福士有二 日立製作所 情報・通信グループ プロジェクトマネジメント統括推進本部 データ設計の肝になるのは,データの最小単位であるデータ項目と,データ項目のまとまりと関連を示した論理データ・モデルである。画面設計や業務プロセス設計より先に設計作業を進め,追加や変更がある場合は速やかに対処することが肝心である。 図6に示したのが,データ設計で作成する設計書とその関係である。大きく分けて「(1)設計基準作成」「(2)データ項目設計」「(3)データベース論理設計」という三つのステップがあり,全部で8種類の設計書を作成する。要件定義で作成した「業務用語集」「概念データ・モデル」「データフロー図(DFD)」を用意しておこう。図7と照らし合わせて読んでほしい。
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