新型インフルエンザワクチンについて、国民から厚生労働省に寄せられた意見は、優先接種の対象者に保育関係者や受験生を加えてほしいとの要望が多いことがわかった。 厚労省は集まった意見や専門家の見解を参考に、月内に優先接種の最終案をまとめる予定。 厚労省は今月4日、ワクチンの優先接種について〈1〉医療従事者〈2〉妊婦・持病がある人〈3〉1歳から就学前の小児〈4〉0〜1歳未満の乳児の両親――の計1900万人に順番に接種し、その後、小中高校生と高齢者計3500万人に打つとする案を示していた。 厚労省によると、この案に対する意見は、13日までの1週間に4345件が寄せられた。最も多かったのが、優先接種対象者の「家族」や「新たな職種・グループ」を加えてほしいとする声で1848件。具体的には「保育関係者」が341件と首位で、次いで「受験生」(200件)だった。厚労省は「都市部の場合、保育関係者は乳幼児と接す