ブックマーク / xtech.nikkei.com (73)

  • 民法改正案が衆議院通過、システムの開発契約などにも影響

    物品の売買や契約のルールなど「債権」に関する民法の改正案が2017年4月14日、衆議院を通過した。今後、参議院に送られる。成立後施行されれば、システム開発の契約にも影響を与える。 考えられる影響の一つが、完成後のシステムに欠陥が見つかった場合に関するもの。現行法ではユーザー企業はITベンダーからの引き渡し後1年以内に、欠陥の修正などを求める必要がある。改正案では欠陥があると気付いてから1年以内にITベンダーに通知すれば、通知後5年以内は修正、報酬の減額、損害賠償などを求められるとしている。 システム開発の委託契約形態である「請負」や「準委任」にも影響が及ぶ。現行法では請負の場合、ITベンダーはユーザー企業に対してプログラムなどの成果物を完成させる義務を負う。ユーザー企業はその成果に対して報酬を支払う。一方の準委任ではITベンダーはユーザー企業に特定業務の提供を約束する。成果物の完成義務につ

    民法改正案が衆議院通過、システムの開発契約などにも影響
  • 首都高更新の注目現場「1号羽田線」を大公開

    首都高速道路会社は5月30日、総事業費約1000億円を投じて更新する高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋め立て部)の工事現場を報道陣に公開した。既に作業構台や迂回路の工事が進んでおり、来年の秋ごろから上り線の撤去に着手する。

    首都高更新の注目現場「1号羽田線」を大公開
  • 「俵山トンネル崩落」、12km歩いて見た現場

    マグニチュード(M)7.3を記録した熊地震の震から1週間がたった4月23日、筆者は日経コンストラクションの取材班第2陣として、熊県西原村にいた。構造物被害の全貌が次第に明らかになるなか、一つだけ一般の報道では確認できない被害情報があった。俵山トンネルの「崩落」だ。 震後、阿蘇大橋の崩落と同じく、俵山トンネルの被害も何度か耳にしたが、現場の状況を映像や写真で見る機会はなかった。崩落と一口に言っても、被害状況は様々だ。覆工コンクリートの表面がはく落したのか、トンネルが圧壊したのか、現地入り当初は詳細が全く分からなかった。 自分の目で被害状況を確かめるために、23日は早朝から俵山トンネルのある県道28号へ向かった。トンネルのかなり手前で車は通行止めということは、事前の情報で明らかになっていた。 県道28号の車両通行止め付近に到着してからスマートフォンで調べると、俵山トンネルまでは6km以

    「俵山トンネル崩落」、12km歩いて見た現場
  • 止まらないOCRの進化、江戸時代のくずし字攻略が目の前に

    約2カ月前、あるニュースに目が釘付けになった。凸版印刷が、江戸時代以前のくずし字を自動解読し、テキストデータ化する「くずし字OCR」なる技術を開発した、というのだ。多くの人にとっては日常的なニュースの一つかもしれない。しかし、大学時代に日史を専攻・研究していた筆者にとっては驚くべき事態だ。 くずし字は、そう簡単に読めるものではない。少なくとも筆者はマスターできなかった。いくらテクノロジーの進化が日進月歩とはいえ、OCRで自動解読できるとは、にわかに信じがたいことだ。真相を探るべく、凸版印刷に向かった。出迎えてくれたのは、同社情報コミュニケーション事業部の大澤留次郎氏と山純子氏だ(写真)。

    止まらないOCRの進化、江戸時代のくずし字攻略が目の前に
  • 松尾和也の脱!なんちゃって省エネ住宅

    松尾設計室代表、パッシブハウスジャパン理事。1975年兵庫県生まれ、98年九州大学建築学科卒業(熱環境工学専攻)。日建築家協会(JIA)登録建築家、一級建築士、APECアーキテクト(写真:日経ホームビルダー) 断熱~気密~パッシブと進化する工務店の省エネ住宅 年間数十社を対象に設計セミナーで工務店にアドバイスをする筆者の松尾和也さん。意欲的な工務店が、つまずく点をいくつも見てきました。連載の最終回は、工務店がなかなか実現できない五つの課題を挙げていただきます。そのうえで、どのようなステップアップを経て省エネ住宅を実現するかを解説してもらいます。 2016.11.18 激減するエアコンの「再熱除湿」 「家庭用エアコンのドライ運転は冷房運転より省エネ」と思っている一般の人は多いようです。しかし、省エネに詳しい専門家の間では、ドライ運転の方がエネルギーを消費するというのが“常識”でした。ドライ

    松尾和也の脱!なんちゃって省エネ住宅
  • 新国立競技場、コンペ審査の“激論”が明らかに

    2012年秋に実施された新国立競技場の基計画の国際デザイン・コンクールの詳細な選考過程がようやく明らかになった。事業主体である日スポーツ振興センターが5月30日、報告書をウェブサイト上で公表した。

