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storyに関するcatfistのブックマーク (31)

  • 清水マリコ『ハートレス/ハートフル』

    読んだ。何か書きたくなったがとりとめがなくなったのでここに書き散らす。 一言で作を述べるなら性の呪縛ということになる。これまで清水がMF文庫で発表してきた作品にはあまり濃厚に描かれなかった,肉体と精神の性が主題として扱われる。いやもちろんわかっている,これまでも【少女】がテーマだったじゃないかと言うのだろう。ここは微妙な点なので慎重にいきたい。清水が扱ってきた【少女】とは,性を免除された特権階級だ。性がもたらす束縛から自由。そして,もちろん大人=生産者になることも要求されない永遠の消費者。これは,たとえば「セックスする女」「労働する女」「産み育てる女」といった像と照応させれば明らかだろう。モラトリアムを言うなら別に【少年】でもよさそうなものだが,あまりうまくない。少年はセックスに怯える必要がなく,労働が自己承認に直結する。これらを免除されることに肯定的な含意はない。他方,少女には【少女】

    清水マリコ『ハートレス/ハートフル』
  • The Red Diptych

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  • 散録イリノイア - FC2 BLOG パスワード認証

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  • 浮気物語の共通骨格 - レジデント初期研修用資料

    2ちゃんねるのまとめサイトには、定期的に、「浮気物語」とでも形容するしかない、 「結婚相手が浮気して、それが発覚して離婚に至った元夫の書き込み」が登場する。 書き込みはたいてい、発端から別離に至までの物語になっていて、 その都度共感的な返信が列を連ねて、「はてなブックマーク」が30程度から、多いときだと100ぐらいつく。 共通事項がある 2つ仮定する。 2ちゃんねるの書き込みは、基的に創作、あるいは脚色を加えた経験談である 「浮気物語」自体は、恐らくは似たような物語が定期的に書き込まれていて、人気のあるものだけが浮上して、「まとめサイト」に補足される 掲示板世間での生存競争というか、ある種の淘汰を受けた結果として、人気のある浮気物語と、 人気のでなかった浮気物語が存在していて、恐らくは「同情されやすい浮気物語の構造」とでもいうべきものが、 淘汰の結果として、生み出されているような気がする

  • 新人漫画家向き - オタク商品研究所plus

    某編集さんのお話 「ストーリーを描きたいと言ってくる作家はいりません」 そんな事とは思ってましたが、はっきり言われると衝撃的。 「魅力的なキャラクターだけ描ければ良いんです。最近のマンガがつまらないのはそのキャラクターがパクリだからですよ」 その人の持論によると 「人生にストーリー無し、キャラ(人)が生きているのみ」 とのことで、充分根拠のある発言です。新人に対するアドバイスは 「キャラを動かしてれば充分ストーリーっぽくなるので、キャラの事ばっかり考えると良い。パクリキャラは全部捨てなさい」 というお話でした。個人的には納得しかねるとこですが、これもまた一理と言うことで。

    新人漫画家向き - オタク商品研究所plus
  • オタク商品研究所plus: ストーリーなんかいりません

    私はバキバキのストーリー主導主義者なので、「ストーリーなどいらない」とか言われると、思わずカッとなって論戦を挑みたくなるところですが、どうにもいろいろ台所事情があるらしいのです。 その一つは、週刊誌であっても「読者が前回の話を覚えていない」ので、結局「分からない話」よりかは「何か面白いことをやってる話」に人気が集中するという現実。 ストーリーをやりたいという人間ほど、絵がおろそか~というか、丁寧だが魅力のないキャラ絵なので、どうにもならないという事情。プラス読み切り単位で面白い話を書ける人間が極端に少ないこと。 編集会議通すにも、その場にいる人間に「このキャラならまた読みたい」と思わせるのが重要なので、オチもできていないストーリーではプッシュ出来ない等の事情があるそうな。 個人的には最近の原作アニメがことごとく駄目なのは、物語が無い掛け合いばかりだと思ってるので、あんまり「キャラ命!」を真

    オタク商品研究所plus: ストーリーなんかいりません
  • キャラクター論 - オタク商品研究所plus

    最近某ベテラン脚家の方とお話しさせていただく機会があったので「キャラクターありき」という風潮について伺ってみました。 「それは東映のやり方だね」 映画業界では「東映式」「東宝式」というのがあって、大衆演劇の流れを汲みオチが決まっているのが東映式。オチが読めないのが東宝式と言われています。 「つまり、不況なので強いスター(キャラ)が欲しいと言うことだね。プロデューサー的に言うなら、それは命がけで欲しいものだから、新人に「スターを作れ(キャラを書け)」と厳命するのは、興行(エンタテインメント業界)の叫びみたいなものだよ。パクリは駄目だというのは、どっかのプロデューサーの薫陶受けてるね。しょっちゃったら(キャラクターを借りた物は)生きない」 でもそれの繰り返しになったら、作家が疲弊しませんか? という話をしたら 「確かにスターには役の呪いが掛かる。書き手(脚家)もうんざりする。でもそれは後か

