欧米を中心に報告が相次ぐ「サル痘」。感染が確認された人は世界で5000人を超えました。 韓国やシンガポール、台湾でも感染者が確認されています。日本にも入ってくるおそれはありワクチンや治療薬の準備も進められています。 WHO=世界保健機関は現時点では「公衆衛生上の緊急事態」にはあたらないとしましたが、今後、新型コロナと同じように警戒が必要な感染症になるのか。私たちはどう対応していけばいいのか。これまでにわかってきたことをまとめました(2022年7月4日現在)。 「感染拡大の傾向 今後も続く」WHO事務局長 「サル痘の感染拡大の傾向は今後も続きそうだ。ウイルスが定着し、子どもや免疫不全者、妊婦などに移行しないか懸念している」WHOのテドロス事務局長は6月29日の会見で危機感を示しました。 サル痘の感染が確認された人は増加が続いています。 アメリカのCDC=疾病対策センターのまとめによりますと、