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書評に関するbrink004のブックマーク (245)

  • その”時代錯誤”は戦略なのか? 『イスラム国 テロリストが国家を作るとき』 - HONZ

    我々日人にとって、中東という地域は直視することが難しい存在である。欧米的なフィルターを通して見ることも多いため、馴染み深い価値観との違いにばかり目が向い、不可解で危険な存在と断定してしまうことも多いだろう。 書のテーマとなっている「イスラム国」という存在についても、数多くの残虐な振る舞いがニュースやソーシャルメディアを通して喧伝され、その当の姿を我々は知らない。だが我々が彼らの歴史を知っている以上に、彼らは我々の歴史をよく知っているようだ。 これらのバイアスを一度リセットし、むしろ我々にとって既知なるものとの類似性を対比することで評価を定めて行こうとするのが、書『イスラム国 テロリストが国家を作るとき』である。 著者はテロ・ファイナンスを専門とする女性エコノミスト。そのような専門領域があったこと自体驚きなのだが、そこに行き着くまでの彼女のエピソードも面白い。かつて幼なじみの友達がテ

    その”時代錯誤”は戦略なのか? 『イスラム国 テロリストが国家を作るとき』 - HONZ
  • 『「戦場体験」を受け継ぐということ』書評 兵士の体験を丹念に聞きとる|好書好日

    「戦場体験」を受け継ぐということ ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて 著者:遠藤 美幸 出版社:高文研 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション 「戦場体験」を受け継ぐということ―ビルマルートの拉孟全滅戦の生存者を尋ね歩いて [著]遠藤美幸 1944年6月、拉孟(らもう)(中国雲南地方の要衝)の日軍守備隊1300人と中国の正規軍4万人余との間で、100日間に及ぶ攻防戦が始まった。守備隊は9月に全滅した。 その苛酷(かこく)な戦闘で生き残った兵士たちの体験を丹念に聞きとり、まとめているこの書には、特筆すべき3点の重い意味がある。(1)戦場体験を聞く真摯(しんし)な姿勢(2)個の証言を客観化、俯瞰(ふかん)化する検証能力(3)戦場体験(非日常)へのこだわり。この3点は聞きとりの要諦(ようてい)である。著者はまず自らの来歴を語る。客室乗務員時代にたまたま日航OBの生存兵士と知りあっ

    『「戦場体験」を受け継ぐということ』書評 兵士の体験を丹念に聞きとる|好書好日
  • 山野井泰史「アルピニズムと死」書評 死の危険漂う妥協なき人生|好書好日

    アルピニズムと死 僕が登り続けてこられた理由 (ヤマケイ新書) 著者:山野井 泰史 出版社:山と溪谷社 ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション アルピニズムと死―僕が登り続けてこられた理由 [著]山野井泰史 山野井泰史が日登山史上、最も傑出したクライマーであることに異論をはさむ者はいないだろう。単純な登攀(とうはん)技術なら彼より優れている者が何人かいる。しかし彼ほど死の危険を漂わせた者はいない。登山とは死の危険なるものが優劣の尺度になる唯一の行為であり、彼が傑出しているのは生き残っているからである。書は短いだが、山野井泰史が過去四十年間の登山活動で邂逅(かいこう)した死の経歴をつづったような内容になっていて、私は顔を強張(こわば)らせ、手に汗をにじませながら通読した。 最初に語られるのは中学生の時に千葉の鋸(のこぎり)山の小さな岩壁で体験した墜落のことだ。この時、登攀に行き詰ま

    山野井泰史「アルピニズムと死」書評 死の危険漂う妥協なき人生|好書好日
  • 脚本家・岡田惠和さん「ドラマのセリフを書くときは、原作マンガの世界観とキャラクターに愛情を持って同化したい」◆屋根の上のマンガ読み | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

  • bukupe.com - bukupe リソースおよび情報

  • 『かぜの科学:もっとも身近な病の生態』 祝!文庫化記念。 - HONZ

    人は一生に平均200回の風邪をひくという。しかし予防薬もなければ特効薬だって現れない。もし一発で風邪が治る薬が発明されたら、それだけでノーベル賞ものなのだそうだ。風邪の一種だと思われていたインフルエンザはワクチンもでき、治療薬も数種類見つかっているのに、ポピュラーな風邪はどうして治せないの? そもそも風邪ってどんな病気で、もし罹ってしまったらどうするのが正しいのか?日の中だけでも民間伝承も多いが、果たして世界はどんな治療法を行っているのだろう、という疑問にサイエンスライターが挑んだ。 さて、書は2011年2月に出版された単行を文庫化したものだ。実はその年の1月にHONZの前身である「のキュレーター勉強会」が発足した。この会は成毛眞ブログの募集によってはじまり、半年の勉強会を経てHONZへと移行したのだ。 当初、勉強会ということもあり課題図書を設けていた。『かぜの科学』はその4回目の

