2012年3月23日の厚生労働省の発表では、発症者数1567人と2011年10月から3倍以上になり、このうち呼吸困難や意識不明になるなどの重症者が172人にも上ったという「(旧)茶のしずく石鹸」のアレルギー発症問題。現在は、集団訴訟の動きも注目されている。もちろん、食品の小麦アレルギーは以前から取り上げられることもあったが、食品以外の小麦アレルギーがこれほどクローズアップされたことはなかっただろう。とはいえ、このことがきっかけで、小麦アレルギーが、改めてビジネスパーソンからも注目されるようになった。 筆者の住む米国でも、小麦の食物アレルギーはポピュラーだ。 卵、ピーナッツと共に小麦は「8大アレルゲン」の1つであり、ウィートフリー(Wheat-free/小麦除去)食品もほかのアレルゲン除去食品とともに以前から販売されている。ところがここ数年、ウィートフリーに代わるような形でグルテンフリー(G
おとなの男は素材で勝負、だからこそ最初の一枚は「紬」がいい 着物は白生地に織った後に色柄を染色する「後染め」と、白い糸を染めてから布に織り上げる「先染め」とに大別される。 泉二さんが最初の一枚に推すのは、「先染め」に分類される紬だ。 紬は「真綿系」と「生糸系」とに分けられる。真綿系は、繭をほぐした真綿から紡いだ糸で織った紬。生糸系は、繭から直接引き出した生糸で織る紬だ。「前者は柔らかく優しい質感、後者は吸い付くような肌触りと光沢が身上。風合いは異なりますが、いずれもおとなの男性にふさわしい高級感があり、着込むうちに生地が体になじむ感覚を味わえます」(泉二さん)。 生地に張りがあって着付けが楽、なおかつ着崩れしにくいこと、汚れがつきにくいことも紬の利点だ。 色はどう選ぶか。泉二さんが勧めるのは、よく着るスーツの色に合わせること。「スーツの色はオーソドックスなものが多く、飽きにくい。また、洋服
料金は入会金200円、1時間600円~(10:00~18:00の場合)。ドリンクバー付きの料金で、別料金でビール、ハイボール、お菓子もあり。歌うことに専念するため、食事のメニューはない。カラオケ機種は「LIVEDAM」と「CROSSO」の2種類。LIVEDAMでは受付で販売している専用ディスク(1000円)を購入して録音が可能(1枚に3曲)。CROSSOはカメラで動画を撮ってサイトに投稿し、他の投稿ビデオとデュエットなどもできる(画像クリックで拡大) 日本初のひとりカラオケ専門店「ワンカラ神田駅前店」が好調だ。同店を運営するコシダカ(群馬県前橋市)の吉田利幸さんによると、2011年11月末に開店後、年末年始のピーク時には正午の開店から10分で満室となり、最長4時間待ちに。現在は開店時間を朝10時に繰り上げたが、会員制のため年明けもリピーターが多く、週末や平日の午後は平均1~2時間待ちだとか
TwitterやFacebookの躍進に刺激を受け、2011年は国内でもネットベンチャーの動きが急速に活発化した。彼らに投資するベンチャーキャピタルも増え、この勢いは2012年も持続しそうだ。 一方で懸念材料もある。ネットベンチャーがバブル的な活況を呈している米国・西海岸では、単なるウェブアプリケーションやソーシャルツールというだけでは、もはや注目を集めるのが難しくなっている。新規に投資の決まる案件の多くは、B2Bのマーケティングツールであったり、アプリ開発のためのプラットフォームであったりと、コンシューマー向けの簡易なサービスとは一線を画したものが増えている。単に「ソーシャル」「クラウド」と名乗るだけでは足りず、明確な差別化要素を備え、成長プランのはっきり見えるサービスでなければ大成功するのは難しくなっている。
