著者プロフィール:新崎幸夫 南カリフォルニア大学のMBA(ビジネススクール)在学中。映像関連の新興Webメディアに興味をもち、映画産業の本場・ロサンゼルスでメディアビジネスを学ぶ。専門分野はモバイル・ブロードバンドだが、著作権や通信行政など複数のテーマを幅広く取材する。 一般的にMBAホルダーは、在学中も卒業後も「財務諸表をにらみながら」いろいろな分析をすることが多い。今回は、携帯3キャリアの第3四半期決算が出揃ったということで、少しばかり“MBA的”な分析をしてみよう。 使用したデータはそれぞれNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの決算短信及び有価証券報告書から取得したもの。いずれの企業も会計年度が終わっていないため、LTM(Last Twelve Month:直近12カ月である2007年1月~12月の実績値)ベースで評価した。 財務諸表だけ見ればドコモの圧勝 まずは、3社の時価総額を比
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