    『かぜの科学:もっとも身近な病の生態』 祝!文庫化記念。 - HONZ
  • 日本はなぜ開戦に踏み切ったか : 池田信夫 blog

    2012年07月09日12:04 カテゴリはなぜ開戦に踏み切ったか 国会事故調の報告書は非科学的であるばかりでなく、社会科学的にも幼稚だ。問題が経済学でおなじみのregulatory captureだとすれば、対策は簡単である。監視機関の独立性を強化して徹底的に規制すればよい。「原子力規制庁」をめぐる議論も、もっぱらこういう規制強化論だが、私はほとんど効果がないと思う。 それは日の組織の欠陥が、規制当局の命令を業者が実行しないという(経済学の想定する)プリンシパル・エージェント問題にはないからだ。サラリーマンならよく知っているように、日の大企業の意思決定の特徴は、小さな問題から先に決め、大きな問題を先送りすることだ。書は、これを両論併記と非決定という言葉で要約している。 日の組織には最終決定権者がいないため、みんなの合意が得やすい小さな問題については何回も打ち合わせして入念

    日本はなぜ開戦に踏み切ったか : 池田信夫 blog
  • 玉砕はなぜ生まれたのか - 『未完のファシズム』

    未完のファシズム: 「持たざる国」日の運命 (新潮選書) 著者:片山 杜秀 販売元:新潮社 (2012-05-25) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★★ 先週紹介した橘玲氏のように日人は「無宗教」だとか「合理的」だとかいう通俗的な日人論は多いが、日人が合理的なら、かつての戦争で「天皇陛下バンザイ」と叫んで玉砕するバンザイ突撃のような狂信的な作戦で世界を震撼させたのはなぜか――書はこの謎に見事に答えている。 日軍は日清・日露戦争までは「まぐれ当たり」で勝ったために自己の力を過信し、太平洋戦争まで暴走してしまった、という解説がよくあるが、その間には第1次大戦があった。これはそれまでの地域紛争とは質的に異なる総力戦であり、そこで勝敗を決するのは動員できる物資の量だから、日のような「持たざる国」がアメリカのような「持てる国」に勝つことは不可能である。 これを誰よりもよく理解

    玉砕はなぜ生まれたのか - 『未完のファシズム』
  • 昭和陸軍の軌跡 : 池田信夫 blog

    2012年09月18日12:40 カテゴリ 昭和陸軍の軌跡 きょうは満州事変の発端となった柳条湖事件から81年目である。一般には満州事変は軍中央の承認を得ないで関東軍が暴走したものとみられているが、書はこの通説を否定する。その4年前の1927年に「一夕会」と呼ばれる陸軍将校の集会で「帝国自存のため、満蒙に完全なる政治的勢力を確立するを要す」という申し合わせが行なわれていたのだ。 1931年6月には「満蒙問題解決方針の大綱」が決定され、武力行使の方針が示唆されていた。これを決定したのは一夕会の中心だった永田鉄山軍事課長や東條英機編成動員課長であり、彼らは関東軍参謀の石原莞爾と連携していた。9月18日の柳条湖事件そのものは軍中央の事前の了解を得ていなかったが、陸軍省は翌日ただちに参謀部との合同首脳会議を開き、即座に関東軍の出動を承認し、増派まで決定した。その後、若槻内閣も陸軍の方針を承認

    昭和陸軍の軌跡 : 池田信夫 blog
  • 門外不出のノウハウが本になっちゃった!広島お好み焼き完全マスター本

    広島ニュース お好み焼きを開業する人たちおよそ4000人にノウハウを伝授してきた「先生」が手がけた、「広島お好み焼完全マスター-お好み焼きを知る7つの章-」が発売となりました。お好み焼き通は必見の1冊。 広島のソウルフード、お好み焼きお好み焼き店を開業する人たちにノウハウを伝授してきた “先生”が手がけた、 広島お好み焼完全マスター-お好み焼きを知る7つの章- が発売となりました。 Photo by 広島お好み焼完全マスター お好み焼を知る7つの章/ザ・メディアジョン このを手掛けたのは、お好み焼きを広く世界に普及させるために設立された お好み焼きアカデミーの理事で「WoodEggお好み焼館(広島市西区)」の館長も務める松氏。 WoodEggではお好み焼き屋さんの開業を開業ノウハウ・実技面のサポートをしており、ここで4000名のお好み焼き研究生を育てたという彼の知識と技がこ