みそのヒット商品として記憶に新しいのは、09年に発売された液状タイプのだし入り生みそ「液みそ」(マルコメ)。通常の生みそに比べて溶かす手間がなく、ペットボトル入りなので冷蔵庫での保管がしやすいことなどが受け、すでにシリーズ合計で700万本以上が売れている。 だが、みそ業界全体を見渡すと、市場ここ数年微減傾向にある。記録的な猛暑となった昨年は、市場全体でマイナス約3%という結果だった。外食を控えて家で食事をする“巣ごもり”生活が定着した半面、「家庭で作る料理が多様化したことで、みそ汁を飲むシーンが減っている」(業界関係者)という。 しかし、ここにきてみそに再び脚光が集まりつつある。塩やしょうゆのような定番調味料として使える顆粒タイプや、男性向けの“ガッツリ系”、パン食に合うコンソメ味のインスタントみそ汁など、新感覚のみそが次々に登場。まさに、液みそ以来の“みそ革命”が起きようとしている。東日
急成長の陰で「けん」に何が起こっているのか? 2年前、あるグルメ雑誌の覆面調査企画で、ファミレス5社の比較記事が掲載されたことがある。その記事のステーキ部門とハンバーグ部門の両方で、著名な大手ファミレスをおさえて評価最上位にランク付けられていたのが、「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」であった。 2006年創業のエムグラントフードサービス社が運営するこのファミレスは、長い店舗名の通り、ステーキとハンバーグをメインに、食事を注文すると食べ放題のサラダバーが必ずつくというのが、基本的なメニューである。 雑誌記事が出た頃の店舗数はまだ首都圏を中心に30店前後、売上高は48億円だった。ところがわずか2年で急成長を遂げ、2011年度末でとんかつなど他業態も含め、売上見込みは225億円、創業以来オープンさせた店舗数は177店舗と、一大外食チェーンへと発展している。 実はこの2年間の急成長の一方で、
今回ご登場いただくのは、6月8日にファーストアルバム『近藤夏子1』がリリースされた、シンガー・ソングライターの近藤夏子さん。昨年4月にメジャーデビューを果たしてから1年あまり。最近はテレビやラジオでの露出も増えてきた近藤さんを直撃した。 近藤夏子(こんどう・なつこ) 1985年生まれ。島根県出身、大阪府大阪市在住。 「関西ガールズスタイルexp.」の読者モデルを経て、2010年4月21日、「『リアルでゴメン…』」でメジャーデビュー。インディーズ時代に作曲した「リハーサル」がテレビ東京系のアニメ「クロスゲーム(2009年4月~2010年3月)」のエンディングに採用され(第40~49話)、注目を集めた。動画投稿サイトにアップされたPVはネットで話題に。現在も、歌手としての活動に加え、さまざまな雑誌に読者モデルとして登場している。(画像クリックで拡大) ■ オフィシャルサイト ■ ワーナーミュー
本コラムでは流行や社会現象の裏にあるメカニズムに光をあてていく。今回は牛丼戦争をとりあげたい。 2011年の年明け早々、牛丼3社がそろって値下げキャンペーンに踏み切った。1月11日からの7日間、吉野家では111周年記念謝恩セールとして牛丼並盛りを380円から270円に値下げ。競合のすき家は同じ日程で280円の並盛を250円に、松屋フーズも牛めしの並を320円から240円にすることで対抗した。 キャンペーンが終わった今でも、牛丼チェーンの安値は変わらない。吉野家は焼き豆腐や糸こんにゃくの入った牛鍋丼を開発して280円の価格設定で販売を始めたことで、今や牛丼3社どこでも200円台で食事ができる状況である。 これだけの価格戦争が起きれば各社とも疲弊しそうなものだが、実はそうでもない。この戦争には「値下げを仕掛けると儲かる」というメカニズムが内包されているからだ。それを説明するのが今回のコラムの狙
