The Federal Reserve building in Washington, DC. Photographer: Win McNamee/Getty Images 米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレが根強く続く中で政策金利が想定より高くなることが、市場参加者やオブザーバーの間では金融安定に対する最大の脅威とみなされていると指摘した。 FRBは19日に公表した半期に一度の金融安定報告で、「根強いインフレ圧力によって金融政策スタンスが想定より景気抑制的となることが、引き続きリスクとして最も多く挙げられた」と記した。 また昨年10月の前回報告の公表以降、「銀行セクターは総じて健全性かつ強靱(きょうじん)さを維持しており、大半の銀行が引き続き規制要件を大幅に上回る資本水準を報告している」としつつ、「入手可能なデータによれば、ヘッジファンドによるレバレッジは歴史的な水準に拡大。主に