが最新の研究で分かってきました。 私たちの身の回りにあるガラス。 今、このガラスを電力を生み出す資源として活用する研究を進めているのが京都大学の坂本准教授です。 京都大学化学研究所・坂本雅典准教授:「こちら(右)が通常のガラスで、こちら(左)が我々の開発している透明な太陽電池」 通常のガラスと見比べても違いが分かりません。 この特殊なガラスを使って太陽光発電を行うといいます。 京都大学化学研究所・坂本雅典准教授:「人類は光エネルギーを十分使えていない。そこの最たるものが“赤外のエネルギー”だと思っていた」 坂本准教授は太陽の赤外線に着目。 赤外線は人の目には見え
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く