久々の会心作「Xperia X10」を出したSony Ericsson。Xperia X10ブームに乗って業績も上向きはじめた。4月16日に発表した2010年第1四半期(1~3月期)決算で同社は5四半期ぶりに黒字転換を果たし、景気回復期に向けて幸先のよいスタートを切った。 Sony Ericssonは日本のソニーと最大手通信機器メーカーのEricsson(スウェーデン)の合弁会社である。英国に籍を置き、成熟市場の欧州が主要な市場となる。世界シェアは第4位。日本ではこのところ、au向けのCDMA2000対応機が中心だったが、NTTドコモが4月1日にXperia X10の国内モデルである「Xperia(SO-01B)」を発売。ドコモ端末としては「SO906i」「SO706i」以来、約2年ぶりの登場となっただけではなく、Android OS搭載などの話題性もあって、好調な出だしを迎えたようだ。