こぐまは後輩指導が苦手っす。 元々自分は底辺の人間なので、 人に教えるよな器じゃないってのは昔からわかってたので、 塾講も家庭教師もやらなかったし。 でも、自分が U 師匠に心血注いで育ててもらったのだから、 その御恩は、後輩達に返していかないといけないと思ってて、 まあ機会があれば、こんな私でよければ、と思って、 がんばって引き受けることにしている。 神童は、3人目の弟子なんだけど、 本当にがんばってくれていて(もちろんアメリカレベルでの話だが)、 純粋に、彼女と仕事することができて非常にうれしい。 彼女の話を聞いていると、 こぐまの予想に反して 「神童」やるのは決して華やかな人生ではないというのがわかってきた。 この国では、飛び級は広く認知されているから 「出る杭は打たれる」的な事はない、と こぐまはそう思っていたのだが、 そうではないらしい。 一番問題なのは、若い故になめられる、とい