自民党の国会対策委員会が農林水産省などに、民主党から資料要求があった際は事前に自民党側に相談するよう求めていた問題で、自民党国対が、全府省に対して相談するよう求めていたことが3日、明らかになった。同党の村田吉隆国対筆頭副委員長が各府省の官房長に直接指示していた。野党側は「自民党による事前検閲」と反発している。 村田国対副委員長によると、野党の各府省への資料請求が膨大な量に上ることから、資料請求のあり方などについて自民党国対として民主党側にルール作りを申し入れている。このため、実態把握の観点から9月12日に各府省の官房長に「ルール作りのために実態把握が必要なので相談してほしい」と求めたという。内閣総務官室も自民党国対の意向を受け、各府省の国会担当者に指示していた。 農水省はこれを受けて9月12日付で「野党からの資料要求には、各省庁限りの判断で資料を提出することは厳に慎み、自民党の国対筆頭副委