衆院選(8月30日投開票)で前公明党幹事長の冬柴鉄三氏と新党日本代表の田中康夫氏が激突する兵庫8区(兵庫県尼崎市)で、連合兵庫が、民主党が支援する田中氏を支持しない方針を決めた。 社民党公認で立候補を予定する新人の市来伴子氏を支持するが、選挙期間中の支援活動は加盟する各労組に任せるとしており、事実上の自主投票となる見通し。4日の執行委員会で正式決定する。 田中氏が以前、連合兵庫が賛成していた神戸空港建設に対し、強く反対したことから、組織内に抵抗感が強いためとみられる。 田中氏はこうした対応について、「それぞれお考えがあってのことだと思う」とした上で、「尼崎から日本の疲弊した制度を改める『改国』の考えは、一人ひとりにご理解いただけると信じている」として草の根運動を強調する。 一方、冬柴氏の陣営幹部は労組票の分散について、「神戸空港であれだけ対立すれば、当然の結果。ただ、向こうの動きに一喜一憂