「金属魂」的、FinePix X100のある生活(金属と皮の濃密な関係):矢野渉の「金属魂」的、デジカメ試用記(1/3 ページ) ポチっとやっちまった もう絶対に買ってやるぞ、と意気込んでいたわけではないのだ、FinePix X100は。たまたま富士フイルム本社での取材に同行する機会があり、最終プロトタイプに触れた後も正直気持ちは高ぶらなかった。レンズ交換ができないしなぁとか、ライカなどに比べるとトップカバーのマグネシウム合金は重厚感に欠けるよな、とかマイナスな部分ばかりをあげつらっていた。 光学ファインダーとEVFの切り替えができるハイブリッドビューファインダーは確かに素晴らしい。富士フイルムにしかできない発想と、技術力があってこそ実現できたものだろう。ただ、心に引っ掛っていたのは富士フイルムの商品企画の方が言っていた「昔自分の親が大事にしていたカメラをイメージしてもらって、若い世代にも