暗礁に乗り上げるTPP 1月24日、安倍首相は衆参両院本会議で施政方針演説を行い、今国会を「好循環実現国会」と位置づけた。 企業の収益を、雇用の拡大や所得の上昇につなげる。それが、消費の増加を通じて、さらなる景気回復につながる。この「経済の好循環」で、デフレを脱却しようと言うのである。 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)については、国家百年の計と位置づけ、同盟国でもある米国と共に交渉をリードし、アジア・太平洋に一つの経済圏を創るとした。 菅直人元首相が「開国」と叫んでTPPへの参加検討を表明して以来、一貫して反対運動を続けてきた一人として、今年はまさに正念場である。 一つの経済圏を創るとは、ルールを同じにしてヒト・モノ・カネが自由に移動出来るようにするということである。実質的に国境がなくなり、日本は超大国アメリカに飲み込まれる。 安い輸入品が入ってくれば、デフレ圧力は強くなる。安い労働
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