東京スカイツリーの近くにあり、戦火を逃れた古民家や長屋風の街並みが残る「下町人情キラキラ橘商店街」(東京都墨田区京島)で、若い世代が開業する動きが出始めている。店主の高齢化や後継者不足など厳しい状況は続くが、古民家に魅力を感じる若者が空き店舗を改装し、商店街に新たな風が吹き込まれている。(大島宏一郎)
![新風吹く「下町人情キラキラ橘商店街」 若い世代の開業で活性化 長屋の洋服お直し店、古民家のネパール料理店・・・<街をゆく>:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cee6c623e0daedf87612f6cafa33a07589361394/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F4%2Fa%2Ff%2F3%2F4af3011f7419bcc0b8742688333b5b62_2.jpg)
第2の地元に 「街ing本郷」の長谷川大代表理事【時事通信社】 東京大学を筆頭に多くの大学が立地する東京都文京区の本郷地区では、地元町内会の有志がNPO法人「街ing本郷」(長谷川大代表理事)を設立し、古い木造アパートの空き部屋を地方から上京した学生に賃貸する事業「書生生活」に取り組んでいる。物件の多くは4.5畳程度と狭く、トイレやシャワーは共用。一方、家賃は3万円台からで敷金・礼金は不要と、近隣には家賃7~8万円を超える物件も多い中で、破格の安さだ。 本郷地区は昔ながらの住宅街で、築40年超の木造アパートが少なくない。こうした物件は古さが敬遠されて入居者が集まりにくく、改装しても費用を回収できるか見通せないとして、大家が空室を持て余すケースもある。同NPOはそんな部屋を格安で借り受けることで低額の家賃を実現。今年9月時点で10人の学生が居住している。 書生生活のもう一つの特徴は、地域への
2021年9月28日、国土交通省がマンションの長期修繕計画作成や修繕積立金に関するガイドラインの改訂版を公表した。ガイドラインの内容は来年4月からスタートするマンション管理計画認定制度の認定基準となる予定でもあり、マンション所有者も購入予定者もその概要は知っておきたい。改訂のポイントを見ていこう。 長期修繕計画、修繕積立金は適切なのか 快適なマンション居住のためには、長期修繕計画や修繕積立金が重要であることはいまさら説明する必要もないだろう。しかし、自分の住む(購入しようとする)マンションの長期修繕計画が適切なものなのか、修繕積立金が十分なのかを判断することは難しい。 仮に判断できたとしても、計画の見直しや修繕積立金額の変更には他の所有者の合意を得る必要がある。所有者の多数が賛成しないと話が前に進まない。これがマンション管理の難しい点だ。 これらの問題解決の一助とすべく、長期修繕計画の考え
自分の暮らすまちには本屋がない。「それがこんなにつらいことだったとは」と話すのは、絵ノ本桃子さん。自ら千葉県松戸市の八柱にシェア本屋「せんぱくBookbase」を開いたのも、近くに本屋が増えたらいいなとの思いからだった。本ならネット通販で買えばいいじゃない、という人もいるだろう。でもオンラインとは違って、本屋に足を運ぶことで思いもよらない世界との出会いがあったり、子どもにとっては自分の好きなことを見つけるきっかけになったり。本屋は可能性を秘めた場所でもある。「暮らしの延長上で本に出会えるように」という、絵ノ本さんに話を聞いた。 ■連載【生活圏内で豊かに暮らす】 どこにいても安定した同じものが手に入る今、「豊かな暮らし」とは何でしょうか。どこかの知らない誰かがつくるもの・売るものを、ただ消費するだけではなく、日常で会いに行ける人とモノ・ゴトを通じて共有する時間や感情。自分の生活圏で得られる豊
空き家活用サービス「アキサポ」を手掛けるジェクトワンは12月1日、空き家活用ビジネスのこれまでと今後について話す、記者説明会を開催した。2021年は空き家所有者からの問い合わせが前年度比870%増と大幅にアップしたという。 ジェクトワンは、2009年に設立した不動産会社。住宅、ビル、商業、ホテルなどの総合不動産開発事業のほか、リノベーション事業などを幅広く手掛けている。空き家活用ビジネスについては、設立から8年目のタイミングで「新しい事業を始めたいと思った。当時から空き家は社会問題になっており、それならば空き家を活用する事業をやりたいと考えた」とジェクトワン 代表取締役の大河幹男氏は立ち上げの経緯を話す。 2021年度は、空き家物件情報800件、問い合わせ件数992件、活用実績43件と大きな反響を読んだアキサポだが、スタート当初は空き家の情報が全くなく、情報を集めるためにアルバイトを雇い、
富士見台トンネルは、バーやお味噌汁専門店、おはぎ屋さん……と曜日時間によって個性的な店が営業する、シェア商店。郊外の団地であっても、子育てしながらでもクリエイティブな仕事ができる。個の才能をいかす場をつくりたいという、ある建築家の思いから始まった。 郊外での暮らしを変える「富士見台トンネル」 20代のころ、引越し先を探していて、郊外の団地を見に行ったことがある。すぐにここには住めない、と思ってしまった。スーパーはあるが、夜までやっていそうな飲食店がほとんど見当たらない。一人でふらりと立ち寄れそうなカフェもなかった。 歳を重ねた今なら団地の住みやすさも分かるが、当時は仕事からの帰りも遅く、毎晩料理するのは無理だと思っていたし、何より夜が早いまちはつまらないと思った。 一方、結婚して子育てする時期になると、多くの働く女性がこうした郊外から都心に通う。子どもの送り迎えに満員電車での通勤、帰ってか
