数字に見るヨーロッパの躍進 今夏、日本で開催された2006FIBA(International Basketball Federation)バスケットボール世界選手権は、スペインの初優勝で幕を閉じた。準優勝も同じヨーロッパのギリシャが輝く一方、アメリカは2002年インディアナポリス世界選手権、2004年アテネ五輪に続き金メダルに手が届かず、3位に終わった。プロ選手(NBA:National Basketball Association)“ドリームチーム”が初参加し、平均43.7点差をつけて圧勝した1992年バルセロナ五輪から14年。世界のバスケットボールの勢力図は、どのように変わってきたのだろう。せっかくの日本開催を機に、考えてみたい。 今大会のベスト8に注目すると、3位アメリカ・4位アルゼンチン以外は全てヨーロッパのチームだった。参加24カ国のうちヨーロッパは9チーム(大陸枠6チーム、