    門外不出のノウハウが本になっちゃった!広島お好み焼き完全マスター本
  • 2014年 HONZ 今年の1冊、そして年末年始に読む本 - HONZ

    12月も押し詰まった26日の金曜日。多くの会社では仕事納めで一杯飲んで帰るのが普通だろうに、HONZはこの日を忘年会にした。すべて遠藤陽子の陰謀である。その上、B&Bに話をつけて、なんと公開忘年会という暴挙を企画。年の瀬の忙しい時にひとなんか集まらないだろう、と思っていたが、蓋を開ければ50席は満席。ご来場のみなさま、誠にありがとうございました。 メンバーの何人かは仕事や出張、あるいはリア充のライブなどで欠席だったが、久しぶりにたくさん集合。成毛や仲野などはその前から集合してすでに結構飲んでいる様子だ。前の仕事がおして、開演ギリギリに飛び込んだ私が座ると同時に、公開忘年会は始まった。 例年、12月31日に発表している「今年の1冊」を発表、その後、年末年始で読む紹介していく。内容まで紹介していると年が明けてしまうので、書名だけで失礼します。(それでも長いです、すみません…) まずは「今年の

    2014年 HONZ 今年の1冊、そして年末年始に読む本 - HONZ
  • 東京大学出版会『統計学入門』は入門を一通り終えた人におすすめ|Colorless Green Ideas

    東京大学出版会から出ている『基礎統計学I 統計学入門』というがある。 東京大学教養学部統計学教室〔編〕 (1991). 『基礎統計学I 統計学入門』 東京:東京大学出版会. このは、統計を学ぶ際によくすすめられる一冊である。例えば、ウェブ上にある記事で、『統計学入門』を挙げているものに以下のようなものがある。 2014年春版:ビジネスにおけるデータ分析のプロを目指すなら揃えておくべき12冊(銀座で働くData Scientistのブログ) 一年で身に付ける!Rと統計学・機械学習の4ステップ(iAnalysis ~おとうさんの解析日記~) 統計分析を学ぶための書籍20選(XICA-Labs データ・統計分析研究所) それでは、なぜこのはすすめられるのだろうか? そして、どういう人がこのを読むべきなのだろうか? タイトルに『統計学入門』とあるように、統計の初心者にとって良いなのだろう

    東京大学出版会『統計学入門』は入門を一通り終えた人におすすめ|Colorless Green Ideas
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    シリアスとギャグのバランスが絶妙な『銀魂』面白さと入りやすさはど... 2018年09月27日 ギャグが好きな人、思いっきり笑いたい人は、シリアス長編エピソードの間に挟まれるギャグ編がオススメ。私は読者投票によるキャラクターランキングの結果発表後、ランキング結果を変えようとするキャラクター...

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  • 年末年始に読みたい「経済がわかる」新書・文庫 - 日本経済新聞

    広告や書評に載っていたのタイトルを見て興味を持ったが、多忙な日々の中で、今まで読めていない。年末年始の休みにまとめて読み、フォローしておきたい――。そんな要望に応え、2014年に出版され、話題になった「経済がわかる」新書・文庫をご紹介する。■「資主義論」「資主義」そのものを正面から論じる著書の出版が目立ったのが今年の特徴の一つ。水野和夫著『資主義の終焉と歴史の危機』は代表選手といえる。

    年末年始に読みたい「経済がわかる」新書・文庫 - 日本経済新聞
  • 面白かった本2014 - phaの日記

    今年読んで面白かったを書きとめておきます。今年もたくさん面白いが読めて幸せだった。 中国化する日 増補版 日中「文明の衝突」一千年史 (文春文庫) 作者: 與那覇潤出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (18件) を見る 與那覇潤「中国化する日」は今年一番面白かったかも。「中国に日が侵略される」みたいな話では全くなくて、1200年前からの日歴史を「中国化」と「江戸時代化」というキーワードでたどる中国化=身分や土地などの縛りがない自由競争。競争に負けた奴は特に保護しない。その代わりセーフティーネットとして宗族(親族)での助け合いが強い。そうしたシステムは1200年前の宋の時代に成立して今までずっと続いている。 江戸時代化=イエとかムラとか定められた場所で大人しく上に従っているなら最低限わしてくれるけど、あま

