地元での街頭演説後、支持者と握手する麻生首相=6日夕、福岡県飯塚市、河合博司撮影 6日に首相就任後初のお国入りを果たした麻生首相を待っていたのは、ふるさとの市民の熱狂的な声援だった。内閣支持率が低迷を続けていることが信じられないほどの歓迎ぶりに、首相は満面の笑みを浮かべた。 「タロウ、タロウ――」 福岡県飯塚市中心部の商店街に近い広場を埋めた支持者約7千人の「太郎コール」に迎えられ、遊説用の車の上に上がった首相は「麻生太郎、帰ってきました」と第一声。割れんばかりの拍手と歓声がわき起こった。 「筑豊の底力」などと描かれた横断幕やのぼりが目立つ会場は、飯塚山笠の出陣式と同じだが、後援会幹部の一人は「山笠よりもはるかに多い人出だ」と驚きを隠さなかった。 会場にいた飯塚市上三緒の農業奥野美代子さん(67)は「最近は自民党内がぐちゃぐちゃしていて、(衆院選の投票先は)どうしようかと思ってい