©2015 Mythos Film Produktions GmbH & Co. 映画『帰ってきたヒトラー』:気になったらマスト観るべし! ナチスドイツドイツ映画河出書房新社帰ってきたヒトラーギャガ第三帝国民主主義クリストフ・マリア・ヘルプスト難民問題極右台頭戦後ドイツ 前回記事で少しご紹介した、映画版『帰ってきたヒトラー』。 観る前に原作小説を読むべきか、観てから読むべきか、あるいは読まなくてもおっけーか? 1945年、死の瞬間にタイムスリップして現代に蘇ったヒトラーが社会を侵食して行くという大筋では同じはずだが… と、そのあたりが気になる方もいらっしゃると思います。結論を言いますと、 片方でも大丈夫だが、両方味わえば滋養分4倍。順序は問わない! なのです。 原作小説は、基本的にヒトラーの内面描写、というか、「ヒトラーの主観フィルタを通した」一人称の世界描写の連なりで成立しています。そこ