    キャラクター論 - オタク商品研究所plus
  • たけくまメモ : 『テヅカ・イズ・デッドを読む』補足

    『テヅカ・イズ・デッドを読む(2)』のコメント欄で、マローさんが次のようなコメントを投稿されました。 《思いつきですが・・・強いライバルが次から次へとというジャンプスタイルって、かつて手塚先生がライバル視していた福井英一さんのスタイルのような気がするのですが・・・いやイガグリくんとか知らないのであくまで推測なんですけど。》(マロー) これへのレスを書いていたら、長文になり、しかも重要な内容を含んだと思いましたので、改めてエントリとして独立させます。 >マローさま 闘いの連続でストーリーを構成する作劇は、俗に「御前試合もの」(または「十番勝負もの」)といって、大衆文芸でははるか以前からあるものです(おそらく江戸時代から)。お殿様の御前で、諸国の豪傑が次々に試合をし、誰が「天下一」かを競うというもので、実は伝統的な娯楽のテクニックなのです。 が、これは手塚治虫の近代的なドラマツルギーとは全く対

  • 異端として生きる類型 「ライブ・ア・ライブ」の物語機能的再考

    異端として生きる類型 「ライブ・ア・ライブ」の物語機能的再考 0 今更の能書き (すっとばして文へ) 「ライブ・ア・ライブ」評である「おとぎ話を越えて」は、このサイトの出発点になった文章だ。 (こっちを先に見てしまった人には申し訳ないのだけれど、以下の文章は「おとぎ話を越えて」を踏まえたものだったりするので、よかったら先にそっちを見てみてください。そこまで関心が持てるかどうかは、この「0 今更の能書き」で判断していただければ幸いです。ちなみに未プレイの方には申し訳ないのだけれど、どちらもネタバレどころの話ではありません。ネタバレなしにこのゲームを評価するのは難しいけれど、だからといってプレイせずに結末を知ってしまうのでは伝わらない重みもある、そんなゲームでした) 当時、ライブ中世編のエンディングに衝撃を受け、このゲームをどう評価したらよいのかについてずいぶんと考えさせられていた。だが、

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    絵の超初心者ド下手くそ人間が、20日間絵を描いて感じたこと わたしは、「文の人」だ。絵を描くのは大の苦手。 そんなわたしが、ひょんなことから絵を描き始めた。 そうしたらおもしろくなって約20日間、なにがしかを描きつづけている。 未知の領域での挑戦は、発見が多い。 また、ここまで絵を描けない人間の挑戦は、あまりネッ…

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  • 『恋空』を読む(3):果たしてそれは「脊髄反射」的なのか――「操作ログ的リアリズム」の読解 | WIRED VISION

    『恋空』を読む(3):果たしてそれは「脊髄反射」的なのか――「操作ログ的リアリズム」の読解 2008年2月14日 ITカルチャー コメント: トラックバック (1) (これまでの濱野智史の情報環境研究ノート」はこちら) ■1. 「脊髄反射」という形容句に注意してみる 前回筆者は、『恋空』のストーリー展開について次のように説明しました。この作品の中の登場人物たちは、しばしば突如として鳴り響くケータイに「脊髄反射」的に反応することによって、いわゆる「内面」を描くような状態――ここで「内面」とは、さしあたり《自分で自分に語りかけ、思考し、問いかけるようなモード》といった意味合いで使っていますが――を中断させられてしまっている、と。つまりこの作品は、「内面主導型」ではなく「ケータイ主導型」の展開を見せているというわけです。 さて、ここで「脊髄反射」という語句を筆者は用いましたが、それは故なきことで

    catfist
    catfist 2008/03/02
    ケータイ操作に対するリテラシーを介すると、それほど脊髄反射的でも支離滅裂でもない。この説明はよくわかる
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20080102

  • 考察『ひぐらしのなく頃に』はミステリと言えるのか? - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    言えます。 いやー、なんだか蒸し返すようで申し訳ないですけれど講談社BOXの『ひぐらしのなく頃に』を読みおわったときにひぐらしは(格)ミステリなのか論争に終止符を打ちうるクリティカルな発見をしました*1。 と言うわけで、ざっくりと『ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編』までのネタバレを行いつつ、『ひぐらし』をミステリという観点から見直してみたいと思います。未読の方はご注意ください。『ひぐらし』に触れる予定はないけれど、ミステリとして興味を持っている方は引き続きどうぞ。それでは「続きを読む」までは『ひぐらし』という作品をざっと紹介します。 ひぐらしのなく頃に祭(通常版) 出版社/メーカー: アルケミストメディア: Video Game購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (157件) を見る『ひぐらし』は「出題編」とされる、 ・鬼隠し編 ・綿流し編 ・祟殺し編 ・暇潰し編 と「解