    新国立競技場、コンペ審査の“激論”が明らかに
  • 横浜駅大改造を縮小、線路上空には建てない

    駅前棟と線路上空棟、鶴屋町棟の3棟としていた当初計画の建物を、駅前棟と鶴屋町棟の2棟に減らした。これは、東日大震災前に立てた当初計画を見直した結果だ。JR東日は13年6月、横浜市が開催した会合で、「安全性を高めた構造とするために、建物全体を縮小する方向で検討中」と表明していた。同年12月には事業主体から東京急行電鉄が撤退し、JR東日に一化した(関連記事:どうなる横浜駅大改造、西口はJRに一化)。 駅前棟は延べ面積を当初計画の約13万6000m2から、約9万4000m2へと4万2000m2縮小した。高さは約180mから約135mに引き下げ、地上部分を33階から26階に変更した。

    横浜駅大改造を縮小、線路上空には建てない
  • 多摩ニュータウンの建て替えプロジェクトが完成

    東京建物と東京建物不動産販売が手がけたマンション「Brillia(ブリリア)多摩ニュータウン」(東京都多摩市)が完成し、11月に入居が始まる。

    多摩ニュータウンの建て替えプロジェクトが完成
    blackspring
    blackspring 2013/10/31
     1971年に建築した「諏訪2丁目住宅」を東京建物がマンション円滑化法を利用して建て替え。地上5階建、全23棟、総戸数640戸 → 地上11~14階建、総戸数1249戸(分譲戸数684戸)、全7棟のマンションに。
  • 「巨大すぎる」、槇文彦氏らが新国立競技場に異論

    10月11日夜、日青年館(東京都新宿区)が異様な熱気に包まれた。「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」と題するシンポジウムが開催されたのだ。パネリストを務めた建築家の槇文彦氏らからどのような発言が飛び出すか、注目が集まった。

    「巨大すぎる」、槇文彦氏らが新国立競技場に異論
    blackspring
    blackspring 2013/10/31
     「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」@日本青年館 2013.10.11 「この日のシンポジウムは、建て替え計画について、槇氏の論文をもとに問題提起し、議論を深める目的で開催」
  • 新国立競技場を問うシンポ、槇氏の問題提起受け10月11日に〈追加情報あり〉

    「濃密な歴史を持つ風致地区になぜこのような巨大な施設をつくらなければならないのか」──。建築家の槇文彦氏が日建築家協会(JIA)の会報「JIA MAGAZINE 295号(8月号)」に寄稿した文章が話題を呼んでいる。国立競技場に隣接する東京体育館の設計者である槇氏が新国立競技場の国際コンペに参加しなかった理由や、施設のプログラムに対する疑問を記した1万字を超える文章だ。槇氏の問題提起を受け、建築家の有志で構成する新国立競技場を考えるシンポジウム実行委員会は、10月11日に東京都新宿区の日青年館中ホールでシンポジウム「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」を開催する。 名 称:シンポジウム「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」 パネリスト:槇文彦、陣内秀信、宮台真司、古市徹雄(兼進行) 日 時:2013年10月11日(金)18:00~20:00 場 所:日青年

    新国立競技場を問うシンポ、槇氏の問題提起受け10月11日に〈追加情報あり〉
    blackspring
    blackspring 2013/10/31
     槇文彦の問題提起を全文掲載 → 「特別寄稿 新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20130912/632051/?P=2
  • キユーピーの網目模様で巨大構造

    プレキャストコンクリート(PCa)の格子で、1フロア6000m2の巨大空間を包み込む――。構造材と外装材を兼ねる格子状の「殻」を、どうやって美しく施工するか。施工者に難題が突き付けられた。 現場はキユーピー仙川工場の跡地。研究所やグループ会社のオフィスなどを集約した施設に建て替える計画だ。建て替え後の建物は、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)の地下1階、地上5階建て。1フロア面積は約6000m2で、都内最大級を誇る。日建設計が設計を、大成建設が施工を担当している。

    キユーピーの網目模様で巨大構造
  • 被災地発:あの建築はどうなった(4)、北上川運河交流館

    旧北上川の河口から北に4kmほどの川沿いにある「北上川運河交流館 水の洞窟」(宮城県石巻市水押、設計:隈研吾建築都市設計事務所)を訪ねた。川は大きく蛇行しており、川の長さでいうと8kmほど河口から離れているが、津波はこの施設の目前まで及んでいた。

    被災地発:あの建築はどうなった(4)、北上川運河交流館
    blackspring
    blackspring 2011/04/12
     「外観に一部クラックが入っている程度で、大きな被害は出ていない」「デザインの特徴でもある屋上の遊歩道は、舗石が大きくずれ、でこぼこに」
  • 被災地発:あの建築はどうなった(3)、石巻市石ノ森萬画館

    津波の直撃を受けた宮城県石巻市の石ノ森萬画館を4月1日に訪れた。石巻駅から東へ約1km、旧北上川の中洲(石巻市中瀬2-7)に建つ。宮城県出身の漫画家、石ノ森章太郎氏の記念館だ。

    被災地発:あの建築はどうなった(3)、石巻市石ノ森萬画館
    blackspring
    blackspring 2011/04/12
     石巻市石ノ森萬画館、旧石巻ハリストス正教会教会堂(1978年の宮城県沖地震で被災し、現在地に移築・復元された。津波による損傷は激しいが、この状況で外形を留めている)
  • 特報:メディアテークの天井崩落、吊りボルトの破断が判明