「ベベカラコル ナチュラリゼ」3129円。毎日のお手入れの最後に顔に塗るだけという、シンプルな使用法も人気の秘密(画像クリックで拡大) 植物や食品の成分が配合された化粧品は珍しくないが、「カタツムリの粘液を使った美容クリーム」と聞くと、少々ギョッとする人も多いのではないだろうか。 テレビや口コミから火が付き、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで売れているのが、「カタツムリクリーム」だ。メーカーによっていくつかの種類があるが、そのうちのひとつ「ベベカラコル ナチュラリゼ」は、発売から2カ月経った現在、約6万個を売り上げている。そもそも、「カタツムリクリーム」が、どうして化粧品として製品化されるに至ったのか。事の起こりは、南米チリにあるカタツムリ養殖場。そこで働く人々の手が驚くほどキレイなうえに、ケガをした際の治癒も早いことが、化粧品会社の注目を集めた。研究の結果、カタツムリの粘液に含まれている成分にその
イオン子会社で幼児向け屋内遊戯施設などを展開するイオンファンタジーが12月18日、新業態店舗「ファンタジーキッズーナ」(以下、キッズーナ)1号店を大宮サティ店(埼玉県さいたま市)にオープンする。 体を使って遊べる幼児向け屋内遊戯施設は、ボーネルンドが運営する「KID-O-KID(キドキド)」やファンタジーリゾートが運営する「ファンタジーキッズリゾート」などがあり、ショッピングセンター(SC)を中心に導入が増えている。同社でも「ファンタジースキッズガーデン」という業態で55店舗(2010年11月末現在)を展開している。 「幼児(2~7歳)の母親を対象に調査したところ、『公園や空き地で健康的に遊ばせたい』というニーズが高い一方、『公園は安全・安心だと思わない』という声も多かった」(イオンファンタジー)という。 そこで同社では、親子が安心して過ごせる“室内公園”の実験店舗という位置づけで同業態を
「HOTデシュラン」6980円。0\.5合から最大1\.4合までご飯が炊け、炊き込みご飯やおかゆも調理可能(画像クリックで拡大) 琳聡堂(東京都板橋区)から、いつでもどこでも炊きたてご飯が食べられる炊飯機能付きの弁当箱「HOTデシュラン」が今年5月末に発売された。記録的な猛暑という“逆風”にもかかわらず、発売後3カ月で約1万個も売れるヒット商品となっている。 使い方は簡単。おかずケースにおかずだけを詰めて持参し、会社や学校に着いたら本体に無洗米と水をセット。あとは昼休み30分前に炊飯スイッチを入れるだけ。炊飯時に出る蒸気でおかずケースが加熱され、炊きたてご飯と熱々のおかずが同時に食べられる。おかずケースは特殊な作りになっているので、おかずは蒸気で湿ることなくじっくり加熱される。おかずケースに具を入れれば、職場で熱々のカレーや牛丼も食べられる。 同社によるとによると、弁当箱としてよりむしろ、
皮むき、種取りから調理まで、製造はすべて手作業。今後は桃グリーンカレーなど、さまざまなバリエーションを開発予定だとか。桃カレー、葡萄カレー、ともに価格は630円(画像クリックで拡大) 山梨県の農家が作った「桃カレー」が、県内のパーキングエリアや土産物屋、インターネットショップを中心に人気を集めている。販売元はROOTS(甲府市)。同社の代表取締役、手塚優さんは、自身の家も代々続く桃農家だ。 「地元の若手農家を活性化し、全国に『山梨県は桃の産地』、というイメージを広く伝えたい」(手塚さん)という思いから、桃を使った特産品の開発を決意。その後、何の商品を開発するか悩んでいたが、料理店を営む友人のひと言から、「桃を使ったカレー」というアイデアに行き着いたという。 しかし、開発までの道のりは楽ではなかった。手塚さんは、かつて東京で営業をやっていた経験はあるものの、食品開発に関するノウハウは皆無。地
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