    考察『ひぐらしのなく頃に』はミステリと言えるのか? - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜
  • 『マブラヴオルタネイティヴ』 その6 冥夜があれほど気高く見えるわけ/虚偽問題に騙されるな! | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    『マブラヴオルタネイティヴ』 その6 冥夜があれほど気高く見えるわけ/虚偽問題に騙されるな! | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために アージュ マブラヴ オルタネイティヴ(全年齢版) 評価:★★★★★5つ 傑作マスターピース (僕的主観:★★★★★5つ傑作) その5の続き ■多選択肢の構造~なんでも選べるというのは当は虚偽なんだ!~それはビルドゥングスロマン(=自己成長)への誘い さきほどいった通常のエロゲーでのA世界・・・・楽園のように感じられる時間の止まった世界での多選択肢群。これは、なんでも選べるのさという相対主義の感覚を表している。しかし、実はこれ自体が虚偽だという告発をこの作品はベースにしている。これほどまでにその感覚の特徴をすべて利用しているにもかかわらず、製作者サイドの込めたメッセージはまったく逆のものなんですよね。まったくかっこいぜっ!アージュ!!。 まず

    『マブラヴオルタネイティヴ』 その6 冥夜があれほど気高く見えるわけ/虚偽問題に騙されるな! | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

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  • アージュが嫌われているわけと、アージュのいい所。 - アセティック・シルバー

    age, エロゲ たしかに面白いことは面白いんだけどさ、結局「序章が終わって編が始まる場面を、いきなりセックスの描写から始めるいやらしさ、気持ち悪さ」がアージュのシナリオの質なんだもんなあ。底の浅い説教と、驚かせりゃ勝ちの一発芸の連続に慣れてくると、だんだん腹立ってくるんですよ。君ら、プレイヤー馬鹿だと思ってんだろと。プレイヤーにショックを与えたり感動させたりするには確かに有効な方法かもしれないけど、とにかく品がないんだよなあ、アージュの演出は。君望一回くらいならともかく、ワンプレイが長いエロゲで毎回あの気持ち悪さを味わうのはしんどいです。「泣けるか泣けないかは問題じゃない」 それは結局、パッケージとしての統一感のなさということに尽きると思うんです。例によってぼくは『君望』一作のことしか語れないわけですけれど、とにかくこの作品にはパッケージとしての「余剰」が多すぎる。 具体的にいえば、

  • 3ToheiLog: かえるところ

    catfist
    catfist 2007/03/29
    ゾロの方向音痴の意味。
  • 3ToheiLog: ボケとツッコミのキャラクタカップリング理論(2)ドラゴンボールの場合

    ボケとツッコミのキャラクタカップリング理論(2)ドラゴンボールの場合 前回に引き続いて、キャラクタのポジショニングのお話。 今回は実戦講座として、ドラゴンボールの分析をして見ます。 ドラゴンボールは由緒正しい「M型ボケ主人公」の王道物語です。 ■復習と補足理論 大まかに前回の内容を復習すると、こんな四通りにキャラクタを分類する仮説理論でした。 復習図 ------------------------------------ 先に、前回の補足理論を足しておきます。 ・MサイドからSサイドへの転向 短期的な転向は「キレる」 長期的な転向は「グレる」と呼ばれます。 ・SサイドからMサイドへの転向 短期的な転向は「なごむ」 長期的な転向は「丸くなる」と呼ばれます。 ・また、SキャラとMキャラでは、話の展開速度や緊迫感に差が出ます。 「スピードのS、まったりのM」と覚えましょう。

  • note of angelus-novus

    ハリイカの焼売と中華炒め ハリイカをよく、見かけるようになりましたよ。生け簀で、泳いでいたものを一杯購入しました 立派な大きな墨袋や肝は冷凍保存して 柔らかな身は季節のお豆、お野菜と合わせて中華の炒めものに。新鮮なにんにくの茎は刻み、香り高く欲そそられますね 下足はミンチにし…

    note of angelus-novus
  • ニュータイプの条件/本文

    序  「地球は人間の条件の体そのものであり、おそらく、人間が努力もせず人工的装置もなしに動き、呼吸のできる住家であるという点で、宇宙でただ一つのものであろう。」アレントは『人間の条件』のプロローグにおいてそう述べ、さらに、「たとえば、想像する限りで人間の条件の最も根的変化というのは、人間が地球から他の遊星に移住することであろう。まったく不可能であるとは言えなくなったこの出来事は、人間が、地球の提供する条件とは根的に異なった人工の条件のもとで生きなければならないということを意味するであろう。そうなれば、労働も仕事も活動も、そして実際私たちが理解しているような思考さえ、もはや意味を持たなくなるだろう。と、記している。  現実には、我々人類は未だその人間の「根的変化」を経た姿にめぐりあったことはないし、アレントが「人間は今も、おそらくは将来も、地球の条件の下に生きるであろう」というように