    ケンプラッツで既報の通り、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区、2000年竣工)は震災で7階の天井パネルが落下した。3月26日に伊東豊雄建築設計事務所が現地を調査した結果、吊りボルトの金物の一部が破断するなどしていたことが判明した。構造体に明らかな被害はなかった。

    特報:メディアテークの天井崩落、吊りボルトの破断が判明
  • 特報:せんだいメディアテークは天井崩落、宮城大調査

    3月11日に起こった東日巨大地震で震度6弱を記録した仙台市北部。宮城大学は周辺の被災状況を調査し、3月15日、日建築学会の災害情報収集支援室に報告した。同大事業構想学部デザイン情報学科の竹内泰・准教授が研究室の学生らと連携し、3月13日から15日にかけて仙台市北部の青葉区と泉区を中心に調査してまとめたものだ。震災間もない市内の様子がうかがえる。

    特報:せんだいメディアテークは天井崩落、宮城大調査
  • 特報:あの建築はどうなった(2)、仙台市北部・塩釜市

    建築専門雑誌などに取り上げられた建物や、地域のシンボル的な建物の被害状況を、地元の建築関係者の協力を得て調査した。第2回は仙台市北部と、同市の東方向にある塩釜市。

    特報:あの建築はどうなった(2)、仙台市北部・塩釜市
    blackspring
    blackspring 2011/04/12
     仙台市科学館、ふれあいエスプ塩竈、菅野美術館
  • 特報:あの建築はどうなった(1)、仙台市中心部

    建築専門雑誌などに取り上げられた建物や、地域のシンボル的な建物の被害状況を、地元の建築関係者の協力を得て調査した。初回は仙台の中心部。

    特報:あの建築はどうなった(1)、仙台市中心部
    blackspring
    blackspring 2011/04/12
     宮城県美術館(本館・佐藤忠良記念館)、せんだいメディアテーク、SS30、仙台文学館、仙台市科学館
  • 日本の集合住宅はなぜ残らないのか?

    前川国男らが設計に参加し、初期の公団集合住宅として評価が高い「阿佐ヶ谷住宅」(東京都杉並区)を取り壊して、再開発する計画が進んでいる。旧同潤会のアパートも、「上野下アパート」(東京都台東区)の1カ所を除き、すべて姿を消してしまった。日では古い集合住宅がなぜ残らないのか。国内外の集合住宅に詳しい大月敏雄・東京大学准教授に考察してもらった。

    日本の集合住宅はなぜ残らないのか?
  • ムダと一緒に捨てたもの

    怖い話を聞いた。某大メーカーの幹部が雑誌をパラパラとめくっていたら、大口取引先であるメーカーの広告が載っていた。さっそくその幹部はそのメーカーを訪ね、「いやあ結構なことですな、このご時勢に広告をお出しになる余裕があって」と皮肉ったらしい。そう言われた中堅メーカーでは即日、広告出稿を停止したという。 業績不振で広告宣伝費を大幅に削減している大手メーカーの心証を悪くしたくないという配慮であろう。「余裕があるとみられたら、必ずや厳しく値下げを求められる」という現実的な理由もある。とにもかくにも、大切な顧客に「余裕がある」と見られてはならないのである。 かく言う私だって、上の人から「みんな忙しそうなのに、君は余裕だねぇ」などと言われたら、その瞬間からものすごく忙しそうなフリをして「いやぁ、ヘラヘラしているように見えるかもしれませんが実はすごく大変なんでして」とか、思いつく限りの悲壮ネタを披露するこ

    ムダと一緒に捨てたもの
    blackspring
    blackspring 2010/05/26
     問屋は物流と在庫の二大業務に加えて重要な機能として企画・アートディレクションなどを担っていた。また、零細事業主である作家や工房を資金的にサポートし、景気の緩衝材となるという裏機能もあった。
  • 「日本刀」 第1話 『最も強く、美しい武器』 - 産業動向 - Tech-On!

    刀匠、河内國平(かわちくにひら)が製作した太刀。日刀は茎(なかご)の表に作者名、裏に製作年月日の銘を切る。刃長二尺(約60cm)以上の大型の日刀には、刃を下にして腰に吊るす太刀と、刃を上にして腰に差す刀がある。(撮影:宮田昌彦) 日刀は武器という名の、このうえなく美しい「道具」である。 かつて使い手は、これを手に敵と戦った。その時代には、日刀の出来がそのまま自分の生死に関わっていた。いや自分だけではない。自身の肉親や家族、友人、そして仲間たちを守る生命線だったのである。そんな切実な要求と大きな需要は、多くの優秀な作り手を生み出すことになり、実際に名作と呼ばれる数々の日刀が生み出されていった。その中には、偶然に名品となり得たものもあったかもしれない。それをも経験として取り込み、濃密な試行錯誤を繰り返すうちに日刀は様式を獲得し、工人たちによって一つのメソッドとしての基製法が確立さ

    「日本刀」 第1話 『最も強く、美しい武器』 - 産業動向 - Tech-On!