会談する沖縄県の仲井真弘多知事(左)と菅直人首相=2日午前、首相官邸、飯塚悟撮影 菅直人首相は2日午前、先月28日の沖縄県知事選で再選された仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事と首相官邸で会談した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、仲井真氏は公約に掲げた「県外移設」を求めた。首相は、同県名護市辺野古に移設する日米合意の実現に向けて説得を目指すが、見通しは厳しい。 仙谷由人官房長官も同席した。首相は6月23日に沖縄全戦没者追悼式に出席した際、仲井真氏と昼食を共にしており、両氏が本格的に意見を交換するのはそれ以来となる。 仙谷氏は2日の会談を前に、記者会見で「知事選後に初めて会うということなので、雑談程度なのか、これからどうやっていこうということなのか、ざっくばらんに話をしてみたい」と語った。 普天間問題をめぐり、仲井真氏はかつて条件付きで辺野古移設を容認。知事選でも、県