アフリカ西部マリの首都バマコで20日朝(日本時間同日午後)、武装集団が高級ホテル「ラディソンブル」に押し入り、銃を乱射した。多数の外国人を含む宿泊客約140人と従業員約30人が人質になり、軍治安部隊が突入した。AFP通信によると、現場で少なくとも18人の遺体が見つかったという。 マリの治安相は記者会見で「もう人質はいない。引き続き襲撃犯を追跡している」と述べた。作戦は、米仏の特殊部隊が支援した。13日のパリ同時テロと今回の事件の関係は不明だ。 マリは旧フランス領。フランスは、マリ北部で活動するイスラム武装勢力を掃討するため、2013年1月から軍事介入している。 AFP通信などによると、武装集団は午前7時ごろ四輪駆動車で現れ、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」などと叫びながら発砲し、押し入った。マリ軍司令官によると、イスラム教の聖典コーランを暗唱できるか試された宿泊客もいたという。 外国人