東京都国立市がシティプロモーションのために印刷物を作った。それだけならよくある話だが、面白いのは無償の冊子ではなく、書店でも販売できるISBNの付いた新書として作ったということ。しかも、1冊で終わるのではなく、今後シリーズとして定期的に発刊していくという。 これまでに聞いたことのないやり方で世に出た「国立新書」だが、企画がスタートしたのは発刊の約1年前のこと。 「4年前に就任した読書好きの副市長の発案で国立を深く紹介するための書籍を作ろうという計画が持ち上がりました。これまで市が作っていた市民向けの便利手帳は公共施設の使い方や制度の利用法など実用的な内容ばかりで、紹介しきれていない事業が多数あります。また、これまでは事業、施策の背景にある歴史や理念、目指す未来などを紹介する場が全くありませんでした。それを伝える書籍を作ることで市民はもちろん、それ以外にも国立市を広く知っていただくことでシテ
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株価検索 中⑤企画-->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">
リフォーム減税延長へ 中古住宅の活用促進―政府・与党 2021年11月28日07時11分 政府・与党は2022年度税制改正で、住宅のリフォーム(改修)に対する減税措置を延長する方針を固めた。21年末に迎える期限を23年末まで2年間延長する案を軸に調整。全国的に空き家の増加が社会問題となる中、中古住宅の質向上を促し、流通を活性化させる狙い。住宅の省エネ化に向けた断熱改修の減税要件を緩和することも検討する。 賃上げ、住宅ローンが焦点 22年度税制改正、議論本格化―与党 現行制度は、省エネ化やバリアフリー化、耐震化などの工事を行った場合、所得税が減額される仕組み。リフォーム時に組むローンの残高の一定割合を所得税から控除する「ローン型」と、自己資金で改修を行う場合に工事費の一部を控除対象とする「投資型」がある。 ローン型は、一定の要件を満たす省エネや耐久性向上の工事であれば、5年間にわたり年末のロ
代執行宣言文を読み上げ、解体作業に入る足利市職員=栃木県足利市助戸3で2021年11月26日午前9時19分、太田穣撮影 栃木県足利市は26日、空き家対策特別措置法に基づき、30年以上無人となっている同市助戸3の店舗兼住宅を所有者に代わって解体、撤去する行政代執行を始めた。同法に基づく代執行は、所有者不明の場合の略式を含めて同市初という。 市によると、空き家は店舗部分が鉄骨2階建て、住居が木造2階建てで、延べ床面積約620平方メートル。1970年に…
昭和の風情が残る横浜市緑区中山周辺の住宅街で、地主と新住民が協力して空き家を活用し、地域交流を深める取り組み「753(なな・ごー・さん)プロジェクト」を進めている。現在、「Co−coya」(ココヤ)と名付けたコワーキングオフィスを改装中。築六十年の木造住宅を転用しており、天然の素材を使いながら、より開かれた空間に造り変えたいという。(志村彰太) 一連の取り組みはもともと、JR中山駅近くの土地を所有する斎藤好貴さん(59)が始めた。一九九七年、「再開発すれば地域の魅力がなくなる。現状を生かして皆さんに使ってもらおう」と、高台にあった空き家を引き取って多目的スペース「なごみ邸」を開設。春になると庭にあるソメイヨシノの古木が咲き誇る魅力も相まって、演奏会や研修、発表会などに使われるようになった。 周辺では高齢化などで空き家が増加。「カフェを開きたい」「ギャラリーをやりたい」。さまざまな希望を持つ
井の頭(いのかしら)の名は、江戸時代、徳川家光が鷹狩りにこの地を訪れた際、湧水がほとばしるように出ているのを見て命名したものだという。「井」は水の出るところという意味であり、井の頭池は神田川の源流であるから、まさに井の頭の名にふさわしいといえる。 井の頭公園は花見の季節などを中心に一大行楽地として人気であるが、江戸時代からすでに行楽地として親しまれてきた。公園は吉祥寺駅から近いから武蔵野市かと誤解されるが、公園自体は東京都のもの、池の西や北は武蔵野市、南や東が三鷹市である。 井の頭池の南西部には井の頭弁財天があり、そこに至る参道が南に延びているが、弁財天から10mほど急な階段を上らないといけない。階段を上ったあたりが三鷹市井の頭4丁目。最寄り駅は井の頭線井の頭公園駅であり、駅の周辺は井の頭3丁目、2丁目になる。井の頭1丁目は一駅先の三鷹台駅の東側である。このように井の頭という町名は井の頭池
一貫して住宅建設を後押し 日本の住宅政策史を振り返ると、戦前、東京の借家率は7割程度もあり、持ち家層は少数派でした。しかし、戦争で焼け野原になり、地方から大都市に人口が大量に流入し、戦後から高度経済成長期にかけて住宅の数が圧倒的に不足する事態になりました。そこで、国は持ち家政策を積極的に推し進め、1950年に住宅金融公庫を設立、一般の人でも住宅ローンが使えるようにするなど、住宅建設を後押ししました。 高度経済成長期からバブル期にかけて都心の地価高騰で、庶民は購入可能な価格の住宅を求め、居住地の郊外化が進みました。バブル崩壊後、地価下落、不良債権問題を背景にした経済対策の一つとして、建築基準法や都市計画法の改正が行われ、住宅をより大きな規模で建設できるよう規制緩和がなされました。2002年には都市再生特別措置法が施行され、政令で指定した都市再生緊急整備地域では既存の都市計画規制を適用除外でき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く