    面白かった本2014 - phaの日記
  • 「バトル少年カズヤ」に関する記事 | オモコロ

    バトル少年カズヤの記事 並び替え:新着順 新着順 古い順 人気順 記事広告 2016.09.27 『バトル少年カズヤ』発売に寄せて 中川ホメオパシー 特集 2016.07.07 「バトル少年カズヤ 最終話」 中川ホメオパシー 特集 2016.05.31 「バトル少年カズヤ 第44話」 中川ホメオパシー 特集 2016.04.01 「バトル少年カズヤ 第43話」 中川ホメオパシー 特集 2015.12.25 「バトル少年カズヤ 第42話」 中川ホメオパシー 特集 2015.11.25 「バトル少年カズヤ 第41話」 中川ホメオパシー 特集 2015.10.28 「バトル少年カズヤ 第40話」 中川ホメオパシー 特集 2015.09.25 「バトル少年カズヤ 第0話」 中川ホメオパシー 特集 2015.08.26 「バトル少年カズヤ 第39話」 中川ホメオパシー 特集 2015.07.27 「

    「バトル少年カズヤ」に関する記事 | オモコロ
    brink004
    brink004 2014/12/31
    ホントにこの漫画は狂ってるよ。でも面白い。
  • 【2014年ベスト本】本当におすすめしたい21冊をまとめたよ - ぐるりみち。

    “人は自分の見たいものしか見ない”とは、どこぞの賢人*1が語った言葉らしい。そりゃそうだ。アホみたいに情報とコンテンツで溢れかえっている「インターネット」なんて存在も今はあるくらいだし、多くのものを見て聞いて咀嚼して判断するのは面倒だ。全てを見ようにも脳のスペックが間に合わないのだから、結局は何かを選ばざるを得ない。 ……ということは、「ネットには何でもある!」という言説も一面的にはウソになる。いろんな人の意見を参照するのがかったるいから、特定の有識者の主張を鵜呑みにし、いつも同じサイトを情報源として、何かよく分からない話には耳を貸さない。だって、情報量が多すぎるんだもの。見えないものを見ようとして望遠鏡を覗きこむ?やめとけ、目が潰れるぞ。 そう、何でもは見えない。見えているものだけ。 ──そんな話題を取り上げていたが、今年発売の『弱いつながり』(東浩紀著)だったように思う。その中では「

    【2014年ベスト本】本当におすすめしたい21冊をまとめたよ - ぐるりみち。
  • 面白くて繰り返し読める歴史関連本10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    繰り返し読める10冊を挙げてみます このブログを運営するにあたってというのもあるんですが、ぼくはだいたい年間で100冊くらいを読みます。 高校生のころからかなり真面目にを読み始めたのですが、印象に残ったり、大きく考え方や行動に影響を与えたり、繰り返し読めるというのは限られています。 今回は、これまで読んできた中で、特に面白くて繰り返し読める歴史関連10冊を紹介したいと思います。 1. アーロン収容所 会田雄次 アーロン収容所 (中公文庫) posted with カエレバ 会田 雄次 中央公論社 1973-11-10 Amazonで購入 楽天市場で購入 第二次世界大戦後、現在のミャンマーで英軍の捕虜になった筆者の、捕虜中の生活が中心に語られた伝記。 日軍捕虜の実情を知る上での貴重な証言であると同時に、 イギリス人、インド人、ミャンマー人、ネパール・グルカ兵、そして日人の行動様

    面白くて繰り返し読める歴史関連本10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • http://red.ap.teacup.com/yosoikisamitto/258.html

    brink004
    brink004 2014/12/30
    満月エンドロールはよい作品です。
  • 【2014年最高の奇書】不食のすすめ。 - いばや通信

    「人はべなくても生きることができる」ー それを証明するために、私がべない実験を開始したのは、2001年の7月のことでした。実をいうと、なぜこんな無謀なことを始めたのか、自分でもよくわかりませんでした。 私が2014年最大の名著であると睨んでいる「べない人たち」の中で、著者のひとりである山田鷹夫さんは述べている。山田さんは私と同じ新潟県の出身で、過去に無人島で130日間(!)一切の物を摂らずに元気溌剌で無事に帰還し、「人はべなくても生きることができる」ことを実証した。 私は「不」という言葉があることさえ知らなかった。だからこそ、日だけでも何もべないで生きる人達が少なからず存在しているという事実は、極めて衝撃的だった。山田さんは「不」という概念の生みの親でもあり、同時に、実践者でもある。共著者でもあるべない弁護士・秋山佳胤さんも述べている。 不とは、べるのをがまんするこ

    【2014年最高の奇書】不食のすすめ。 - いばや通信
    brink004
    brink004 2014/12/24
    本当に生きていけるのだろうか???興味はある